第141話 日本で歴史上の人物の銅像撤去が起こったら
歴史が、もしもなかったら~♪
日本は、たちまち、凍り付く~♪
都市は枯れ、人は過去を捨て~♪
人はほほえみー、なくすだろう~♪
太陽戦隊サンバルカンの主題歌。ご存じの方どのくらいいるでしょうか。
さらにそのパロディーの愛国戦隊大日本をご存じの方となると相当少ないかと思います(笑)
ですが冗談抜きで日本で歴史上の銅像撤去が起こったらこういうことが起きます。
例えば、仙台なら伊達政宗、米沢と越後であれば上杉謙信と直江兼続、東京なら徳川家康、西郷隆盛、新選組も銅像があるかどうかはともかく影響を受けます。
長野なら真田幸村、名古屋と岐阜なら織田信長、大坂なら豊臣秀吉、滋賀の石田三成、高知の坂本龍馬、熊本の加藤清正、そして鹿児島の島津義久、義弘、挙げればきりがないくらい多くの郷土の歴史的有名人が消されていきます。
何しろ彼らの多くは人殺しですから現代のアメリカやイギリスなどで起こっている基準で考えたら撤去するに十分な訳です。
でもそうなれば、それぞれの郷土の文化も消され、そのことにちなんだ観光や商品、お祭りも消えていきます。
読者の皆様の頭の中もどんどん消されてゆき、歴史についての知識が消えてゆきます。
それだけのものを犠牲にして、得られるものは日本全体からしたらごく一部の人々の満足感とストレス発散です。
そして、その一部の人たちの思想(イデオロギー)がごり押しされ、物言わぬ大部分の人々はその考えや生活様式を強制されることになります。
わたしに言わせればこれはもうディストピアです。
私たちは、民主制という話し合いや選挙によって選ばれた政府のもとで暮らしています。
ですが、もしいま外国で起こっている、あるいは中国で過去に起きた出来事が日本で起きたなら、冗談抜きでただではすみません。
回りくどいとしても、革命やこうした形でのデモ活動によって体制を変えるのではなくあくまで法に則って物事は進めるべきではないか。
私はそう考えます。
今、SNSや一部新聞などのメディアの論調を見るとこれら外国で起きていることを肯定的に見ている人が思ったよりも多く感じます。
少数ではありますが無視できない勢力ではないかと感じます。
読者の皆様には、熟慮の上この問題について決定を下していただければと思います。
もちろん私も不勉強で足りない部分も多くありますので、一つの見方としてご考慮願えればと思います。
少し前に書いた市役所での平和な風景についてもう一度思い返してほしいと思います。
ライフラインや個人情報が管理され、生活をするうえで便利でスマートな環境。
1970年代の中国の文化大革命のような混乱と無秩序も、最近起き今も尾を引くアメリカでの無政府状態も、この平和な日本には必要ない物であり、今の環境は壊すものではなく守っていくべきものではないかと思います。
読者の皆様はどのように思われたでしょうか?
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