第18回:ざっくり説明の落とし穴

補講っぽいけどメタ発言+個人差あります。


・ざっくり説明の落とし穴

 現代物では、主人公の周囲にある高層ビルとか建物類の解説をざっくりと終わらせる事もあるでしょう。重要な建造物であれば、説明等も多いかもしれませんが……。そう言った説明や解説をざっくりしすぎると思わぬ所で読者と作者の思考のすれ違いが起きます。


 例えば、虎の覆面をしたレスラーが出てくるとします。小説の方で「そのプロレスラーは虎の覆面を被っていた」と書くと、読者の方はどう思うでしょう。ある程度の知識を持っている人であれば『タイガーマスク』を連想するかもしれません。イメージデザインも、そちらに引っ張られる事でしょう。本来であれば違うデザインの覆面なのですが、読者は『タイガーマスク』を連想してしまうのは間違いありません。作者は細かい想定デザインを考えていたとしても、それを解説しないと作者と読者ですれ違いが起こるでしょう。


 ざっくりした説明にして舞台説明語り等にしたくない……と言うのもあるので説明をざっくりと終わらせるのは間違いではありません。しかし、解説を省き過ぎたことで読者が似たような版権作品モチーフをイメージする事もあります。自分の作品は一次創作であって二次創作ではない……と考えても、現実は非情なのです。WEB小説では多数が挿絵と言う物がない事も、最大の原因と言えるのかもしれませんが、それでも版権二次創作や「〇〇のパクリ」みたいな印象をもたれない為にも、重要な個所には説明を淹れて二次創作ではない事を明言するのも必要な事だと思います。

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