『機械』

矢田誠一

第1話

まず、 始めに、 明るい 電球が、 出来た。



目の様であり、 心の 様だった・・・・・。


始めに、 電球を、 作った 人間は、

WAT 《わっと》 と 言った。

WAT《わっと》 は、 ワッと 驚いた。

それから、 数千年前、

石を持ち上げた 人間が 居た。

そう、 草を、 引く 為に・・・・・・・。




幾年も して、 冷蔵庫が 出来、



パソコンが、 出来、

宇宙ロケットも 出来、




いつの間にやら、

ガンダムの 様な 人間型 ロボットも 居た。



そして、 ガンダムA《あるふぁー》と

ガンダム θ《しーた》は、

恋に 落ち、

ベローネZ《ぜっと》を、 産んだ・・・・・。


Z《ぜっと》は、ガンダムA《あるふぁー》と、 ガンダムθ《しーた》の、 愛の

結晶で あった・・・・・。






ベローネZ《ぜっと》の

機械の、 子孫達は、 増え続け、



A《あるふぁー》、β《べーた》、γ《がんま》と、

お互いが いがみ合う様に、 なった・・・・・。 その頃、人間は ほとんど、姿を、



消しており、







機械達の

心臓部に 座って 居た。



いつの間にやら、

人間は、 姿を、変え、

いつの間にやら、 機械の、 心臓と

なった。








そして、 元の人間の 脳の 働きを、 その 心臓部から

機械達の 手足に



送った・・・・・。








θ《しーた》は、

花を 摘んで

いた。



「これ、 何? 美しい・・・・・。」 と 思いながら、

頭の 中の 手帳で、 調べる・・・・・。



ピピピピピピピ・・・・・。



『な デ シ コ』



と・・・・・。

A《あるふぁー》は、 ガンダムβ《べーた》に、 油を さして もらって いた。





A《あるふぁー》、β《べーた》、γ《がんま》、θ《しーた》、δ《でるた》達は、

お互いを、

憎み合い、



戦争が、 起きる、 直前まで いった・・・・・。



しかし、θ《しーた》は、 考え

始めた・・・・・。

『私達は 何? 』と・・・・・。

θ《しーた》は、



考えに はまっていった・・・・・・。



頭の、 中の、 手帳で、 調べた。ピピピピピピピ と。





「ああ、そう、私達は、 人間って言う、 生き物が、

一生懸命、 作って くれた 物なんだ・・・・・。」



『何故、 憎み会う?』



ピピピピピピピピピ。



θ《しーた》は、

又、

頭の 中の 手帳を 開いた・・・・・。





「ああ、 そう、 人間も

憎み合って いたの・・・・・。」




『私達は、 闘っても

いいのかなあ・・・・・。』



ピピピピピピ。



な デ シ コを 見た。



なでしこは 黙って いる。



なでしこは、






何も、



言わない・・・・・。 『私達、 機械も、 ナデシコ みたいに、

なれるかなあ・・・・・・』





θ《しーた》は、 考えた。



θ《しーた》は、 戦わなかった。



そして、 それを、 選んだ、 δ《でるた》も、 生き残った・・・・・。



θ《しーた》と、 δ《でるた》は、一辺に


恋に


落ち、



戦わない



機械の、

種族として、

生き残った・・・・・。 終わり。

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『機械』 矢田誠一 @yattyann

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