「拉麺記」から4年
4年前、ふざけて偽中国語(というか仮名なし日本語)で小説を書いたら大バズりして、一時的に中国のソーシャルメディアでちょっとした有名人になってしまった。
あれから四年経って、中国の様々な人からコメントや励ましの言葉をいただいた。
しかし残念ながら批判コメントも受け取った。「本当に漢文や漢詩について教養があるわけでもないのただ自分の創作のためにそういうのを利用するのは辱華(=中国を侮辱)している」というコメントが私の心に深く突き刺さってしまい、正直もうそういうものを作る気力がなくなってしまった。
以前もこのエッセイに書いたが、私は高校生のときとても漢文が苦手で、それでもそのあと中国語を勉強した。偽中国語を作ったのは、ただ中国人の方に笑ってほしかっただけで、決してそもそも持っていない教養を見せびらかそうとしたわけでもない。
私が作り出した偽中国語でたくさんの人が笑ってくれたが、それと同時にそう感じない人、そしてそれによって傷つく人もいらっしゃるということは、この作品を公開するべきではないと思い非公開にした。
私は日本と中国の草の根の交流が進むことを願っているし、そのために私が消えるべきだというならそれも仕方ないかな、と思う。
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