6枚目 5年目
久しぶりにパソコンを開いた。
いや、毎日仕事で開いているのだがそうではなく、”プライベート用のパソコンを久しぶりに開いた”のだ。
ブックマークに残っていた『カクヨム』を見て、「ああ、そういえばこんな日記をしばらく書いていたなあ」と、三日坊主常習犯の私は思う。
今の会社に勤め始めて丸4年が経ち、気づけば社会人生活5年目。
平々凡々で刺激的な毎日を送る中、穏やかなようで激しい変化を遂げた私は、いまどうしても書き残しておきたいことがある。
2020年1月13日、ここに記していた『京都弁の彼』。
タイプのお顔と京都弁が相まって、偶然会えるとたまらなく嬉しかった。同期での飲み会やイベントでは、さりげなく近くに寄って自然に話せるよう試みた。しばらく会えない日が続くと、たまに思い出して恋しくなった。
そう、きっとこれは恋だった。
あの時の私は「恋じゃない」と書いていたけれど、恋以外の何物でもなかった。
そして今、彼は私の恋人だ。
ありがとうございます、ありがとうございます。
おめでとうと言っていただけてとても嬉しいです。
自分の気持ちに嘘がつけなくなったとか、こらえきれなくなったとか、まったくその通りでございます。
時には勇気を振り絞り、時には運に味方され、巡り巡ってようやく”ずっと一緒にいたい相方”を見つけられた気がします。
いまは多くは語りませんが、なにせ話したがり屋の私なので、これから彼とのエピソードを小出しにしていくでしょう。どうぞお付き合いください。
数年ぶりにこのパソコンを開いて過去の日記を見たとき、こんなに昔から私は彼に惹かれていたんだと衝撃を受けました。
ここに記したことなど、すっかり忘れていたからです。
2020年1月13日の私、ナイス!
今なんと、彼とお付き合いしているよ!
だけどこんな日記、彼に見られたらとっても恥ずかしいから
いまは隠しておかなきゃね!
――――――――――――――――――――――――――――くしゃくしゃ、ぽい
くしゃくしゃ、ぽい こたまる @kotamaru036
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。くしゃくしゃ、ぽいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます