悲しい終わりでなかったことに感謝です♡ ありがとうございます♪
作者様の意図に反し、私は2人がこのまま再会出来ないでいる方がハッピーエンドになると思います。
数年のうちは、陽子ちゃんを探し続ける海斗君でしたが、やがて人間の女性と恋をして結婚をします。
子供が生まれ、その子を連れてこの海にやってくるようになるのですが、その子は何故か泳げません。
ある時、海斗お父さんが急用で、1人(あるいは兄弟姉妹だけ)で来たその子に、陽子ちゃんが……。
まんま、奈月沙耶様の『海が太陽のきらり』一作目のような展開ですが、こっちの方が良くない?
人魚って人間より遥かに長生きなイメージがあるし、夫婦(めおと)になっても幸せになるイメージがない。
それに、何年も何年もマーメイド陽子ちゃんを探し求める海斗君って、頭の中お花畑が咲いてるの? って感じ。
だから再会せずに、その子とか孫などがこの海にやってきたときにそっと見守るのが、陽子ちゃんの楽しみになって行く方が良いかな〜、って思っちゃいました。
作者からの返信
なるほど、再開が叶わなくても、海斗の中では綺麗な思い出として残り、今度はその子供が、泳ぎを教わるですか。
奈月沙耶さんの【海が太陽のきらり】を読んで、親から子に受け継がれていく事の尊さは知りましたからね。
もし海斗の子供を描くなら、海斗は陽子が消えたものと思っていて、数年後海にきた時我が子から、「陽子って言うお姉ちゃんから、泳ぎを教わった」と聞かされて、彼女が今も生きていることを知る。という感じでしょうか。勉強になります!(^^)!
ふぁー、なんて良い話だ!
人魚姫のモチーフでありながら悲しいラストじゃない。こういう物語は大好きです。
いつか海斗と陽子が再会できれば良いなぁ、と思わせてくれるところがいいですね。
物語の中身も、とても洗練されていて読みやすくて面白かったです。姉を喪った海斗、でもその事故と実は関係していた陽子。なるほど、考えられてるなぁ。
指摘はあんまり得意じゃないんですけど、人魚姫たる陽子が声を出せないというアイディアは素晴らしいと思うのですが、海斗は何故手話を使えたのでしょう? 読み落としてたら申し訳ありませんが、その辺の理由が欲しかったという個人的な思いくらいでしょうか。でもよく考えたら、手話を使えない海斗と陽子の会話を文字で表現するのは難しそうですよね。
ともあれ、素晴らしい物語でした!
とても良い作品でした!
作者からの返信
海斗が手話をできる理由は二話目『トラウマを乗り越えて』で、昔スキューバダイビングをやっている時に、水中でも話せるように手話を習っていたと書いてあります。
本当はこの辺りを詳しく書こうとも思ったのですけど、長くなりそうだったのであっさりした説明になっています。分かりにくくてすみません(^_^;)
アイディアの元となった人魚姫は、悲しい御伽噺の代表選手のような作品ですけど、だからこそ希望を残したラストにしたいって思いました!(^^)!
ああ、なるほどー。
人魚姫モチーフのきらりはありそうであんまりなかったですよね。
書かれてみれば、プロットとの馴染みもいいです。
最後、陽子が姿を現さないけど見守ってるというエンドも前向きで爽やかです。が、探しても陽子が姿を現す気にならない限り見つけられないんじゃない?と、思いますけど。
作者からの返信
>探しても陽子が姿を現す気にならない限り見つけられないんじゃない?
鋭いご指摘。自分もこれは考えました。
ならなぜこんな風にしたかは……書き出すと長くなるので省略しますが、最終的に、まあ探し続ける海斗を見ているうちに、陽子も姿を見せる気になるかもと思って、この結末にしました。
もしまた書く事があれば、この辺をちゃんとしておきたいです。
陽子さんも、海斗くんのことがとても気になっているようですね。
2人がまた会えるといいなぁ……。(°▽°)
作者からの返信
本当はずっと、海斗のことを気にかけていた陽子。離れた後もやはり、気になっているみたいですね。
今はまだ、会うことはできません。
けど海斗が諦めなければ、いつかきっと再開を果たせるはずです(*´▽`)