第147話 お金持ちになって都城でお金を使うならその3
さて、2週にわたってお金持ちになったらシリーズを展開してきましたが今回が結びの章です。
牛肉から始まって旅行や農業と話を進めましたが、次は材木についてです。
都城の周りは山で囲まれていて材木が沢山有ります。
当然この資源を使って建物を建設するのも面白いと思います。
最近はこの分野も技術革新が進み、平屋だけではなくビルも可能だそうです。
まあ、はるか昔に法隆寺のような素晴らしい建築物が出来たのですから、当然といえば当然ですね。(ちなみに法隆寺の木材は今から1300年以上前のものであるとWikipediaにはのっていました。)
さて、最後は「都城第三新東京市計画」です。
エバンゲリオンをご存じの方なら説明は不要ですね。
首都機能の一部を東京から都城に移すという計画です。
今まで説明したように都城は盆地であり、食料が豊かです。
でもそれだけではありません。
盆地ということは地震などが来たときに津波の心配がありません。
台風が来たときに山があるので多少は風圧が弱まります。
それと、これ重要なのですが、都城の盆地の地形のため水が地下に多く溜まっています。
その水はいわばろ過した貴重な飲料水となり、有名な霧島酒造のお酒もこの優良な水が大きな役割を果たしています。
つまり人口が増えても自給自足がしやすい土地、あるいは都市と言えます。
そして、隣には志布志の港があり、他にも鹿児島湾(錦江湾)や宮崎港といった海運も申し分のない状態です。
それと、これは例の10万円のコロナ給付金で触れましたが都城市は行政処理能力が地方の中では高いのでこれも大きなアドバンテージになります。
これは豆知識ですが、都城は明治のある時期、「都城県」として県の中心の行政を担っていた経験があり、こうした歴史的な推移と意識が現在の行政にも生きているのではと個人的には思います。
ローカルな話をここまでしてきましたが、世界に目を移すと例えばアメリカではワシントンDCはアメリカの中では小都市で、ニューヨークのような大都市を首都にはしていません。
また、いくつかの州ではわざと人口の多い都市ではなくコンパクトな街を州都にして行政を管理しています。
ブラジルやオーストラリア、他にも調べれば多くの海外の国で行政が小さな都市にまかされている事例はあるでしょう。
こう考えると「都城第三新東京市計画」は面白い狙いのある計画だと感じます。
中二病的にはすごくそそられる計画です。
ただ、現実にはなぜ西日本なのに東京なの?といった突っ込みをはじめいろいろと問題はありと思いますが。
それともし火山が噴火したらその時はその時だなあとも思います。
(もっとも火山と地震のことを言いだしたら日本全国が対象になるのでどうしようもないですが)
皆様ももしお金持ちになったら自分の住む町をどのように変えてみたいか妄想するのも面白いかもしれませんね。
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