114 受刑者区域
惑星エア
何もない荒涼とした大地が地平線の彼方まで続いている。
継ぎはぎだらけで無理やりくっつけたようなデコボコと隆起した大地。
大気がないため、空は黒い。
自らが粉砕した惑星にポコは降り立った。
地下深くでは、ヒッグス粒子制御装置が絶え間なく稼働し、重力魔法術者が強大な重力を発生させている。
着いて早々にエンジニア、科学者、魔術者、魔術開発者、どれに適性があるかテストを受け、ポコは魔術者と魔術開発者に適性が認められた。
基本的な魔術講習と実技講習を受け、エレベーターで地下に降りる。
地下30キロ地点に出るとそこは広いドームになっていた。
ポコのようにここに送り込まれた受刑者の列が見渡す限り広がっている。
皆手には、先ほど受けた適正テストの診断結果を持っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます