113 宣告
「引き続き更生プログラムを受けながら、エア復興事業の作業員として働いてもらいます。衣食住の最低限の生活のみが保障されます。刑期は587年」
中央AIの宣告を受け、ポコは住み慣れた居住エリアを離れ惑星エアに移り住むことになった。一万千年程前に自らが粉々に打ち砕き宇宙の瓦礫と化したエア。
それを復興させるために一作業員として携わることになろうとは、その当時は思いもよらなかった。
エアは先人たちの努力で原型を回復しつつあり、後は、大気と動植物、海の存在が回復できれば人間が住める環境になるというところまで来ていた。
居住エリアにある
魂波を応用した転送装置によって魂自体を遠隔地に転送する技術が進歩し、新たな移動手段として用いられるようになった。肉体自体を転送することはできないため、転送先に転送元の肉体と同じクローン体、もしくは法術体をあらかじめ用意し、転送先では用意された新しい肉体を使い活動する。
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