Translucent Marchen [1]

作者 ぷろとぷらすと

99

33人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

壮大な歴史ドラマ小説、と言えば良いのでしょうか。
民族同士の対立、そこから沸き起こってしまう戦い。
それらが淡々とした、なおかつ重厚な描写でこちらを責め立てるかのように綴られています。
凄惨な戦いのシーン、人々の呆気ない『死』の場面には息が詰まり、呼吸が上手くできなくなる程です。
ですが不思議と目が離せず、また、希望が全く無いわけでもないので文章に惹きつけられる『何か』があると感じさせられました。
歴史小説が好きな方にオススメの名作です。
皆様是非ご一読を!

★★★ Excellent!!!

一人の少女を中心に語られる、戦争の物語です。
どういう理由で紛争状態に至ったのか、どこで歯車が狂ってしまったのか、それすら分からぬままに祖国を追われ、地獄の様な逃避行を続ける避難民たち。穏やかだった生活が、少しずつ少しずつ狂気に蝕まれて行く有様は、恐怖以外の何物でもありません。
そして受け入れざるを得ない生きる為のギリギリの戦闘、血と火薬の匂いが漂って来そうな、人々の悲鳴が聞こえて来そうな、そんな錯覚すら覚えます。それほどに悲惨な状況を描写しつつも、その語り口はあくまで穏やか、静謐さすら感じさせる冷静な筆致で、物語が綴られて行きます。
読み易く、興味深く、そして深く考えさせられる、そんな物語です。
一読の価値ある逸品です。

(85話までを読んだ感想です)

★★★ Excellent!!!

 異世界ものの話でありながら、物語はゆっくりと丁寧な情景描写と穏やかな語り口で進んでゆきます。

 そしてまたこの物語は、恒には忘れがちな『わたし達はいまこの瞬間に於いても、歴史の流れの中に身を置いているのだ』ということに気づかせてくれる物語です。
 
 人の営みとは時に愚かで、哀しく、切ない、なれどなぜこんなにも愛しい。
 読み終えた後、そっと瞼を閉じて想うのでした。

 雨の夜長に、ぜひ一読下さい。

★★★ Excellent!!!

海難事故により、トワトワト半島の東岸、オシヨロフという小さな岬に漂着。

描写がとてもきれいな文章で書かれています。

ネーミングいいです。

流行りもののバトルファンタジーではないのも特徴あっていいです。


切なさを感じるファンタジーです。

まだ途中ですが、今後の展開が楽しみです!

★★★ Excellent!!!

異世界ものでありますが、異世界の持つイメージとは少し違う物語です。
派手なあれこれがらあるというより、じっくりと話が進んでいきます。
そして、なにより文章がうまいです。
情景や心情がすっと頭に入ってきますので、物語に引き込まれます。
皆さんもぜひ読んでください。