第19回:「あり得ない」は可能性を狭めてしまうのか

補講ネタというか、何度も言及しているアレです。個人差+メタ発言ありです。


・あり得ないと断言してはいけない

 現実でゴルフのホールインワン無双はあり得ないとは思いますが、それをあり得ないと断言してはいけません。ゴルフゲームのイースポーツ大会でホールインワン無双が出ても、何もおかしくはないですよね。さすがに不正ツールの類を使用してのホールインワン無双は興ざめになると思いますが。


 ゲーム知識がなくても分かる事例では『グランブルーファンタジー』におけるコラボキャラが該当するでしょう。『テイルズ』シリーズのようなファンタジー物もあれば『進撃の巨人』のようなコラボもあります。この辺りはファンタジー要素があるので問題ないと思う人も、『カードキャプターさくら』には驚くでしょう。魔法要素があるので……と譲歩する人も、『ラブライブ!』シリーズや『ふたりはプリキュア』ともコラボしております。極めつけは、DMMでサービスをしている『刀剣乱舞』(厳密にはアニメ版)とコラボしたり、ロボット作品の『コードギアス』ともグラブルはコラボしていきます。


 一番の有名事例と言えば、『グラブル』の恒例イベント化しているような『ガチャピン』コラボです。『ガチャピン』は無料10連イベントで登場し、騎空士の皆様にも「ガチャピンに助けられた」と言う様な意見が出るほどです。それ位にガチャコラボは定着していき、2019年には正式にプレイアブル参戦する事も告知されました。


 ここまで言って分かる人には分かるでしょう。元々『王道スマホRPG』というキャッチフレーズもあったグラブルで、ここまでのコラボをやっているのですよ。異世界転移や異世界転生ファンタジーでも、テンプレや暗黙のルールみたいな存在に従う必要性は本当にあるのでしょうか?


 結論としては「あり得ない」と決めつけてルールや法則をレッテル貼りしてはいけないという事です。守られるルールがあるのも事実ですが、レッテル貼りでルールを勝手に固定化してしまうのも問題があるのかもしれません。

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