紹介 十二章~十八章終了時点
第621話 「紹介Ⅱ-Ⅰ」
オラトリアム
ロートフェルト・ハイドン・オラトリアム(ロー)
主人公。 相変わらず利己的な上、取りあえずで危険な場所に突っ込んで危機に陥る。
ウルスラグナを転覆させた後、国外へ移動。
アープアーバンにて自分の本質を知り、旅の目的に明確な「自分探し」が追加された。
アラブロストル、チャリオルト、エンティミマスと甚大な被害を齎しながら大陸を縦断。
最後にオフルマズドとテュケを滅ぼして、最南端に辿り着いた。
ヴァーサリイ大陸では見る物がなくなったので次は隣のリブリアム大陸を目指す予定。
魔剣ゴラカブ・ゴレブといううるさい上に邪魔くさい剣と魔剣フォカロル・ルキフグスといううるさいけど使える剣を手に入れた。
最近合体したのでうるささが二倍になった。 現在は雪解けを待って出発の準備中。
サベージ
主人公の作った騎獣。 国を出ても主人公のアッシーくんとしてその移動を支えている。
何気に飼い主との距離の取り方を弁えているので、主人公からの評価はそれなりに高い。
事あるごとに無茶振りをされているが、基本的に成果はきっちり上げるのでそれに比例して振られる案件のハードルが上がっている事に本人は気付いていない。 出発まで基本的に暇なので用事がない時は食っちゃ寝している。
最近、緑の鎧が食べ物を貢いでくるので気に入っている。
ファティマ・ローゼ・オラトリアム
髪色は薄い水色で、腰より少し上まで伸ばしている。 体格は細いが起伏のある所謂、モデル体型。
ちなみに胸は余りなかったが洗脳された後、ちょっと盛ったので全体的に非常にバランスが取れている。 ちなみに本人が青系なので青い妹は居ない。
旧姓ライアード。 オラトリアムを名乗る事を許されたので、正妻を自称している。
その為、主人公に対する発言権が上がったと思い、色々と小うるさくなったが結果的に好感度が下がった事に本人は気付いていない。
オラトリアムという小さな領を国の三分の一を支配する大勢力まで発展させた有能。
今まではオーバーワーク気味だったが、妹を作成してからは負担が激減した。
しかし、忙しい事には変わりなく、領地が広大になった事により視察業務が入り定期的に飛び回っている。 主人公がまた旅立つ前に何かしようと色々企んでいるが、無駄に終わりそう。
最近は百足とべったりな主人公をどう剥がそうかと考えているが、こちらも無駄に終わりそう。
ヴァレンティーナ・ニア・ライアード
ファティマの妹一号(赤)
主人公の影武者。 その為、肉体の造形を弄って変装出来る。 その所為か中性的な印象を受ける。
基本的にファティマの妹は本人をベースに作成されたので顔の造形は非常によく似ている。
次女と言う事だけあって総合的な能力は姉妹の中でファティマに次ぐほど高い。
普段はファティマの補佐として書類を片付けたり、オラトリアムを管理したり、あちこち視察したりと忙しく飛び回っている。
姉をからかって遊ぶのが趣味。 彼女の反応を見て喜んでいる。
多分、妹の中では一番姉が好きなのかもしれない。
姉が主人公の関心を引こうとしているのを生暖かく見守っている。 誰も知らないが実は恋バナが好き。
ケイティ・カルラ・ライアード
ファティマの妹二号(黒)
ライアードでの業務担当。 牧畜関係――主に馬の飼育や食肉用の家畜の育成等が主な業務。
目立った業績は上げていないがしっかりと黒字を叩きだしている(黒だけに)ので、経営に関しては割と堅実。
加虐趣味。 弱い者虐めが大好き。
住居である屋敷(旧ライアード邸)には隠し部屋が存在し、買った奴隷を飼育している。
不思議な事に上機嫌になった後、何故か必ず奴隷が減っているらしい。
ガス抜きを心得ているお陰か、外面は良いので他所からの評判は悪くなかったりする。
怒らせるとファティマの次に怖いので下の者はいつもニコニコご機嫌伺い。
グアダルーペ・シメナ・ライアード
ファティマの妹三号(緑)
ティアドラス山脈での業務担当。 主な業務は亜人種の管理と山脈内の開拓、魔物の駆除、最近は気象台関係も受け持っているお天気お姉さん。 当初は半々ぐらいだったが慣れて来たのか最近、予報はほとんど外さない。
性格は全てにおいて控えめ。 目立つのが嫌いなので周りの顔色を窺うタイプ。(一部例外あり)
特に姉には余計な事は言わない、しない。
その為、姉妹の中で一番影が薄い。
最近は某ラジオ番組のプロデューサー兼ディレクターをして、部下に無茶振りしている。
?
ファティマの妹四号(黄)
大森林担当。 主な業務は伐採、開拓の作業監督及び、ダーク・エルフとの交渉窓口などを行う。
フィジカル面では姉妹で最も優れている。
触れる機会がなかったので出番がなかった。
地味にオフルマズド戦前の会議に出席していた。 その内出ます。
メイヴィス・マギー・ライアード
ファティマの妹五号(桃)
採掘都市リソスフェア担当。 主な業務は魔石採掘の管理と獣人国との交渉窓口。
魔石関係は収益面でかなりの割合を占めているので、結構重要なポジション。
仕事は堅実にしっかりとこなし、視野も広いので細かい判断が求められる複雑な採掘都市をしっかりと掌握している。
性格はファティマの妹とは思えない程、心優しく親切。 基本、誰にでも優しい。
トラスト・アーチ
剣客。 最近、正式に訓練所の教官と言った役職を獲得した。
教えるのは上手いが厳しい。 ハリシャからチャクラの使い方を教わっているので、そちらに関しての教導も行っている。
オフルマズド戦で余り活躍できなかったので、鍛え直している。
ハリシャ
剣客。 長い黒髪を適当に纏めている。 元々、チャリオルトの女剣士だったが、主人公に喧嘩を売って洗脳された。 現在はトラストの補佐として訓練所で主にチャクラの扱いを教えたり、個人戦での細かい立ち回り等のアドバイスを行っている。 今までは上手く隠していたが本質的には生き物を斬り刻んで悦に浸る変態。 レブナント化した事により隠されていた本性が表に出てきた。
スイッチが入ると手の付けられない状態になるが、普段は丁寧に教えてくれる良い教師。
間違っても模擬戦の相手をしてくださいと言ってはいけない……。
サブリナ・ライラ・ベル・キャスタネーダ
ロートフェルト教会の修道女。 普段は教会で迷える子羊を導いている。
何でもこなせる万能修道女。 手が足りない時に魔物の駆除や書類仕事に呼ばれる。
様々な意味で上手に立ち回るので、オラトリアム内では割と金持ち。 最近、教会内のロートフェルト像(純金製)をザ・コアから魔剣装備に作り替えた。
オフルマズド戦の褒美として大量の神父と修道女を部下として手に入れており、奉仕活動と布教に力を入れている。 上手に溶け込んでいるので評判は驚く程良い。
そのお陰か様々な者達が参拝に現れるので本人は非常に満足した生活を送っている。
魔物や亜人種も同胞として受け入れているのでグノーシスやアイオーンより懐が広いのかもしれない。
偶に訓練所に体を動かしに現れるが、彼女が訪れると何故か波が引くように皆が逃げ出す。
ディラン・クライ・ギドリー
元聖殿騎士。 今まではファティマのお付きだったが新入りに役目を奪われたので、街での警備関係の仕事に従事している。
表には出さないが正直、ファティマの警護は神経を使うからお役御免になって内心で喜んでいる。
オフルマズド戦の報奨金が中々の額だったので、割と幸せな気持ち。
アレックス・ビル・タイラス
元聖殿騎士。 ディラン同様、ファティマの護衛から解任され街の警備に従事。
念願の専用装備を貰ってご満悦だが、ディランとお揃いなのがちょっと嫌なので、報奨金で角か何かを付けて差別化を計ろうとしている。
護衛の任を解かれた事については気楽な仕事になってラッキーとしか思っていない。
ちなみに訓練所でサブリナの姿を見かけると真っ先に逃げ出す。
イフェアス・アル・ヴィング
元聖堂騎士。 ゲリーべで捕獲された結果、改造種スレンダーマンとして生まれ変わった。
見た目は片腕が大きく膨らみ、背中から管のような物が生えている異形の黒い全身鎧。
オラトリアム内部――要は仕切りの内側の警備担当。
元々、聖堂騎士として高い戦闘能力を持っていたが、改造されたお陰で全ての能力が大幅に上昇し、生前とは比べ物にならない能力を獲得した。 敗北の経験のお陰か精神的にも落ち着いているので、隙の少ない実力者となった。
聖堂騎士として大規模戦闘の経験があるので、集団で行う模擬戦などではアドバイザーとしてよく呼ばれる。
基本的に真面目な男なので仕事は勤勉に片付けてミスは可能な限り克服し、同じ失敗をしないように心がけている。
趣味は乗馬。 休日は馬()で良く遠乗りに出かけている。
報奨金はマイホームとその裏に小さな厩舎と馬の牧場を作るのに使った。
最近、部下が遠乗りに付き合ってくれるので内心でちょっと喜んでいる。
エルジェー・ナジ・エーベト
元聖堂騎士。 くっ! 殺せ!
ファティマ直属の護衛。 最近は兜をちゃんと被るようになった。 くっ! 殺せ!
聖堂騎士だけあって技量は高く、同期の二人との連携も巧みなので護衛としては中々優秀らしい。
真面目な性格なので空いた日は訓練所に通っている。 ちなみに初日にハリシャに模擬戦を挑んで半殺しにされた。 くっ! 殺せ!
ボグラールカ・ティサ・バーリント
元聖堂騎士。
ファティマ直属の護衛その二。
朝のラジオ体操が気に入ったので参加できる日はかなり早くから朝礼台の前でスタンバっている。
女性としてはやや大柄だが元々気弱な性格な事もあり、すぐ泣きそうになるので戦闘時は殆ど兜を脱がない。 失敗したくないのでこちらも訓練所に積極的に通っている。
初日にエーベトが半殺しにされたのを見て、ハリシャに苦手意識を持っている。
マリシュカ・ガライ・フニャディ
元聖堂騎士。
ファティマ直属の護衛その三。
ダーザイン印のお弁当が気に入ったのでよく食べに行っている。 お弁当とは別で食堂を開いているが、そこの常連。 時間がない時はテイクアウトを頼むほど入れ込んでいる。
感覚派で面倒臭がりなので、良く訓練をサボろうとするが、エーベトに見つかって無理矢理参加させられている。
目端はかなり利くので危機察知能力は三人の中ではトップ。
マルスラン・ルイ・リュドヴィック
緑の人。 研究所内での雑用担当。
オフルマズド殲滅戦ではそれなりに戦果を上げたので特に叱責は受けなかったが、それなりだったので大して褒められもしなかった。
専用ユニットのコン・エアーは魔導外骨格の修理が順番待ちの状態なので未だに大破状態。
多分、暇になるまで修理してくれなさそう。 ここ最近、ドワーフの下っ端にも舐められ始めてる。
サベージに貢いで裏から地位向上を図っているが、好感度が上がっただけであまり効果がなかったりする。
ライリー
改造種。 シュリガーラという人型の狼のような見た目。
オフルマズド殲滅戦では転移魔石をばら撒いてひたすら味方を呼び込んでいた。
目立ちはしなかったが与えられた仕事は過不足なくこなしたので順当に褒められて、順当に報奨金を貰った。 ちなみに報奨金は部下に酒を振舞ったら一晩で溶けてなくなった。
空になった財布に首を傾げていたがまぁいいかと通常業務に戻った。
転生者。 収穫班班長。
ゴブリン等の亜人種の部下を率いて毎日、額に汗して野菜と果物をひたすら収穫する。
毎日の労働のお陰か体力が付いて体が頑丈になった。
何故か慰霊碑を建てた張本人として扱われており、あちこちで感謝された。
部下思いなので下からの受けは良い。
転生者。 首途研究所所長。
乗っ取った研究所に自分の名前を付けて責任者というポジションに納まった。
色々な物を弄ったり作ったりしていて幸せな毎日。 ついでに金にも困らなくなったので、大変充実した生活を送っている。
最高の日々を提供してくれた主人公に一生ついて行こうと心に決めている。
最近、立ち入り禁止の研究所最下層の広大なスペースで何かを作っているらしい。
ヴェルテクス
冒険者。
オラトリアムに移住してから金に一切困らないので仕事もせずに魔法の研究をしながら研究所内に自作したスパでくつろいでいる。
最近は始末したアメリアから奪った潜水艇に乗って近くの湖で遊んでいる。
もう冒険者辞めようかなとか考えている。
転生者。 オラトリアムラジオのメインパーソナリティー。
元々、テュケ所属の転生者だったが、壊滅に伴いオラトリアムへ加入。
ラジオ番組なんてやった事もなかったので必死に頑張って現在形になり始めている。
番組内容はリスナーからのお便りコーナー、天気予報、本人の演奏の三つだが、番組好評につき放送時間延長の通告を受けて必死に間を繋ぐネタを探している。
何故か自分にだけ強気な上司のパワハラを必死にやり過ごしているらしい。
アブドーラ
元ゴブリン王。 改造種ゴートサッカー。 ゴブリンベースだが、人間に近い巨躯に筋肉質な肉体。
現在はシュドラス城でグアダルーペと一緒に山脈の管理を行っている。
魔物の駆除も一段落着いたので山道の舗装などに力を入れている。
最近、サブリナに城の近くに巨大ロートフェルト像(純金製魔剣装備ver.)を置きませんかと言われ、真剣に置き場所の検討中。 尚、制作費用はサブリナが全額出してくれると言っていたが、流石に悪いと協議の末に折半となった。
ニコラス
ゴブリン。 オラトリアムのエースパイロット。
扱いの難しいサイコウォードを仲間と共に乗りこなした凄腕。
十人もいないプラチナ免許持ち。 魔導外骨格なら全ての機種を高い水準で扱える。
初めて目にしたサイコウォードに一目惚れしてプラチナ免許を取得した愛の戦士。
修理中のサイコウォードの装甲を撫でて「早く元気になれよ」、「また一緒に戦おうぜ」と声をかけ続けている。
オフルマズド殲滅戦での反省点を鑑み、次はもっと上手くやると仲間と共に訓練に熱を入れている。
アスピザル・アイティール・ミスチフ
転生者。 元ダーザイン首領。
部下を使っての諜報活動を主に行っている。 本人は基本、オラトリアムでのんびりと過ごしている。
ご飯が美味しいし居心地が良いので、楽しく毎日を過ごしている。
目障りだったアメリアもこの世から消えてすっきり。
転生者。 元ダーザイン幹部。
部下と一緒にダーザイン印のお弁当作りを頑張っている。
飛ぶように売れるので、穏やかな毎日を過ごしている。 懸念であったテュケも壊滅したのですっきり。
それでも何があるか分からないので訓練所には足繁く通っている。
転生者。 元ダーザイン幹部。
今回は影が薄かったが、裏で色々と頑張っていた。
地味にテュケの転生者をタロウと一緒に一人仕留めている。
ジェルチ
元ダーザイン幹部。
部下と一緒に毎日ダーザイン印のお弁当を売っている。
元気に笑顔で弁当を売り歩く姿はまさに看板娘。 諜報の仕事が入ると、オラトリアムを空けるが何気に毎日楽しそうにしている。
ガーディオ
元ダーザイン幹部。
合流後、主人公に改造して貰う予定だったが、アスピザル経由でジェルチに阻止されてしまい現在は弁当屋のコックとして働いている。
弁当の売れ行きを見るに料理の才能はあったようだ。
タロウ
双頭犬。
アスピザルのペットだが荷車引きや石切の援護などに良く駆り出されるので、ダーザイン内では愛されている忠犬。
冬場は用事がない時、温かい場所に居る。 触っても怒らないのでたまに構成員の抱き枕になっていたりいなかったりする。
ドゥリスコス・ゲイブ・エマルエル
商人。 エマルエル商会のトップ。
もはやガワだけで中身はオラトリアム商会だが、その経営手腕は本物。
乗っ取ったサンティアゴ商会も上手に使って確実に利益を上げている。
元チャリオルトの剣士を護衛に置いているが、クビにした前任者より言う事を聞いてくれるので上手くやっている。
ハムザ・ケレム・オーレル
元アラブロストル国立魔導研究所所長。
襲撃を受けた際に捕縛され、部下共々逃げられないように美味しい果物を大量に食べさせられ依存症になっていたが主人公の帰還時に洗脳を施され首途の弟子になった。
最近は首途の発想に刺激を受けて色々とアイデアを出しては、欠点を指摘されて次の案を考えている。
アンドレア・ガン・バンスカー
エンティミマスで組織運営をしていた男。
崩壊のどさくさに紛れて早々にタイタン鋼を持ち出してリスクヘッジを行った。
今はドゥリスコスの部下としてアラブロストルで仕事をしている。
ディビル・マート・ブジョルド
元アラブロストルの軍人だったが、チャリオルトとの戦争での功績を認められ区長に昇格。
ドゥリスコスと組んで敵対してくる商会を社会的に抹殺したりと色々と裏でやっている。
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