第6話 ライライ亭の実力

切札ジョーに近づくライライ亭


「やあ、こんにちは。俺はライライ亭、君と同じデュエリストさ。君はあの切札勝太の息子の切札ジョー君だろ?俺と勝負しないか?」


かなり強引に攻めるライライ亭


ジョー「え?おじさん父ちゃんのこと知ってるの?てかいきなり勝負しかけるなんて、ちょっと怪しいよおじさん」


さすがに警戒している模様。しかしライライ亭にはある秘策があった。


「確かに見知らぬ人からいきなり勝負仕掛けられるのは怪しいよな。だが君の活躍や強さは俺の年のおじさんでも聞いている、だからこそ君と対戦したいのだが、それでも駄目かな?」

俺は毎週アニメでみてるから彼の活躍は本当に知っているのだ。さらに会話を続ける。


「もし俺に1回でも勝ったら好きなラーメン奢るよ!!それならいい?」


ジョー「ラーメン!いいよいいよ。やろうやろう」

??「いいんですかジョー様、そんな簡単に勝負受けて」

ジョー「大丈夫だってデッキー。俺勝つから!!」


デッキーとは、ジョーにお供している喋るデッキケースである。


(今のところは順調だ。さてと、本番はこれからだな)


ライライ亭の計画が始まる。


家の近くにラーメン屋があるので、自宅にジョーを招き、勝負の準備が始まる。


「勝負は5回、ジョーが一回でも勝てばラーメン奢ってやろう。その代わり君が負ける度にある条件をつけてもらうよ。」


ジョー「条件?」


「1回負ける度にエッチなことをするって条件だ!」


ジョー「はぁ??」

さすがにジョーも驚いた模様


ジョー「エッチなことって、おじさんそれ犯罪だよ。小学生の俺を狙うなんて最低だよ!」


「嫌なら別にいいんだけど、君が1回でも勝てばラーメン食べてすぐお別れできるし、君ほどの実力なら一般人の俺なんかはすぐに勝てると思うんだけどな」


ライライ亭は確信している。この主人公は大事な場面では必ず勝つ。それは主人公だから、だからこの勝負を受けるのだと


ジョー「わかったよ、この勝負受けるよ」


ライライ亭「よろしくね、ジョー君」


1試合目の勝負が始まった。

ジョーの使うデッキはジョーカーズと呼ばれる彼自身が描いて作り出したジョーだけのデッキ

2ターン目には早速クリーチャーを召喚して攻める準備を始めた。いつもと変わらず順調なスタートだ。


3ターン目ライライ亭

「さて、クリーチャーもたくさん並んだことだし、攻撃に入るか・・・」


ジョー「うそ・・だろ。まだ俺2ターンしかやってないのに、何であいつのクリーチャー14体もいるの・・!」

デッキー「あのお方、只者ではありませんよ。」


ジョーには理解できていなかった。ライライ亭が使うデッキの恐ろしさを。ただひとつだけ確信したことがあった。それは今までジョーが戦ってきた相手より、はるかに強い相手だと。


「悪いねジョー。G0(グラビティゼロ)発動、ジョジョジョマキシマム。これで君の唯一の守りのカードも無効化する」


大量のクリーチャーの攻撃になすすべなく、ジョーは1戦目を黒星となった。

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無限月読の世界 @rairaitei53

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