嵐の二宮和也は「闪婚」か「终成眷属」か
1999年の結成以来日本だけでなく東アジアで絶大な人気を誇ってきた嵐だが、二宮和也の突然の結婚報告に中国のファンも沸いている。彼は中国でもninoの愛称で親しまれ、私が今まで知り合った中国人女性の中には彼が好きで日本語の勉強を始めた人もいた。
今回の件について中国のメディア各社もこぞって取り上げ、二宮氏直筆のファン向けの手紙も中国語に訳されて紹介されたわけだが、日本語の「男としてのケジメ」というのは中々訳しづらいようで大体「决定 jue2ding4」という言葉に置き換えられていた。
そして文中の二宮氏の「頑張る」という言葉をそのまま「加油」と訳している記事もあった。
日本人はよく、「頑張る」という言葉を使う。進学、就職、結婚。例え日常生活のほんのちょっとしたことでも、あらゆる場面で「頑張る」と口にするわけだが、日本人の影響なのか最近では中国人も「继续加油 ji4xu4jia1you2(がんばり続ける)」とか「大家一起加油吧! da4jia1yi4qi3jia1you2ba0(みんな一緒にがんばろう!)」というようになってきた。
さて、表題の「闪婚 shan3hun1」と「终成眷属 zhong1cheng2juan4shu3」という言葉についてだが、前者は日本人の皆さんでも漢字のおかげでイメージが湧きやすいかもしれない。百度百科によれば、「闪婚とは闪电式结婚 shan3dian4shi4jie2hun1の略称で、現代の婚姻において知り合ってから・恋愛が始まってから結婚するまでの期間が非常に短いタイプのものである」とあり、つまり日本語でいう「電撃結婚」という意味に近い。中国メディアの中には二宮氏が突然「闪婚」したというように書いているものもあったが、二宮氏の場合は単に発表が急激だっただけで交際していた女性とは長く付き合っていたようである。私は彼はどちらかというと「有情人终成眷属 you3qing2ren2zhong1cheng2juan4shu3 長い困難を乗り越え夫婦として結ばれる」というのがふさわしいと思う。「闪婚」というと「奉子成婚(feng4zi3cheng2hun1 できちゃった結婚)」のようで聞こえが悪いではないか。
いずれにせよ芸能人が奉子成婚するということに対して興味津々なのは、どこの国のメディアも同じようだ。
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