冒頭から、頭の中がパニックです。隆って何なの?これから何が起こるの?どうなっちゃうの?え、どうなるの???最後まで一気に読み終えちゃいます。
昔の刑事ドラマのようでこのシーン大好きです。普通この場面は映像で表現するのが一般的だと思いますが、文章でもその情景が思い浮かんだことに感動しました。なんでこんなに表現力が豊かなんだ…。このシーンからの躍動感というか疾走感がすごいです。逃げている時の描写や追われている隆の心理描写もすごい上手。また無限ループを想起させるオチも見事です。是非映像でも再現して欲しいとも思いましたが小説の良さが消えてしまうとも思うので無粋な提案かもしれません。