深川花六軒太平記

〈参考・紀州編登場人物〉

紀州編の人物紹介です。同じような名前が多いので、あれ？という時の参考にしてください。

◼️二木倫太郎

本編主人公。十歳前後。江戸屋敷より紀伊田辺藩へ向かうこととなる。

◼️安藤申之介

江戸屋敷での倫太郎の学友。

◼️松平左門（松平頼雄（よりかつ））

紀伊徳川家の支藩である、伊予西条藩の世嗣であったが、父頼純（よりずみ）の意向により廃嫡。蟄居（ちっきょ）していた江戸藩邸より、当時紀伊徳川家藩主であった吉宗の招きにより、紀伊田辺に移り住む。

◼️長田小三郎

若年時より左門に仕える伊予西条藩士。

◼️とき、さわ

秋津屋敷の奥女中。

◼️徳川宗直（むねなお）（松平頼政）

兄の廃嫡後、二代伊予西条藩主となり、さらに五代紀伊徳川家藩主吉宗の徳川宗家相続により、六代紀伊徳川家藩主となる。左門の異母弟。幼名は甚太郎。

◼️慧安（えあん）

左門が住う秋津屋敷の上手にある、臨済宗妙心寺派の寺院・宝満寺の僧侶。

◼️篠井児次郎

熊野水軍を祖とする豪族、その首領に連なる若者。倫太郎との関わりも深い。二子の幼児、里哉と音哉の父。

◼️鏑木（かぶらぎ）半兵衛

倫太郎を江戸より紀伊田辺藩領まで送って行った武芸者。元紀州藩士。

◼️源助

鏑木半兵衛の小者。力持ち。