第一・五章 夢現

─​───恋の対象が三次元ので無くてはならないなどと、誰が決めたのだろうか?

普通の恋愛と、それ以外。

そこにあるのは、多数か少数という違いだけだ。そこに間違いなどない。


これは、ごく普通の恋心で────

だからこそ、この想いは永遠で。


夢の中で、その手を握りしめる。

いつか失ってしまうかもしれないのなら・・・

このまま夢が覚めなければ、とさえ思う。


​────だから、願わくば。

この夢が覚めても、永遠に失わぬよう。

​夢の外でも、その手を強く握りしめた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ディメンション・ラバー 有羽えぬ @ariu_enu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ