蔓人間とは、なんの暗喩だったのだろう。
そう考えさせられる作品でした。
単純に「こんな仕組みの物の怪の類」と言ってしまえばそうなのでしょうけれども、「濡れ衣」で「増え続けるもの」
「自害の意志」を「無視されてはいけないもの」
なにかこの切り口で、考えたらなんの暗喩なのかがわかるような気がしました。
読んだ後も面白い。
素晴らしい作品だと思いました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
こうまで深く切り込んでくれるとは!書いた側として嬉しい限りです。斬られたら増えるもの、濡れ衣を増殖の手段とするもの、ということで様々な暗喩を練り込んだつもりでしたので、そうして考察してくださると本当にありがたいと思います。素敵なレビューもありがとうございました!
まるで落語を聞いているような感覚に陥りました。
おぞましさを感じる一方、笑える。ホラー? コメディ? ファンタジー?
様々な要素が含まれたハイブリットな作品だと思います。
文章表現も独創的でした!
特に首の落ちた罪人の胴体から樹木が生えるシーン、表現が秀逸でした。
私も2000字程度の短編を一作だけ書いたのですが、
この文字数にしっかりとした起承転結を組み入れる構成力に脱帽です。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
作者からの返信
感想ありがとうございます。
落語はまさしくそのように聞こえるように工夫させていただいて、読者の皆様もそれを汲み取ってくださっている方が多く、作者冥利に尽きるといった具合です。そして表現や構成に関してもお褒めいただきありがとうございます!とても嬉しいです!
面白いですね!
介錯からここまで話が広がるとは……
作者からの返信
感想ありがとうございます。
お褒めいただき光栄です!当初は首を切ると増える人間という発想しかなくて「人の首が飛ぶ機会って何だ…?」と悩んで思い至った次第であります。
めちゃくちゃ面白かったです。
増殖の手段としての介錯。
罪人が増える。
色々と思考が広がる良い読み物でした。
素晴らしい。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
読後になお広がり続ける謎を意識して書いた作品なので、そう言って頂けると嬉しいです。読んだ後に何かを考えてくださるというのは、作者冥利に尽きるというものですので…!