とある高地4
さっきから大型機らしき
アウィスはスリングで
こう暗くては、さすがの〈
接近戦ともなれば、
アウィスが重機関銃から「離れるか……」と思いかけたそのとき、真昼のような明るさが戦場を満たした。
その中のひとつをアウィスは本能的に
アウィスが空を見上げると、大型輸送機の後方に本来は赤外線追尾型の
そのとき、機体を傾けてゆっくりと旋回する輸送機のコックピットに人影が見えて、アウィスはパイロットと目が合ったような気がした。
上空のフレアはどこか花火のようにも見えて、戦場にはそぐわぬ美しさだった。
が、共和国軍にとってはたまったものではない。やっと照明弾が終わったところで一安心して陣地攻撃というところだったのに、またしても突然の真っ昼間だ。
フレアが落ちるまでの
さらに悪いことに、指揮官のアレクサンドルが敵の狙撃により負傷してしまっていた。
その混乱のさなか、上空から「ブーン」という高速射撃音が共和国軍のもとへ降ってきた。
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