ゆぐどらしるおふらいん!

夢月桜

まえがきだよ~

「おいなんだこのだらっとしたタイトル」


 と容赦ない穂村さんのツッコミが入る。


「作者が本編でやりたかったけどなんか入れると話が余計こじれそうだからやめたエピソードとかここでやるんだってさ」


 と御神楽さん。


「あの御神楽さん?あまりメタ的な発言はやめた方が…。なぜか私の心がぎゅっとしてしまうんで…」

「そう言ってる叶波もメタ発言してると思うよ?」


 た、確かに…!


「気を取り直しましょう。わたくしが手短に説明させていただきます」

「おっ!さすが優紗、頼りになるぅ~」

「御神楽さん、もう少しシャキッとしてくださる?…話がこじれてしまうのでもう無視しますわね」

「最近、優紗がぼくに冷たい…」

「いや、俺にそんな目線向けられてもなんもしねえぞ?」

「ひどい!炎真、ぼくら友達じゃないか!」

「…こりゃ桜宮も無視したくなるわな」


 そんな御神楽さんたちを無視して優紗は語り始める。


「こちらでは、本編では語ることができなかったことを語っていきます。例えば、わたくしたちの日常。そしてこうして出逢う前のわたくしたちのユグドラシルONLINEでの出来事を書いていく予定です。…中には少々ふざけた内容もあるようですが」


 と優紗はなぜが上を睨みつける。

 そしてそれになぜか私はぶるっと身震いをする。


「とにかく、楽しんでいただけると幸いですわ」

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