雪原の幻影 その3

 雪はまだ降り続いていた。

 私は窯の外に出る。

 入り口が閉ざされぬよう、積もった雪を掻き出さねばならない。


 まだ陽が昇っていないのだろう。ほとんど何も見えない。手探りだ。

 無理はしないことにする。入り口からほんの数歩離れただけで方向を見失い、戻れなくなってしまうかも知れない。

 慎重に作業をしてから、私は窯の中に戻った。


 ふと、闇の中で動きを感じる。少女が起きていた。視界ではなく、気配でそれと分かる。

「何日経ったのかしら」

「正確には分からないけれど。多分、三日目ね」

 私は手袋を脱ぎ、冷えた手に脂を塗った。

 火を焚けない窯の中は、漆黒の闇。

 風の流れで、彼女が私の傍に寄ったことが分かった。


「貴方、凄いのね。どんなことでも一人で出来て」

 その声には、どこか憧憬の響きがあった。

「何もかも一人でやるしかなかっただけよ」

 それは私の全てが欠け、不足していたことの現れに過ぎない。

 少なくとも、他人に羨ましがられるようなことではなかった。


「わたし、もっと自分に色々なことができると思っていたの。でも、駄目だった」

 それは誰もが同じよ。

 私は胸の中だけでそう答える。世の中は叶わぬことばかりだ。


 私の心を知らぬままに、彼女は語り続ける。

「あなたの故郷はどこなの?」

「そんなもの、無いわ」

 私は短く答えた。帰るべき場所などどこにもない。

「じゃあ、わたしと同じね」


 そう言って彼女は自らの身の上を語り始めた。

 彼女は元々、商家の娘だった。

「わたしは父に売られたの」

 彼女はそう語る。

 商売の利を求めた父が、老貴族の後妻として彼女を差し出したのだと。

 そう。彼女が身につけていたブローチが象る花は、貴族の紋章だった。


「ひどい皺だらけの老人で。しかもそいつ、本当は自分の娘に懸想しているの」

 気味の悪い話ではあるが、貴族というものはどこかしら狂っている存在だ。そんな話があっても不思議では無い。

 貴族の娘と少女の歳は近く、背格好も似ていたのだと言う。

「だからわたしは、そいつの情欲を宥める生贄として差し出されたの」


 暗闇の中、互いの表情は見えない。

 だからこそ彼女は、私に自らの傷をさらけ出すことができたのだろう。

「ひどいことを一杯されたわ。もう生きていたくないと思うぐらいに」

 そう言いながら、彼女の声は穏やかだった。


「でもわたしは今、幸せよ。全てを投げ出してわたしを救おうとしてくれた人がいたから。これからは、この人の傍らがわたしの故郷になるの」

 それは結構なことで。

 どこか醒めた気分でそう思いながら、私は少女と男の関係を理解した。

 男は商家の使用人で、少女を見知っていた。ひょっとしたら恋人だったのかも知れない。しかし少女は望まぬ結婚を強いられ、その苦境を知った男が彼女を助け出そうと館から連れ出した。そんなところなのだろう。


 夢のある話だ。そして、彼女の境遇に幾ばくかの同情は抱く。

 しかし、彼等がこの先生きていけるかは疑問だった。

 彼等は町の人だ。

 そこから離れて生き抜く術を持たない。


「あなたたちのような人たちだって、自分の家族を持つことはあるんでしょう?」

「そうみたいね」

 私は面倒そうに答えた。

「優しい男性に出会って村の一員になり、子供を産んだ。そんな話も知っているわ」

 少女は嬉しそうに笑う。

「そう。素敵ね」


 彼女は優しい声で言った。

「あなたにも、いつかきっと自分の故郷ができるわ。それを祈ってる」

 その言葉は私の心に小さな傷をつけた。

 悟られぬよう、私は身体を横にする。

「お喋りを続けると体力を失うわよ。休みましょう」


―――――


 吹雪が止んだ。

 降り積もった雪が森の様相を変える。

 冬の景色。

 私は警戒もせずに、焼けた小屋へと向かった。


 焼け残った木の壁を背に、四人の男が固まって死んでいた。

 風雪を凌ごうと必死に残された木を組み、雪を積んだ痕が残っている。


 冬の始まりであったことが彼等に災いした。

 雪はまだ浅く、雪洞を掘るには足りない。それでもなんとか寒さから逃れる手立てを講じようとしたが、その前に漆黒の夜が来た。

 もって二晩といったところだったろう。

 彼等は、私達を追って失った時間を取り戻すことが出来なかったのだ。


 私は凍り付いた死体を見下ろす。

 一人の手に、黒い物が握られていた。

 小さな木炭。

 ひょっとしたらこの男は、ここが炭焼き小屋であることに気づいたのかも知れない。私達が近くにいるであろうことにも。


「残念だったわね」

 私はそう呟く。あなたがもう少し早く思いついていれば。

 黒い翼に巻かれたのは私達の方だった。


 ひとつ息を吐くと、私は男達の荷を探り始めた。

「何をするんです!」

 背後から非難するような男の声が聞こえた。

「食べ物を持っているかも知れないわ」

「雪の中で凍えて死んでいるのに? 死ぬ前に食べ尽くすでしょう」


 私は平然と彼等の死体を転がした。

「人はいつだって自分が助かった先のことを考える。だから最後の一口を残したままに死んでいくものよ」

 あった。腰に着けられた革袋を奪い取る。

 匂いを嗅いで、僅かに残るそれをごくりと飲んだ。

 全身の血が流れるのが分かる。

「酒よ。暖まるわ」

 袋を男に投げる。躊躇っていたが、二人は結局それを口にした。


 大した量ではないが、食べ物も見つかった。

 堅焼きのパンと乾燥肉。

 木炭を持ってきて火をおこし、焼け残った鍋に湯を沸かす。

 何日かぶりに感じる暖かさ。


 食事を終えた私は、もう一度死体を探る。

 他に役に立つ物はないか。

 彼等が帯びている剣などには興味が無い。売れば金になるかも知れないが、重くてかさばり過ぎる。

 胸の付近を叩くと、何かが入っている気配。

 縫い込まれた銀貨だ。私はそれを引き出した。


「死者から金を奪うのですか!」

 咎める声には、それまでとは違う響きが込められていた。

「死体には必要ないものよ」

「それは汚れた行いだ」


 何を馬鹿馬鹿しいことを。

「さっき口にした物はどうなの? 死体が持っていたことに変わりはないわ」

「金と食べ物は違う!」

 私はうんざりした顔で男を見た。

「あなただって商人でしょう。生きている人から毟り取る自分達は正しくて、死体から奪う私が間違っているだなんて勝手な言い分よ」

 金を汚いなどと言うのは、それに不自由しない奴らばかりだ。自分でそれを掻き集め、後生大事に抱えているくせに。他人がそれに触れたら汚れているだなんて言い出すのは滑稽でしかない。


「違う! そんな話じゃない!!」

 男が喚いた。

「死者への敬意の問題です。世の中には金よりも大事な物がある。そのことを分からない人間は最低だっ!」

 馬鹿か、こいつは。

 世界に金よりも大事な物があるなんて、当然の話でしかない。

 それでも、僅かな銀の有無で私の命が決まってしまう現実は変わらないのだ。


「やめて」

 少女が割って入る。

「彼女は私達を助けてくれたのよ」

 感情の昂ぶったまま収まりのつかない男を、私は冷ややかに見る。

「私は、あなた方から何かを奪った覚えは無いわ。これからもそれはしない」

 皮肉っぽく笑ってみせる。

「例え貴方が死んでも、そこから何かを持ち去ったりはしない。約束するわ」

 男がぎょっとした目で私を見る。


「もうやめて!」

 少女が必死に訴えかける。

「それより、これからどうするの。もうあの道を進めそうにはないわ」

 彼女は一気に雪が深くなった山を見た。少女の足で北の浅瀬に向かうことは望めない。いや、私にだって出来るかどうか分からない。


「食べるものだって無いわ。これからどうすればいいの」

「そうね」

 私は自分を抑えた。

「動ける内に動く必要があるわ。急ぎましょう」

 私は川に向かう。


「多分、これね」

 人の背丈ほどに盛り上がった雪の山。

「この雪を崩すわ。手伝って」

 私はそう言って雪を除け始めた。

「今度はどんな魔法なんです?」

 嫌味のような口調で男が言う。

「見てのお楽しみよ」


 降ったばかりの雪は軽いが、その下は半ば氷と化している。

 固い雪を崩そうと男はやっきになり、手つきが乱暴になる。

「力任せにやらないで。生きて帰りたいのなら」

 不満そうな顔は見せたが、男は私の指示にしたがった。


 異物の感触が手に伝わった。

「あった」

 雪を崩すと、帆布が見えてくる。

「いいわ。めくりましょう」

 こうなると後は早い。上に乗った雪ごと帆布をひっくり返す。

「!」

 二人は驚きの声を上げる。

 逆さにされた川船がそこにあった。

「ここは炭焼き小屋よ。そして川縁には船着き場がある」

 だとすれば、どこかに船があると考えるのが当然ではないか。


「ゆっくり、ひっくり返して。船が傷まないように。そっとよ」

 私達は船台座から降ろし、を雪の上を滑らせて川に落とした。

 不安の一瞬。だが私はほっとする。

 持ち主は、春が来たら直ぐにこの船を使うつもりだったのだろう。

 丁寧に手入れされていたらしきその船は、水漏れもせずに浮いてくれた。


 男が浮かぶ船を見詰めた。

「あなた、川船を操れるかしら」

「・・・・・・いえ」

「川船は簡単に転覆するわ。私が言うまで、勝手に荷を乗せては駄目よ」

 私は縄を結わえて船を固定する。


「準備をしてから出発しましょう。川の上は寒いわ。残った脂を塗って、ブーツも一度履き直した方がいい」

 少女が不安そうな顔をする。

「南に進んで、見つかったりしないかしら」

 確かにその懸念はある。

「川岸から見られないよう、背を低くして隠れて。夕闇に紛れれば橋番にも見咎められないと思うわ。そうして橋を潜って、もう一つ下流の町まで進む。そんなところでどう?」

 相手は彼等が北に向かったと思っているはずだ。南側の町にまで警戒はしていないだろう。完璧とまでは言えないが、今はそれが出来る精一杯だ。


 私の案を二人は了承した。

 私はまず少女の服装を整える。

 ブーツを脱がした時、彼女は顔を顰めた。

「ひどい臭い」

「生きている証拠よ」

 私達は笑った。身体に脂を塗り、ボロ布を詰め直すのを手伝う。


 男は船底に毛皮があった方がいいと主張し、窯にそれを取りに戻った。

 その間に私は自分のブーツを履き直す。

 ズボンを調べ、革紐をしっかりと結び直した。

 日が傾きかけた頃、私は二人を船に乗せた。

 座る位置を指示して重さが偏らないようにした上で、ゆっくりと岸を離れる。

 雪の中から掘り出した棹をしっかりと握って船尾に立った。


 さて。

 実のところ、私は川船を操った経験など無いに等しい。

 この川の掟は知らないし、川筋も岸から見ただけ。

 細かい水の流れは全く分からない。

 そんな自分が棹を握って冬の川を夜に渡るなどというのは一種の博打であるのだが、その点はどうしようもない。どうせ他に手段は無いのだ。


 私は必死に川の流れを思い出す。

 一番流れが緩やかで、幅が広かったのはどこか。

 行き止まりの支流はなかったか。

 全てを記憶できているはずもなく、最後は勘と度胸で全てを決めるしか無い。


 私は教わったことを忠実に守ることにした。

 慣れない者は、決して船足を早めてはならない。

 遅すぎると感じるぐらいのまま、ゆっくりと進ませるのだと。


 教わったことは正しかった。

 私は数度選択を間違えたが、勢いのない船は危なっかしい私の操船でもなんとか向きを変え、正しい流れに乗りなおすことができた。

 紅い夕日の影に紛れ、私達は橋を潜る。

 見咎める者はおらず、心配していた橋桁への衝突も無かった。


 やがて陽が暮れる。 

 月明かりが川を照らし、思ったよりも視界は良い。

 だが、まずいことに風が強くなってきた。

 刺すような冷たい風。

 寒さと疲労で集中力が途切れかける。

 私はそれでも焦らぬよう自分を叱咤した。

 急げば失敗する。ただただゆっくりと。それだけに集中した。


 船を操ったのは、それほど長い時間では無いだろう。

 月の位置は大きく変わっていない。

 だが、行く先に町の明かりが見えたとき、私は心から安堵した。

「見えたわ」


 私の声に、二人が船縁から顔を上げる。

「川岸を探して。船を着けられそうな場所を見つけないと」

「あの辺りが、浅瀬に見えるわ」

 少女が見つけた場所に私は船を近づける。

 水の流れが穏やかになってきた。私は川底を棹で突く。


 あと少し。

 そう思ったとき、ゆらりと男が立ち上がった。

「船を止めてください」


 思い詰めたような顔。

 私に驚きは無かった。

 心のどこかで、それを予期していたから。

 やっぱり、か。

 どうしてもそうなってしまうのか。


 男が上着をはだけた。

 その手には抜き身の短剣があった。追っ手の一人が持っていた剣。


「どういうつもり?」

 私は冷静に問う。

 川岸まではあと僅かだった。あと十数歩の距離。


「やめてっ! どうして?」

 少女が悲鳴のような声を上げる。

「お嬢様はこいつを信頼しすぎです。私達のことを喋りすぎてしまった」

 男の冷たい声。

「こいつの本性を見たでしょう。銀を望むだけの賎しい女に過ぎない。このまま町に行けば、次は私達を売って利を得ようとする」


 男の勝手な囀りに、私は怒りを通り越して呆れ果てる。

 なるほど。私は賎しい人間なのかも知れない。

 だが、疑いを抱いたというだけの理由で私を殺そうとするお前が。

 なぜお前が私よりも上等な人間であるような顔をする?


 私は握られた剣に恐れを見せず、溜息のように語った

「知らないのかしら。魔女に刃を向けてはいけないと」

「散々見せてもらいました。あなたに不思議の力などない。少しばかり知恵の回る、ただの小娘に過ぎないのだと」

 多分。男はこれまで人を殺した経験が無いのだろう。

 握りしめた短剣の先は震えていた。


 少女は必死に男を説得しようとする。

「お願い。そんなことをしては駄目」

「貴方のためです!」

 川面に、男の悲壮に酔った声が響く。

「貴方は人を信じすぎる。貴方の父、私の兄。彼等を信じたからこんなことになった。もう、その愚を繰り返してはいけないんです」


 血走った目が私に向けられた。

「助けて貰った恩は感じています」

 切っ先を私に向ける。

「あなたを苦しめたいとは思っていません。彼女に血を見せたくもない。出来ればそのまま川に入って貰えませんか。そうすれば、直ぐに済む」


 私はゆっくりと竿を手放した。

 ふと、男の背後に立つ少女と視線が合った。

 彼女が顔を逸らす。

 ごめんなさい。

 声を出さぬまま、そう口元が動くのが見えた。


 私の心が冷える。冬の川に吹く風よりも冷たく。

 ごめんなさい、か。

 それで全てが許されるというのなら。


「そうね」

 私は顔を上げ、場違いに明るい声を出した。

「あなたの言うとおりにするわ」

 ひょいと自分の荷を背負う。

 そして私は重さを増した身体で、船縁に足をかけた。

 ぐらりと船が傾く。


「うわっ!」

 男が身体の均衡を崩した瞬間、私は宙を飛んだ。

 両足を揃え、水が跳ねぬよう注意しながら川に入る。 


 背後で、悲鳴と共に派手な水音が聞こえた。

 川船が転覆し、人が沈む音。しかし後ろを振り返る余裕は無い。

 突き立てた棹から、深さの見当はついていた。

 もう、私の腰にも届かない。


 私は腹まで届く男物の革ズボンを穿いている。

 油を塗り込み、ブーツと裾は革紐で幾重にも巻いて。

 ほんの僅かな間ならば、中に水は入ってこない。 


 焦るな。私は再び自分に言い聞かせる。

 川底の石に滑りでもしたら、ただそれだけで死んでしまう。

 私は一歩一歩慎重に、しかし素早く川を渡った。


 はあはあと荒い息を吐き、身体を調べる。

 大丈夫だ。水は入り込んでいない。

 服とブーツの表面に残った水が薄い氷となって張った。

 私は無造作にそれを払い落とす。


 ざぶざぶという音がした。

 私は背後を振り返る。

 月明かりでも分かるほどに蒼白となった男が、少女を抱えて川を上がってくる。

 寒さに震えながら、私を見詰めた。

 凍てつく川を渡りながら、平然と立っている私を。


「お前は……魔女なのか」


 そう言った男が次に出した声は。

 恐怖でも怒りでもなく。

 ただただ必死な懇願の声。


「頼む。彼女は、彼女だけは助けてください」

 無理よ。私はそう思った。

 この寒さの中、火を焚けぬ状況で水に漬かれば命は無い。

 だが男は、哀れを誘う声で私に訴えかける。

「あなたを傷つけようとしたのは私だけだ。彼女は関係ない。お願いだ。あなたの力で彼女だけは助けてください」


「ごめんなさい」

 私はそう言って男に近付く。

「私には、あなた達を助ける力は残っていないの」

「お願いだ。頼むっ!」

 男は私の言葉など聞かず、ただひたすらにそれだけを繰り返した。


 ひょっとしたら。

 その時の私は、本当に魔女だったのかも知れない。


「分かったわ」

 そう言ってから、川辺に立つ一本の木を指さす。

「私があの木の傍らに立ったら、右手を挙げて合図をして。そうしたら、その子を助けてあげる」

「……本当に?」

「約束するわ。あなたが右手を挙げたらその時、魔法が生まれると」


 私はゆっくりと木に向かって歩き始めた。

 雪を踏みしめて、一歩ずつ。

 木の幹に触れる距離で、私は振り返った。

 月光の中、二人の影が見える。


 あの男にまだ意識があるのかどうかは分からない。

 しかし、どちらにしても同じ事だ。

 この寒さの中。これだけの時間が経ってしまったら。

 もう、指先すら動かすことはできまい。


 私はじっと彼等を見つめた。

 動き出せるはずなど無いと知っているのに。

 起きるはずのない奇跡を。魔法を期待するかのように。


 強い風が吹き、地上の雪を巻き上げた。

 空の闇と白い欠片が渦をつくる。

 そして翼のように、彼等を包んで消していった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

森の魔女 有木 としもと @Arigirisu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ