メビウスの分岐点♾ 〜浮遊霊は女子高生に拾われ、やがて式神になる〜

作者 水樹

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★★★ Excellent!!!

まず霊的な設定を下地にしながらもSF的なテイストもある世界観が見事。
少し読むだけで、作者の方にはかなり豊富な知識量があることがわかります。

それでいてキャラクター達には個性があり、そこからの人間ドラマもきちんと描かれています(霊特殊捜査部でのやり取りなどハードボイルドな感じもあって好きです)。
さらにアクションシーンは映像的で読み手をぐいぐい引き付けてくれます。

良い意味でライトノベルという言葉が無かった時代のジェブナイル小説を読んでいる気分でした。

★★★ Excellent!!!

ハードSFのような壮大な世界観、ミステリのような伏線と謎、ラブコメのドタバタ劇を、ライトノベルの読み味でまとめたようなファンタジー作品です。ジャンルの縛りなんて鎖は、水樹先生が手刀でブッチ斬ります!

特筆すべきは、物語の背景設定です。この世界における霊の出現・消滅過程や、彼らへの対処を行う霊能官の組織構成に至るまで、本当にこうだったらワクワクするのになと思わせる様々なギミックが目白押し!

一つ一つの設定用語にセンスがみなぎっており、読んでて飽きませんね。お気に入りアニメの設定資料集を延々と眺めていたいという、あの感覚になりました。

すでに2クールアニメ分の物量が完成しているので、ここを読むだけでも、様々にドラマティックな物語が生まれる予感がします。冒頭の世界観設定を読んでビビッと来た「そこのあなた」のために書かれた作品です。

また、日常パートでは喋るウーパールーパーや、致命的に料理の出来ないヒロインなど、それまでの緊張をほぐすような場面があって、一息つけます。登場人物もクセ者揃いで、台詞の掛け合いが面白いです。あと、おっぱい星人(?)もいます。←ここ重要

文章表現は、崩すところと締めるところを、シーンに応じて使い分けられているように読めたので、ある程度小説を書き慣れた方なのかなと。

これからこれらのキャッチーな設定が、物語のクライマックスへとどのように繋がっていくのか、楽しみでなりません。

水樹先生、早く続きを!

★★★ Excellent!!!

まずタイトルが素晴らしい。
そして緻密な設定と構成、世界観、キャラクターも魅力的です。
それらを繋いでいく文章、表現力。
どれをとっても素晴らしいですね。
最終的に「メビウスの分岐点」が何を意味するのか…楽しみで仕方がないです。
今まで感じた事の無い世界に一度足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

人を惹き付ける魅力がこの物語にはあります!

緻密な設定と組み込まれた伏線が、まるでパズルのピースのように散りばめられていて、それを個性豊かなキャラクター達が拾い集めているような印象を受けました。

まさに物語という名に相応しい読感で、一気に読める面白さ。そして、科学的な未来の世界観と非科学的な霊の異色な組み合わせと着想。

隠された秘密を持ったヒロインと浮遊霊が、これからどう物語を進めていくのか、非常に楽しみです。

是非、読んでみて下さい!

★★★ Excellent!!!

テンポはミデアムな印象で、小気味良く進む。演出力の高さが特筆される。いい感じの構成力も魅惑的。不必要なものは無い素晴らしいキャラクター配置。
僕は小さい頃霊の話を聞いて、亡くなったおばあさんが何処かに居るのかなと思いました。ユメの世界ですね。

★★★ Excellent!!!

 冒頭からの美しくも儚い、壮大な幕開け。そして物語を読み進めていくと共に明らかとなっていく、ヒロインの深淵と世界の裏側……。
 主人公やヒロインを含め、登場人物それぞれが記号ではなく一人の人間として生きている。これは簡単なようで実は相当難しい。世界観や名称の説明一つ一つにおいてもそうだ。作者様は、描写の中で「流れるように説明を入れる」ことが上手い。重厚な設定のもとに成り立っている話だというのに、読む側にはまるで無理解のストレスが存在しないのだ。

 そして、なにより話が面白い。誰もが一度は想像したことのある「幽霊」や未来の科学技術。それらオカルトと科学という本来なら交わることのないロマンが絶妙に織り混ざっているのだ。

 最後に、ファンとなった私から一言。

 浮遊霊と霊能者が交錯する時、物語は大きく動き出す──!