王国首都郊外の農場(母屋入口付近1)
先ほどの予期せぬルトギエルの来訪、そしてやり取りの後、やっとのことで気をとり直したレティシアは、〈
すべての元凶である特製耐Gスーツ(いささかしつこいかもしれないが、
そのためレティシアは、女性更衣室となっていた母屋の一室でファスナーを下ろしかけていた。
だが、そこで連続した射撃音を聞いた彼女は、
そこで目にしたのは、開け放たれた入口の扉とその先の車、そしてそれを
公用車にはいくつか弾痕があったが、幸いにもこの日、ルトギエルはお忍びで訪れたため
「兄上!!」
思わず戸口から踏み出そうとしたレティシアの
さらには、連射すればすぐに
レティシアは空軍操縦手とはいえ、基礎訓練時に
襲撃者は
そのとき、一階正面の窓にも一斉射が
彼らの頭上に、
レティシアは、猫を思わせる
そして、細身の
「もっと強力な武器はないのかっ!?」
「〈
それは(航空機)兵装の機関砲であろうが! もし仮に銃座があったとて、この状態でどうやって格納庫まで行けというのか!? 装甲車の用意でもあるのか? ぜひ教えてもらいたいものだな!! と思いつつ、レティシアがその兵士の顔をじろりと
きっと、本人も言ってしまってから「しまった」と思っているのだな……などと考える。
戦闘中は、いろいろなことが一瞬で頭を
して、兄上は?
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