第31話 青春を駆け抜ける
昔からこうだった。上手くいかないと姿をくらませ、もうどうでもいいと自暴自棄になる。
山根小冬は負けず嫌いだった。
でも俺は知っていた。そうなった小冬がどういう場所を好むのか。いつの間にか、その習性にも詳しくなっていたのだ。
とはいえ、苦労はした。スマホで連絡したが返事はなく、人をかき分けていろいろな建物の裏を駆け巡った。そうして人気のない部室棟の裏でうずくまっていた小冬を見つけるころには、文化祭も終わりが近い時間帯になっていた。
見つけた小冬は、今から問い詰めるには痛ましい格好だった。
「ケンちゃんを見習って、らしくない青春を攻めてみたんだけど……うまくいかないね」
俺が言葉を見つけるより先に、口を開いたのは小冬だった。
「昨日電気点けたの、やっぱりお前だったんだな」
「はは、バレちゃったか……」
さほどショックそうでもない声で、薄くリアクションをする。そんな小冬が居た堪れなくて、それでも俺は言葉を絞った。
「正義のヒーロー気取りなんて、よくないよね」
……なんだって?
お前は自分の大切な気持ちを隠し、取り繕って、結果そんなことを言うのか。
これ以上俺は、小冬にガッカリしたくなかった。
「違うだろう」
「そうだね。ヒーローじゃなくてヒロイン……」
「そういうのをやめろと言っているんだ」
「え……?」
俺は方針を変えた。今のはよくない。それは嘘だ、小冬。たとえ心が痛んでいても、この一言を見逃す余裕は俺にはなかった。
「お前はただ腹が立って電気を点けた。気に食わなくて、あいつらの邪魔をしたかった。そういう嘘はつくな」
「なん……で……? ケンちゃんには、あたしがそういう風に見えるってこと……?」
俺は占い研の部誌である「妖狐の館」を取り出して、小冬に見せた。
「……!」
驚いた顔、不思議に思う顔。それらが半々に混ざり合っているような表情で小冬はこちらを見つめる。
部誌の表紙に、俺はある書き込みをしていた。
「普通は気づかないだろう。でもそれに気づき得る人間が、地球上に二人だけいる。一人はお前の姉である
小冬には三つ年の離れた姉がいる。
真雪。妹思いな、心優しい姉だった。
真雪は俺と小冬が小さいときから、よく一緒に遊んでくれた。俺にとって真雪は、親しみやすい友人であり、尊敬できる先輩でもあった。
小冬はTシャツの裾を強く握りしめ、動揺を隠せない様子だった。
知られたくない感情を知られた時の気持ちとは、どんなものだろう。今小冬には、耐え難い恥ずかしさや、得も言われぬ怒りがこみ上げてきているのかもしれない。
「もう一人は、お前の幼馴染で、B組で、文芸部。嫌になるくらいの腐れ縁」
部誌を持った手を差し出したまま、続けた。
「俺だよ、小冬」
たどり着くことができる人間を、小冬は真雪一人しかいないと思っていただろう。なぜなら本当なら、俺はある条件が満たせないはずだからだ。そこが小冬の最大の誤算だった。
「そんな……はずない……。だって、その言葉は……」
たとえ謎が解けても、きっとこの言葉の意味を知っている奴は真雪以外にいないはずだった。
『決断せよ』。『決断せよ』。頭の中に繰り返される、呪いのような言葉。今の小冬の感情に釣り合うほどの気持ちを、俺は吐露しなくてはいけない。
「俺は、真雪が好きだった」
「本当に……?」
「ああ、本当だ。昔のことだけどな」
小冬は少し落ち着いたのか、口端を小さく持ち上げると、納得したような表情を見せる。
思ったより、すんなり言えた。この気持ちを誰かに伝えたのは、これが初めてだった。それが本人でなかったことに、後悔はない。
「去年の風鈴祭に、俺も行っていた」
『
「最初に見つけたのは、豹だ。それを見たときは、さほど気には留めなかった」
俺は後ろを向き、自分の肩を指差す。B組全生徒に配布されたTシャツに、これがプリントされていた。この豹は小冬の監修後、デザインに組み込まれたのだろう。
「次は、墓。お前はここでひとつミスをした」
いや、実際には俺と海田が意図せず妨害をしていたのだ。お化け屋敷には少し明るすぎる照明。最初はそれを墓の前にそのまま配置する想定だったのだろう。本当はあの文字は、常時見える状態であったはずなのだ。しかしそれは。俺と海田の手によって少し暗めの提灯に変わり、そして……。
「飲酒してた連中。一日目の午後にあそこから提灯を持って行って、それを取り囲んで飲んでいたんだな。お前はそれを見つけてしまった」
午後に提灯がなくなっている理由はそれだった。あいつらは、小冬の気持ちなどいざ知らず、墓碑の前に配置された照明をかっさらってしまったのだ。
「そこで感情に任せて照明をつけてしまったのが、お前の失態だ。俺は見えなくなっていたはずの、墓に書かれている文字を見つけてしまった」
そのとき気づいた。あちこちに文字が配置され、それが何かしらの規則性を持っている。まるでスタンプラリーのようだ、と。だが、そのようなラリーをするにしてはいろいろと不足していることがあった。
「それが仮にすべてのワードを回収するようなパズルだったとして、台紙なりレジュメなりが必要なはずだ。しかしそんなものは、クラスの中のどこでも配布されていなかった。じゃあそれは何か」
今回の文化祭で配られるもの、俺を取り巻く環境で、偶然発見できてしまったもの。
「占い研究部の部誌の表紙こそ、このラリーの台紙だったんだな」
俺は実際のところ、四つあるうちのワードを三つしか見つけることができなかった。しかしそれで十分だった。それは俺の、よく知っている言葉だったから。
「各ワードの頭にはアルファベットがついていた。これが何を表しているのか、すぐには気づかなかった。でも、部室に戻って改めて表紙を眺めていたとき、これが俺たち四人のイニシャルと同じだと気づいたんだ」
柴のS、山根のY、能のN、木滝のK。見つけたワードを対応させ、順番に並び替える。
「左上から、豹、貝、墓、縄。実際には、貝は見つけられていないがな」
まだ足りない。
「極めつけはこの大きなバツ印。いうなれば否定だ」
俺たちは最初、これは「動画配信なんてしてませーん」というジョーク混じりの記号としか思っていなかった。しかし、真の意味は他にあった。
「否定にはいろんな語句が当てはまる。が、この場合適切なのは『ない』だろうな。これで一つの言葉が出来上がる」
ヒョウ、カイ、ハカ、ナワ、ナイ。
氷解は叶わない。
俺はこの意味を知っていた。
「はは、やっぱりすごいやケンちゃんは」
大して感心していない様子で、小冬は言う。
「あたしは、いつだってお姉ちゃんに勝てなかった」
* * *
小冬が文化祭に忍ばせたのは、真雪が執筆していた小説のタイトルだった。
彼女がそうであるように、俺も真雪のファンだった。幼馴染のよしみという建前で高校の文化祭を訪れ、この小説を手に入れたいと思わせるくらいには。
真雪の発想はいつも俺たちをわくわくさせた。そんな真雪に、俺は憧れを抱いていたのだ。
小説の内容はこうだった。
才能のない文学少女ユキはある日、同じ予備校に通う青年トウヤと出会う。
トウヤは小説を書くのが趣味だという。同じ趣味をきっかけに徐々に打ち解けていく二人。
ユキはそれを喜んだが、その凄まじい文才を知ってから徐々に劣等感に耐えられなくなった。
しかし、ユキは諦めなかった。トウヤに付き添い生きることで、どういう半生を送ってきたか知ろうとしたのだ。そうしてユキはどんどんトウヤの技術を吸収していった。
ついに諦めず賞を受賞したユキは、トウヤに別れを告げられる。他に好きな人ができたという。
定められた道を、幸せのために歩んだ少女。それはハッピーエンドか、はたまたバッドエンドか。少女は文才を手に入れたことと引き換えに、叶わない復縁に涙する。しかし、それを完全に悔やみきることもできなかった。
才能と人との関係性を上手く描いた、切ない物語だった。
* * *
「お姉ちゃんは昔からすごかった。なんでも生み出せる、魔法使いだった。あたしはお姉ちゃんに憧れて、自分もあんなふうになりたいと思ってた。だから、お姉ちゃんのいるところはどこだろうと行った」
小冬は分かりやすいお姉ちゃんっ子だった。いつも後ろをついて回っては、尊敬のまなざしで真雪を見つめていた。
「それで去年の文化祭、真雪に会いに行ったんだな」
「うん……。すごかったなぁ。お姉ちゃんのお化け屋敷。入り口から他のクラスと全然違ってさ。まるで本当の遊園地みたいだった。入るのが怖くて仕方なかった」
俺は息をのむ。
「想像通りに、想像を超えてきたよ。入ったら、あたしはこうはなれないってすぐにわかった。あれをデザインしたのはお姉ちゃんだ。でもそれだけじゃない。あれはみんなで作り上げたものなんだ。お姉ちゃんはみんなをやる気にさせて、楽しませる天才だった」
それは、俺も知っていた。三人で遊ぶとき、最初に何か提案をするのは決まって真雪だった。そしてそれらはいつも、間違いなく俺たちを楽しませた。真雪は天才的なエンターテイナーだった。
そして、それは高校というコミュニティにおいても変わらなかった。入ってこそいないが、俺も真雪のお化け屋敷を見ている。あれは異常だった。
まとまるはずのない組織には確かな秩序が存在しており、たくさんの人員が関わるはずのクラス出展において「真雪の」屋敷が組み上げられていた。その才能は遺憾なく発揮され、気づけば不揃いで身勝手な青春たちは、強固なレール上を行儀よく、しかし心地よく走っていたのだ。真雪という絶対的な先頭車両がどれほどの馬力で引っ張っているのかには気づかず、不思議なくらい快適に。
「千夏ちゃんは、お化け屋敷の怖さがトラウマになってるあたしが文化祭を私物化しようとしてると思ったみたい。それは、ある意味当たってる。本当は分かってるんだ。千夏ちゃんがあたしの文化祭を本当に大切にしてくれていること。みんなと楽しむことから逃げるなって言ってること」
海田は仲がいいからこそ、自分勝手な判断をして孤立しそうな小冬を見ていられなかったのだろう。俺の手のひらはもう、完全にひっくり返っていた。
「でも、無理だよ。あんなの見ちゃったら、お化け屋敷が中途半端になることに、みんなのやる気や、成果のクオリティに、そして自分の能力の無さと不甲斐なさに、あたし……耐えられないもん!」
憧れの人になれない。憧れの人と同じことができない。俺にはその気持ちがわからなかった。
だって、なりたいなんて、なれるなんて、思ったこともなかったから。いつだってそれは、俺の手の届かないところにある。
「最後の一つは、これなんだ」
小冬は腰のあたりを指差す。そこに目をやると、光が小さく照り変えった。
貝の形をしたそのキーホルダーには、【Y=shellfish】の文字が刻まれていた。
「あの日の朝、お姉ちゃんが送ってくれた。お揃いだって」
あの日というのは、去年の文化祭当日のことだろう。それはどこにでもありそうな金属性のキーホルダーだった。だが、小冬が丁重に取り扱うその様子から、それがいかに大切なものなのかは想像に難くなかった。
「お姉ちゃん、受験失敗して、もうデザインの道は諦めるらしいんだ」
俺は言葉を返せない。デザイナーは、真雪がずっと目指している夢だった。俺も小冬も、それは間違いなく果たされるものだと信じ切っていた。
「あれだけ頑張ってた風鈴祭なら、今年も来てくれるかもしれない。そう思った。あたしは、なんとかして振り向いてほしかった。夢を、諦めてほしくなかった。あたしがいるって、知ってほしかった……!」
確かに母校の文化祭なら、足を運ぶこともあるだろう。妹のところに来ることもあるかもしれない。
「でも、何もかも、お姉ちゃんみたいにはうまくいかなかった。お客さんが持ち帰るものに文字を忍ばせられる縁日は却下されちゃった。Tシャツのプリントは小さすぎて、全然目につかなくなっちゃった。お墓の前に仕込んだ照明は暗くなって、しまいには持って行かれちゃった」
小冬は初めから、真雪に何かを訴えかけることを第一に動いていた。いったい何が彼女をここまでさせているのか、俺には分からなかった。
「そのとき、あたしの文化祭を蔑ろにする人たちが目に入った。もう、あたしは綺麗でいるのに耐えられなくなってた。先生たちが入ってくるのが見えて、気づいたらあたしの手はスイッチにあった」
そして、先生たちは飲酒している生徒を発見した。だが、その行いを責めることができるだろうか。
「悪いのはあいつらだ、お前は……」
「あたしは、気づいてなかった」
小冬は言葉を制する。
「あの人たちは悪いことをしていたけど、文化祭は楽しくあるべきなんだ。ケンちゃんの友達も、いたんでしょ?」
その疑問符は、質問ではなく確認だと判った。小冬はきっと気づいていた。そこにいつも俺たちとつるんでいる二人がいたことに。
「三年分合わせてもたったの六日。一生の中でも大切な二日を、あたしは自分の鬱憤を晴らそうとしてつぶしちゃった。あんなことしなければ、若気の至りとして将来語れるような思い出になっていたかもしれない。だから、二日目には、その戒めも込めて、お墓の文字を塗りつぶしたんだ。自己中な自分が、許せなくなって、もうやめようって」
そうは言っても、非道な楽しみ方をしている奴らを俺は正当化できなかった。小冬が思い詰めていることの本質もきっと、そこではないだろう。
「だってね、あたし知ってた。あの人たちに崩されたんじゃなくて、組み上がってなかったんだよ。それをちょうどいい誰かのせいにしたかった。ケンちゃんの言うとおりだよ。それのどこに、正義なんてものがあったんだろうね」
憧れ、諦め。その気持ちを知るのには、あのぐちゃぐちゃに塗りつぶされた文字を見るだけで十分だった。
でも、小冬は間違っている。真雪は決して、小冬をそうさせるために文化祭に招いたわけではないはずだ。
氷解は叶わない。この言葉だってそうだ。なんて残酷な言葉だろうか。俺も最初は、そう思っていた。でも違うんだよ、小冬。
「真雪が多才な人間だとして、じゃあお前は何ができない? 勉強も運動も、芸術だってこなす」
小冬はいつも、自分を低く見積もりすぎる。確かに真雪に秀でたところがあるのは事実だ。だがそれは、小冬と突出しているところが違うだけの話だ。
「真雪は発想のセンスはあるが、学業はからっきしだったな? 受験だって、だからうまくいかなかった。隣の芝は青い。人は持っていないものを羨み、欲しがり、苦悩する。その屈託や憂慮が消えることはないだろう」
「そうだよ! だから氷解は叶わないんじゃん!」
「……違う! 俺はずっと、ただ占いを信じてきた。でも現実はそれをたやすく裏切る。実際は叶わないんだ。でもこれを読んだ日から方針を変えた。このタイトルは言葉足らずなんだ」
どうか届いてくれと、俺は真雪の気持ちを汲み取り、吐き出す。
「叶わないものは、叶えるんだよ」
苦しんで、もがいて、それでも手に入れたいものが叶ってくれないなら……。
何だって、勝手に叶うことなんてないんだと、俺はそのとき覚悟を決めた。自分に一つ呪いをかけた。
だからこそこのタイトルを、俺はすごいと思った。
俺には聞こえた。「叶わない」なら「叶えろ」と。
そうやって変えていくんだ。世界を、自分を。捻じ曲げてやるんだ。出来上がった幸せのレールを。ユキはそれを成し遂げられない読者のif、反面教師だと俺は思っている。
「お前が真雪に振り向いてほしいなら、そこに行きたいっていうのなら。きっと叶える方法なんていくらだってあるはずだ」
「ケンちゃん……」
小冬は今にも泣きだしそうな顔で、でも晴れやかな顔で上を向いた。
いける。今ならこいつに、どうにかして自信を持たせることができる。
「だって小冬、お前がこれを思いついたなら、なかなかのものじゃないか。これなら、真雪にだって……」
そこまで言って、その場の空気が冷めていくのを俺は感じた。
最後の最後で、俺は失敗をした。
それはまさに氷のように、俺たちを冷やしていく。
「違うよ」
必死に駆けるうちに、とんでもないものを踏んでしまっていたみたいだ。ただ、いったい何を触発してしまったのか、そのときの俺には全く分からなかった。
「あたしはケンちゃんみたいに強くないよ」
「……どういうことだよ」
「ケンちゃんはどうして今日、ここに来てくれたの?」
言われて咄嗟に、答えが出ない。だからいつものように、俺は言葉を紡ぐ。
「占いが『決断せよ』って……」
そこまで言って、ハッとする。
俺はいったい何をしている?
「結局ケンちゃんは、占いを言い訳の道具くらいにしか思ってない。……占いって誰? ケンちゃんは、結局誰を信じてるの?」
小冬は、語気を強める。先ほどまでのおろおろした様子は消え、何か確信を持って諦めを訴えかけてくる。
「あたしは言ってほしかった。ケンちゃんが選んでそうしたんだって思いたかった。実際は違ったとしても、自分の大切なもの、占いを盾になんてしてほしくなかった」
まずい。これは、いけない。
そう分かっていても、事実を連ねるだけの小冬に何を返せばいいのか、全く思いつかない。
「ケンちゃんにとってのあたしは、奇想天外なことを起こすだけの装置、青春のスパイスでしかないじゃん。あたしだけじゃないよ。ツネくんや沙妓乃ちゃんのことも、本当のところは自分を彩る飾りつけみたいに思ってる」
もういいや。そう言いたげな小冬を止めたい。本心だ。
でも今は自分の保守に手いっぱいで、八方が塞がれていた。
「悪いのはケンちゃんじゃない。きっとこの世界はそうなんだ。今だってそう。クラス代表のあたしがいなくて、みんなは困ってるかな? きっと、適当に人数を合わせてそれなりに回ってて、あたしが戻っても『代わりやっといたよ』っていって終わりだよ」
小冬は立ち上がり、パンパンと服に着いた土埃を払う。
「教室戻るよ」
幼馴染に隠し事は通じない。知っていたはずなのに、俺はどうして、小冬を化かせると思っていたのだろう。どうして俺だけが、小冬を知った気になっていたのだろう。
欺瞞で汚れていたのは、俺だった。
「ねえ、ケンちゃん。『コンコン』ってそういうことだったんだね……」
去っていく小冬を、俺は遠く眺めることしかできなかった。
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