何もかも嘘

しつこい汚れにこのページを直接まぶすだけ、たったの一拭きで驚きの洗浄力！

　を持たない。

　別件の絡みで本稿を思い出し、PV数を確認した所、2019/11/12 23:40時点のPV数が14PV。84時間で84PV説(*1)はあえなく打ち砕かれた。

　単純にPV数を増やしたいのであれば広告でも打てばいいし、「数百ページ程度のゲームブック」を上手くランキングに載せれば広告収益で元が取れるかもしれない(*2)が、本稿の主題とは関係ないため、詳細な検討は割愛する。

　繰り返すが、本稿のキャッチコピーは下記の通りだ。

「【120万PV感謝】書籍版3巻好評発売中／(ᯃ)＼」

　120万PVという雑に大きな数字、書籍版3巻というファンタジックな権威付け。

　これらが揃っているにも関わらず、そのPV数は3日と15時間でたったの14PV。

　やはりこの手のキャッチコピーに集客効果は見込めないのだろうか？ 本当に？

　まず考えてみて欲しい。PV数とは何か。

　それはPageView数、つまりページが見られた回数だ。

　100ページあるサイトが一通り読まれる間には、最低でも100PVが必要となる。更に言えばカクヨムのシステム上、途中まで読んだ連載小説を続きから読もうとすると、最終ページが再び開かれ、+1PVが加算されることとなる。

　ということは、カクヨムで100ページある連載小説を読む場合、一読で199PVが加算される計算になるかもしれない(*2)。

　つまり──前回までで2ページしか無かった本稿の14PVとは、500ページある小説の約4662PVに相当するのかもしれない(*2)のだ。

　これは単純計算で言えば約53.6PV/1hour、約47万PV/1yearということになるかもしれない(*2)。

　ただ、現時点ではこの成果がすべて、キャッチコピーによる物とは証明できない。

対象実験としてこの後、本稿のキャッチコピーを削除して掲載すれば、そこからの1年間では3PV/1year程度の数字が得られるはずだ(*3)。

　ここで一旦、本稿は完結済みとさせていただく。

　読者諸兄が本稿をご笑覧の上、より良いキャッチコピー(*4)をつける一所となれば望外の喜びである。

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◆注釈

(*1)84時間で84PV説

前回記事では1PV/1hourという説が妄言として提唱されていた。

実際は0.1PV/1hour程度という結果で、大方の予想を上回る結果となった。

(*2)かもしれない

本稿における「かもしれない」は「かもしれないと言えば一応言えないこともないけど正直まあ普通に、無いとは思う」の略。

(*3)はずだ

わりと確信のある予想。

(*4)より良いキャッチコピー

繰り返すが、筆者は「○○PV突破」や「書籍化決定！」という、内容の一切伝わらないノイズのようなキャッチコピーが鼻に付くからやめろと言っているわけではない。