第2話好きな歌

あーこの歌いいな

今日も今日とて勉強の友達を探すため

某動画サイトで音楽を探している


最近はボ○ロとか歌い手さんばっかりだから

たまには違う感じが聞きたいな〜


なんて考えながら

某動画サイトで探す

結局有名人の動画を見て勉強に手がつかないんだが


あ、そうだ親の部屋に沢山CDが置いてあったなその中から探そう


親の部屋には色んなCDが積んであった


ロック、デスメタルからゆったりした曲まで色々あった


その中から俺は1枚のCDを見つけた


昔、よく遊んでくれたおじさんがパッケージになっているCDがあった


そのケースの裏には両親の名前とおじさん夫婦の名前が書いてあった


CDプレイヤーで聞いてみると


歌は下手だし、音も響いてなかった


正直、アーティストとしてはダメなんだと思う


でも、俺は聞いて良かったと思った


俺は今日も頑張ろうと思えるようなCDに出逢えた


この日は珍しく昼からだが学校に行った


先生も驚いていた


でも、教室に行く勇気は無かった


保健室登校が増えていく気がしたが


先生は学校に来てくれればそれでいいよ


と言ってくれた


保健室の先生は男の先生だ


すごくいい先生だと思う


気弱な先生だが相談なんかには真面目に乗ってくれたり


ダメな所はダメと決めつけるのではなく何がダメなのかを教えたりしている


すごく丁寧な先生で


俺は尊敬している


でも、なりたいとは思わない



やっぱり学校は疲れる


家に帰って1番に思った事だった


先生に会う度に作り笑いをして


挨拶をする


辛そうに見せないために


しんどそうに見せないように


全てを繕わないといけない


大変だなぁ


もう二度と行かねぇ


そう思ってしまった


変わろうと思っていたのに


こんな時こそゲームして疲れを飛ばそうぜ


あの歌を聞いて、漫画を読んで、


幸せな時間を少しでも味わって


明日へとの糧にしよう


そう思った


俺はベットの上に座り


お気に入りの漫画を読み


こんな設定面白いんじゃねぇか?


と思いながらノートにペンを走らせる


いつもとは違う俺の日が


俺は少し楽しかった


今日は珍しく、弟の機嫌がよかった


ゲームしようぜとコントローラーを渡すと


負けねぇよ?兄ちゃん


と言ってコントローラーを握った


こんな風景が


去年までは当たり前だったのに


今ではすごく嬉しいことになっている


弟は最近バンドを始めたらしい


俺の好きな歌を


今度教えてやろうかな?


対戦が終わり


飯を食い


風呂に入って


腹筋をしてから


ベットに入り


今日のことを思い出しながら


俺は眠った

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少年の日常 コオリ🍊 @yuka128

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