新井さんに魅せられ、作者の初球を流し打ち

スポーツ＋ラブコメは、ウェブ小説的にチープになりがちだけれど、この作品はお見事と十分に評価される作品です。

ひょっとしたら主人公なら何かやってくれるかも、、、と期待を抱かせる展開が沢山あって、どこか有り得ないけれどもあり得てもいいんじゃないか？と夢を見させてもらえる作品です。

勝った勝った俺やっぱつえー、女の子寄ってくる、やったー！というアホみたいな展開ではないです。

不安定な生活から抜け出して、人生に勝負する主人公に魅せられないわけがない。シニカルかつ自信なさげな性格になってしまうのは、そういった不安定な生活や生き方から抜け出そうと勝負した人なら誰しもが経験あるのではないでしょうか？

野球の試合の場面にも随所にそういった人をくった場面もあります。唯一のかっこいいシーンです笑

私はこの作品に魂が込められた一球を感じました。そのため、審判とキャッチャーにきちんと挨拶して、作者をにらみつけ、初球を流し打ちしてやろうと思ってます。