まわる、回る、廻る。お寿司が目の前でくるくると。そんな回転寿司にやってきた老婦人が一人。接客するのは、ロボット一人。町にも人は見えない。どこか寂寥を漂わせながら、世界についてがポツリポツリと語られていく。くるくると回るように人生も、価値観も変わるのだろうか。いつかの未来の、それは哀切のメリーゴーランドのように。