この少女の未来を祈るしかなかった。


手紙のような形式で綴られていく日記。
相手の届けと残した記憶か、ただまとめているだけになってしまった記録の媒体か。
タグにあるように少し近未来感の感じられる世界観のなかで生きた一人の女性の心の中をのぞいていくことになります。

これが、創作のお話だということは分かっているのに、まるで自分がこの世界に存在していて偶然彼女の日記を見つけて読んでしまった。そんな気持ちに陥ってしまうほど心奪われる作品でした。