それは突然の出来事。
雪一面のお庭の一部がぼんやりと光っている。
ああ、綺麗な光景だな。
まずそう思いました。で、その正体は金平糖。しかもその金平糖は喋るではありませんか。
あはは、ちょっとかわいい。
しかも、その数は八つ。そして、とても仲良しです。
その金平糖たちは願います。
おうちに帰りたい――と。
クレヨンで書いたような金平糖たちを思い浮かべた私は、この子達がどうなるのか気になりました。
さてさて、この後どうなるか。
続きは皆様でご想像。ぼんやりと光っている金平糖たちは、たぶんほんのりとした温かさを運んでくれることでしょう。
そして、この物語がもう一つの事を教えてくれる。
自分のために頑張る。それはそうなのですが、誰かのために頑張ることは、自分のためにもなるんだ。
私はそんな気がしました。