第114話 corona wars 3 宮崎にて
2020年3月20日の時点で宮崎県には3人のコロナ陽性の方がいると聞いています。
ゼロではないので怖い面もありますが、今の時点では宝くじで高額賞金を当てるレベルの確率であり、過度な心配は無用と思います。
私の住む都城では比較的冷静な状況で生活ができています。
ほとんど変化はありませんが気づいた点をいくつか記したいと思います。
ます、個人の飲食店で閑散とするところがあり、閉店するお店もありました。
これは消費税増税の時期からその傾向があり、今に至るまでその流れは変わっていないように感じます。
近所のスーパーに行くと鶏むね肉が100グラム38円(税込み)とか豚肉が68円と以前よりも安くなりました。
納豆も多く売れているようですが、品切れということはなくわたしは買うことができました。
皆様ご存じのとおり、不景気ではありますがもし金銭的に余裕がある方はこういう時に普段高くて買えないものでこの時期安くなっている食品やサービスなどを楽しむといいのではと思います。
もちろん、コロナの危険性のある食品やサービスは自己責任ですので、各自の判断で売買する必要はあります。
宮崎の自治体でコロナによる不況対策として面白い試みもありました。
宮崎都農町で小中高の子供1人当たり1万円分の町内限定商品券を配布開始したとのニュースがありました。
これはとても良いアイデアだと個人的には思います。
地方自治体がこうしたことをすれば、そこに住む住民は心強く思います。
景気は「気持ち」であり、みんなが流通に気を配れば今のコロナ不況を乗り切ることができます。
逆に住民が不安になれば景気が悪くなるだけではなく、治安や秩序が崩壊し極端なことを言えば貨幣経済や資本主義そのものが崩壊することもありえるのです。
現に現在のベネズエラではそのようなことが実際に起きています。
私が前の章で地方自治体の金券発行を提案したのはそうした理由もあるのです。
今はそれほど深刻ではありませんが、もしかしたら将来国では対処しきれない不況や治安の悪化が世界のどこかで起きるかもしれず、その中に日本が含まれる可能性もゼロではありません。
そうしたときに地方が国の代わりに経済を守り、治安を保つようにするための一つの方法として金券を発行するのが有効であると私は考えます。
一時的に国が混乱しても地方がしっかりしていれば、いずれ国も立て直すことが容易になります。
たかだか200年前には幕藩体制で日本は成り立っていたのですから、万が一の時でも各地方がしっかりとすることで、災厄を乗り越えられる、私はそう信じています。
宮崎、そして都城は良いところだなあとコロナのニュースを見ながらしみじみと感謝しています。
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