「そのかわり」があるんじゃないかと思う
テディは、交換条件付きのやりとりしかしてこなかったのでしょうね…子供なのに悲しいです(ToT)
作者からの返信
カナリヤさん、こんにちは。
知らない人からお菓子をもらったりしちゃいけないと子供に教える家庭は多いと思いますが、それでもお菓子を見れば無邪気に喜んで食べるのが子供というものですよね。教えられたとおり断ったり、警戒したりできる子供はしっかりしていて良い子だと感心はしますが、アレルギーがあったりして命に関わるために気をつけなければいけない子などは、お菓子を喜ぶ無邪気な子供らしさを奪われてしまっているんだなあと……。子供が子供らしくいられないことは、悲しいですよね。
しかもテディの場合、交換条件付きどころの話ではないかもです。。。そのあたりは少しずつわかってきますので、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。
東欧が出てくる話って珍しいですよね。自分も東欧諸国は行ったことがないので近所の国よりもさらに外国って感じがします。
テディは色々と隠し持っているものが多そうですが、ルカが開放的で頼もしいです。
作者からの返信
柊さん、どんどん読み進めてくださって嬉しいです。ありがとうございます。
子供の頃から海外の映画やTVシリーズが好きで、アメリカやイギリスにとても憧れていたんです。でも、日本の世界を巡るバラエティ番組なんかではフランスやイタリア、スペイン、オーストラリア、カナダなんかはしょっちゅう映りますけど、中東欧あたりはほとんど扱われないことに気づいて、逆に興味が向いてしまったんです。で、いろいろ勉強してネットで風景なんかも見て、すっかりプラハやブダペストなどの美しい街の景色に取り憑かれてしまいました。
テディは隠し事もあるし、これから起こることや、変化していくこともあります。
お互いに読み進めていくと、さらに共通点が見つかるかもですね(笑)
「……そのかわり、とかはつかない?」
こう返してしまうこの感じ、すごくいいシーンですしそれに海外ドラマっぽい雰囲気もムンムンでいやー、やられました。曲の演出がまた直球で! カクヨムには作品ごとのブクマだけじゃなく、お気に入りシーンに付箋つけるみたいな機能を実装して欲しいです!
作者からの返信
読んでくださって、コメントまでありがとうございます!
「……そのかわり、とかはつかない?」と、なにかを怖れるようについ確かめずにはいられないテディと、宿題やカンニング程度のことしか思い浮かばないルカとのギャップを感じていただけると嬉しいです。
曲も、“This Will Be Our Year”はこの先も、何度か重要なシーンで出てきます。
序盤は淡々と、中盤からじわじわといろいろ起こり始めて終盤やっと駆け足で盛りあがっていくという、なかなか最後まで読んでもらえない長い物語ですが、この先もお付き合いくださると幸せです。
テディの孤独な半生が、またちょっと明かされました。
どこに行っても居場所がなく、家族にも寄る辺がなかった彼が、ルカの言葉にようやく救われていくようで、自分まで救われるようです。
あのスコーンも美味しそうですね。
このラストで、二人の距離が縮まっていく描写が好きです。
(この辺りから自分の悪いクセが出初めましてですね・・・いつの間にか、この部屋に自分もおりました笑)
最後にルカが差し出した友情の誓いは、きっど、テディがずっと欲しかった「帰る場所」なのだと感じました。
This Will Be Our Yearという曲名が二度も出たので、これは聴いた方がいいなと思い、検索しました。The Zombiesというアーティストの曲なんですね。
これを聴きながら、ラストの「なあテディ」のところから読み直しました。
歌詞は英語で聞き取れる範囲だったので確信はないですが、「暗闇は過ぎ去った」というような意味のフレーズがはいっていたと思います。
いい曲ですね!
作者からの返信
クロテッドクリームとジャムたっぷりのスコーン、美味しそうでしょう♪(いきなりそこかw) アッサムで淹れたミルクティーか、ストレートならアールグレイと一緒に召しあがるのがお勧めです♡(´∀`*)
おぉ、イギリスの寄宿学校の寮にいらっしゃったとは! そんなふうにしてまた読んでくださって嬉しいです!(≧▽≦)
テディにとってルカは帰る場所……まさにそうなのです。もうここでそう感じていただけるとはさすが! でも、まだまだ紆余曲折はありますが。。。
"This Will Be Our Year" は、このシリーズ通して何度も出てくるルカにとって特別な曲になります。ゾンビーズのアルバム〈Odessey and Oracle〉は、この曲と "Time of the Season" という、かつて大ヒットした名曲も収録されている名盤なんですよ。私にとって永遠の愛聴盤で、いい曲と云ってもらえてめっちゃ嬉しいです!