第146話 お金持ちになって都城でお金を使うならその2
最近、総理大臣が農業の自給率を挙げるよう指示を出したという記事を見ました。
都城は盆地であり、水田や畑も多くあります。
もしわたしがお金持ちなら、将来の食糧自給率を上げるために都城に投資します。
実は都城は長年の農業の不振により、働き手が高齢化しています。
言い換えれば若い人が少ないのです。
ですが、そうした流れもいずれ変ると私は思います。
日本の時間給というのは昔はとても高くて、発展途上国と価格競争するのは不可能とさえいえました。
なので、日本で農業をやること自体がもうからないという絶対的な環境の為、農業は衰退の一途をたどっていました。
しかし、世界の環境が大きく変わりました。
中国をはじめ発展途上の国が所得を大幅に増やしたため、人件費も高騰、日本の時給は以前と比べるとほとんど変わっていないために相対的に日本人の人件費は安くなってきました。
それだけではなく、世界的な異常気象で小麦などの農作物の生産量が不安定になりつつあります。
バッタやイナゴの到来や水害、干ばつなどで世界的な生産量が大きく減少する可能性があります。
今はまだ世界的に蓄えがあるので問題にはなっていませんがいずれは不足する可能性があります。
そうなったときには日本政府は金に糸目を付けずに食糧増産を推奨することになるでしょう。
その時に今遊んでいる田んぼや畑をすぐに活用できるように準備する、そのための人材や設備に投資するというのもやってみたいですね。
都城には都会から農業にあこがれてきた若い(といってもおじさんですが)人が少なからずいます。
そうした人々とも協力して農業や畜産業を今よりも更に発展させるというのも魅力的だと思います。
前の章でもふれましたが、都城では鯉が特産物であります。
昔は池を作って育てた家も少なからずあったのですが、これもまた時代の流れで廃れていきました。
でも先ほど触れたように食糧危機になれば動物性たんぱく質も必要です。
もし、牛や豚や鳥といった畜産物を育てる作物が高騰した場合、水があれば育つ鯉は貴重なたんぱく質として出番が回ってくるかもしれません。
さて、お金持ちになったらということで今回はスケールの大きい話をしましたが次はさらに大きな話をしようと思います。
お楽しみに。
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