第42話(ラスト)
ーーゼノは、淳史の部屋に行く。ちょうどセーブザウォーからログアウトしたところだ。
「幻か? 捨てたはずの…………いや。ゼノ君、力を貸してくれ。バグを倒さないと世界の終わりだぜ」
「終わりはお前らだ」
バキッ! ゼノは淳史の顔面を殴り、首の骨をへし折る。リアルの世界でも淳史は死んでしまった。
「バグよ、集まれ!」
バグがゼノの周囲に集まった。
〝バグは、人造人間が作り出した人間抹殺システムだ。中心はゼノ〟
「今、ログインしてる人間全員の脳を破壊しろ」
バグはブロックノイズを撒き散らしながら、ゼノに従う。
ゼノはエアハートをした。小泉が強制ログアウトさせようとしている。ゼノは、バグに命令して研究所の電力をダウンさせた。
次にゼノは、小泉を殺すためにログアウトする。真っ暗だったが、非常電源が動いた。小泉が拳銃を握り締めてゼノに銃口を向ける。
「やっぱり君は危険だ。死んでくれ」
パーン! 小泉が拳銃のトリガーを引くより速く小泉の脳が破裂した。バグはリアルの世界にも進出してきた。
「さて、次は誰を殺そう。俺を実験生物のモルモットみたいに扱いやがって」
ゼノの周囲にバグが渦巻く。ブロックノイズが酷くなる。
ーー凜の事件は2030年代に実際にあったものだ。犯人は凜の父親。
ーーゼノは、殺戮を繰り返す。本来の使命、人類抹殺を遂行するために。日本そして周辺国、友好国は大体片付いた。これからは、今まで虐げられていた人造人間の時代だ。
GTRエアハート ルク穴禁 @R32skyline-GTR
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