司馬光が甕を割って子供を助けた話(司马光砸缸)

 中国の小学校の教科書によく出てくるお話らしい。


原文:

 司马光七岁,凛然如成人,闻讲左氏春秋,爱之,退为家人讲,即了其大旨。自是手不释书,至不知饥渴寒暑。群儿戏于庭,一儿登瓮,足跌没水中,众皆弃(去),光持石击瓮,(破)之,水迸,儿得活。


拙訳:

 司馬光は七歳にして大人のように物分かりがよく、先生が「春秋」について話すとこれを大変好み、家に帰っても家族にそれについて話し、「春秋」の中身を理解したという。司馬光はこの本(「春秋」)を肌身離さず、飢えや渇き、暑いことや寒いことも忘れて読みふけった。ある日、子供達が庭で遊んでいたとき、ある子供が甕に登って足が滑って(中の)水の中に落っこちてしまった。他の皆が逃げ惑う中、司馬光は石を甕にぶつけて甕を割った。そうすると水が流れ出し、子供は助かった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る