第5回:あえて苦手な要素は丸投げする

いきなりなタイトルですが……。ある種のタイムリーネタに加えて、個人差あります+さっくり終了系です。


・苦手分野をあえて克服しないという事例

 自分が苦手とするジャンルを克服し、作品を書くというパターンは創作論等でも言及されていますので分かる人もいるでしょう。嫌いな物が思わぬ所で創作のネタになるのも、話題に上がっている事例です。その一方で、あえて苦手ジャンルは得意な人に投げてしまおうというパターンもあります。以前にも言及した一芸を極めるですね。もしくは得意分野で攻めるパターン。自分も死ネタに関しては色々と諸事情を抱えているので、得意な人に任せていたりするのですが。


 そんな中で、家電分野でも有名なシャープ公式ツィッターの対応で、正直過ぎると話題になりました。何と、自分の方で作っていない家電に関して「その商品でしたら他社の方が……」と言う様な対応をしたのです。普通、他社製品等を推すような事がないのでは……というような分野の会社で、まさかの対応には自分も驚きました。単純に面倒なので丸投げしているのではなく、自社製品がない等の会社事情があります。自社で展開している分野に関しては「うちの製品がお勧めですよ」とアナウンスをしておりますので、苦手分野と得意分野を把握した上での回答とも言えるでしょう。


 こうした対応は、小説にも使えるノウハウと思いませんか? 今まで書いてきた作品で自信作よりも別の作品が閲覧数が多い、長編よりも短編の方が読まれやすい……他にもあるかもしれませんが、思い当たる箇所はありますよね。別ジャンルの方がサイトで人気だったというのもあると思いますが、自信のあったジャンルAよりも別のジャンルBで閲覧数が多いという事実は変わりません。何故にジャンルBで書いた作品が支持されたのかを分析し、執筆を続けていけば別の何かが見えると思いませんか?


 最後に、今回の創作ノウハウ記事を作成するに当たり、大きなヒントを下さったシャープ公式様及び記事を紹介して下さったねとらぼ編集部には、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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