第137話 郭隗(かくかい)の野望と憂鬱

皆様、私のPN(ペンネーム)難しいと感じたことはありますか。

実は最近応援してくださったある読者様からなんとお呼びしたらいいですか、

という質問を受けまして今更ながらそうだよなあと思った次第です。


わたし、ではなく郭隗(かくかい)としての野望は島津義弘を大河ドラマにする、あるいは大河ドラマの主軸に戦国島津を出演させることによって九州を、ひいては日本全国を強くて、優しく、しかもしたたかな存在にしたいということです。


そのために、まず出だしとして郭隗(かくかい)のように全国各地から多くの仲間、同志を集めたいといつも願っていました。

そして、「まず隗より始めよ」という言葉は歴史的な意味でふさわしいと思いました。


ちなみにここに受験生や学生の皆様がいますでしょうか。

注意点なのですが、ことわざの「まず隗より始めよ」の意味と私が目指している歴史的意味は多少ニュアンスが違います。


なので、テストでこの設問が出た時には辞書やことわざ辞典で書いてある通りの答えを書いてくださいね。


誤解を恐れずに書くとすれば、「エビで鯛を釣る」というニュアンスで私は郭隗(かくかい)の馬の骨という名前を用いています。

これは後から優れた人材が、自分が参加すればもっとこの戦国島津プロジェクトは

成功するぞと思ってもらうための看板のようなものなのです。


ちなみに馬の骨というのは価値のない物に500金という当時の大金を使うことで宣伝をし、目的の名馬を手に入れるという意味があります

要は優秀な人材を集めるためにあえて価値のない存在に大金を与え優秀な人材が寄ってきやすくしたということです。


とは言え、目的からすると最初に名前が覚えずらいというのは目的と逆なわけでして(冷や汗)改名しようかと考えるぐらい悩みどころではあります。


ただ、遠い遠い目標を、しかもほとんど足場のない一から、あるいはこの小説の題名のようにゼロからはじめるとなると成功者となった当時の※燕という国と昭王の業績にあやかりたいという思いが強く、いつかは伝わるのではないかと思うのです。


まあ、いまから徳川家康とか、劉備玄徳とか改名してもあまりインパクトないですしね。(笑)

いまさらと思うかもしれませんが、今日書いた内容のほとんどは以前の話で取り上げています。ですがもうこの小説も130話を超え、新しい人が一から見るのは大変なのでこうして自己紹介がてら復習してみました。


それと野望について補足しますと、戦国島津という過去を振り返ることで現代の日本に影響を与えるのが目的なので、大河ドラマをやって終わり、あるいは南九州が大河ドラマ効果で2~3年潤ってそれで終わりというようなチャチなことは考えていません。


大河ドラマは単なる通過点です、そこから情報の川がインターネットといった新しい情報の川と合流してより大きな大河となって日本中を駆け巡る、これが目標です。

それに見合う人材となると今までの大河ドラマの産業振興だけでは不足で新しい発想、新しい情報が必要です。


戦国島津の弱点である、資料が少ない、あるいは相対的に知名度が低いというのは現代においては強みになると考えます。

知識や知恵の鉱脈がまだほとんど手つかずであるからです。


今の段階では「大河ドラマ徳川家康」のOPのちょろちょろ水が流れている状態ですがいずれは大河となって海に合流したいものです。


※燕の昭王 中国戦国時代(紀元前300年前後)に活躍、当時の大国「斉」に全土を蹂躙されたことを忘れず、斉への復讐を人生の目標とした。

郭隗(かくかい)や後の名将楽毅など多くの人材を集め、やがて斉の70以上の城のうち残り2つをのぞくすべての城を占領し汚名をそそぐ。


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