桜吹雪の向こう側

 突如響いたアナウンスに目を瞬かせる。


 精神、肉体共に疲れてしまった僕だけど、緩慢な動きでその場に座りながらステータスパネルを開き、空欄となっているサブ職業欄へと触れた。

 そこに表示されるのは、今の僕が取得できる職業の名称だ。

 確かに、アナウンスでも聞こえてきた職業の名称があった。






【陰陽師】


職種:魔法攻撃職

ランク:上級


 【妖術師】とは一線を画する上級魔法攻撃職。

 専用の道具を使った際、多大なボーナスが入り、モンスタータイプ『妖獣』に対しダメージ補正が入る。また不死属性を持つモンスターへの有効手段となるスキルを習得可能。主に炎、水、雷属性の魔法が扱え、結界、攻撃魔法に適性の高い。


取得条件:

 モンスタータイプ『妖獣』の討伐




妖使あやかしつかい】


職種:特殊魔法攻撃職

ランク:上級


 【妖術師】とは一線を画する上級魔法攻撃職。

 モンスタータイプ『妖獣』のテイム成功率に補正が入り、テイムした『妖獣』のステータスに補正が入る。主に土、風、闇属性の魔法が扱え、結界、防御魔法の適性が高い。


取得条件:

 exクエスト《悠久の友 壱》の達成






 【妖使あやかしつかい】の取得条件を確認した僕は、先程までぽよぽよ動いていたスライムを思い返す。

 えーっと、スライムって妖怪的なモンスターだっけ……? 和のモンスターじゃないよね。むしろ横文字やカタカナたっぷりな王道RPGで真っ先に出てくる奴だよね?


 ただのスライムが、exクエストを達成する鍵になるわけないよね? ね??


 それとも、僕が気付かなかっただけで特殊なモンスターだったのだろうか。

 どうしよう、その可能性が高い。

 何故なら、隣のジークハルトさんが物凄く良い笑顔だから!

 えっ、えっ、何したのこの人、じゃない、幽霊?!


 ちなみにどうやら特別ではない、所謂普通の職業は、取得してもアナウンスでは教えてもらえないらしい。他にも基本職と思われる【魔法使い】や【棒術使い】が増えていた。

 魔法使いは魔法を覚えたからだろうけど、棒術使いは……え、まさか、杖を使って攻撃したから……?

 物理攻撃じゃないけど、良いのだろうか。防御も攻撃も出来ないよ、僕? 判定緩すぎじゃない??


 ゲームシステムと隣で笑うジークハルトさんへそこはかとない不安を抱きつつ、僕は手に入れたスキルなんかを確認していく。






 Player name

   ユズハ・ティトロン

 Race

   天神族【変更不可】 Level 0

 Job

   main / 学生 Level ∞

   sub / 【解放されていません】

 Status

   HP  100

   MP  100

   SP  10

    STR  10

    VIT  10(+5)

    AGI  10

    DEX  10(+10)

    INT  10(+25)

    LUK  72

 Skill

  【会話術Lv.1】【幻惑耐性Lv.1】【魔力操作Lv.1】【棒術Lv.1】【魔法知識Lv.1】【従魔術Lv.1】【回避Lv.1】

 Ability

  《兎の寵愛》《竜の寵愛》《精霊の加護》《鑑定Lv.1》《英霊の加護(半減)》






 ……何か項目が増えてない?


 僕は首を傾げつつ、一度目を擦って、もう一度見る。だが、文字は一字一句違えずそこに表示されたまま。

 つまり、見間違いではない。

 何だろう、この『Ability』ってやつ? 何やら貰った覚えの無い《竜の寵愛》やら《精霊の加護》とかあるんだけど。というか、鑑定ってこっちなんだ?


 わざわざスキルとは別にされているのだ。特別な効果があるのかも。

 あ、こういう時こそジークハルトさんに聞いてみよう! 便利な辞書扱いしてる気がしないでもないけど、失礼かな?


 ……んー、そんな失礼だとは思えないんだけど。


 とりあえず聞いとこ。


「あの、アビリティって何ですか?」

『アビリティ……あぁ。潜在的、もしくは何者かによって贈与された能力の事ですね。スキルが努力の結晶なら、こちらは純粋な才能の塊でしょうか? 《鑑定》は神より我等に与えられる能力なので、こちらですね』

「へぇ。それなら加護もこの系統ですね」

『そうなります。そういえば、僕か兄さんに会った生徒は、自動的に《英霊の加護(半減)》を取得できるのですが、ありますか?』

「……やっぱり、これ、ジークハルトさんの仕業ですか」

『仕業って! ひどいなぁ』


 眉を寄せてジークハルトさんに尋ねれば、彼はすぐに答えてくれた。

 気落ちしているようだったから、すぐには返ってこないと思ってたんだけど……予想外に食い気味で前のめりになってきたから驚いた。何せやや透けた顔が目と鼻の先に迫ってきたのだ。透けてなくとも誰だって驚くほどに近くて、思わず空気を飲み込んだ。


 ──……イケメンは心臓に悪いんだよ!


 透けてはいても、整った顔が近くにあるのはほんっとうに心臓に悪い!

 綺麗な瞳とふっくらした唇が目と鼻の先、実体があれば確実に肌が触れている距離なのだ。同性とはいえイケメンがそんな間近にいるとか……楓雅で慣れてる僕だったからまだ良かったけども! 僕じゃなかったら話が全然進まないとこだよ?!


 はぁ……そ、それにしても、知らない内に加護が四つも付いてるんですけど。

 兎は、クローリクかな? 精霊とか竜とかは知らない。精霊の悪戯にかかってここにいるから、精霊の方はそれっぽいけども。竜は本当に心当たりがないや。


 しかもこの英霊の加護、半減って何だろう?


 ん、待てよ? 本来英霊、もとい英雄とされているのは、ジークハルトさんではなく、その兄であるシグバールさんだ。彼がこの学園にいるのかは知らないが、もしかして。


初代学園長シグバールさんにも会えたら加護が完成するんですか?」

『正解です! どうやら僕と兄さんに会った【学生】だけが、この加護を手に入れられるようでして。ユズハ君ならきっと完成させられますから、頑張って!』

「わぉ、予想外に期待が重い」

『ふふっ』


 懐疑的な視線を向ければ、ジークハルトさんの、成長途中特有の儚さが混じった笑顔が眩しく見えた。歯がキラリと輝いて見えるのは流石英霊である。


 この世界の人なら、彼の事をすぐ英雄シグバールの弟だと気付くのだろうか。あの彫像より随分若い姿だとしても、英雄の弟で学生寮の創設者という肩書きは、この学園内外においてとんでもない知名度を誇っているはずなのだから。プレイヤーでも、ここがゲームである事を加味して、彼がそうなのだと理解するまでそう時間のかからない人は多いと思う。

 僕だって、彼自身の言っている事に嘘があるとは思っていない。あくまで胡散臭く感じただけだ。

 まぁ、それが致命的なのだが。


 思えば、初対面で完璧に信じられる人なんてめったにいない。それが幽霊なんていう非科学的な存在なら尚更じゃない?

 そう考えると、ここまで親身になってくれる人(幽霊だけど)って少数派なんだよね。スライムの攻撃力は低くてダメージが来なかったけど、この先には確実にHPを削ってくるモンスターもいるはず。それらを倒す手段を与えてくれた人なのだから、信じないといけない、よね?


 腕の中の杖を、強く握り直す。

 心のどこかで、まだ信じられていなかった何かを振り払い、ジークハルトさんをまっすぐ見つめ直した。

 あっ、眩しい。


「で、《英霊の加護(半減)》って、どんな効果があるんですか?」

『確か……攻撃の際、威力が5%アップだったと思いますよ。攻撃なら魔法、物理、どちらもありです』

「5%というと」

『常時発動系としては結構良い効果ですね。装備品や消費アイテムによる一時的なものではないのですし、まだ【学生】の内で手に入る加護の中では最高、と自負しています』

「わぉ」


 比較対象がないからイマイチ実感は無いけれど、ジークハルトさんが胸を張って最高と言うならそうなのだろう。


 創立何年なのかは聞いていないから、実際どれ程長い間この世界に留まっているのかは想像すら出来ない。

 けど、少なくともこの学園で最年長の類いであることは間違いないのだ。ドヤ顔のせいでそうは見えないけど。


 僕は、静かに彼の認識を改めていく。

 手始めに、彼を先生と呼ぶ所から始めようかな?


 それからもダンジョンを進んでいく。初心者用を謳うだけあって、一本道に時折横付けされた小部屋があるくらいで、拍子抜けなほど誰も何もいない。

 それでも更に進んでいくと、入口と同じような、下層へ続く階段が現れた。


 どうやら、僕が倒したスライムは、本当に誰かさんの撃ち漏らしだったらしい。あれから一匹もモンスターは現れず、僕の拙い警戒は霧散した。

 先生から、階段ではモンスターが出ないと教えてもらえたから尚更だ。

 緊張を解いたのは先生に言われたのもあるけど、ずっと張り詰めていてもボスまでもたないと僕自身も思ったから。慣れない事をして、気疲れしたのを自覚しちゃったんだ。


 安全地帯の階段をしばらく下り続けていると、ふと気付く。

 トンネルを形作る緑の中に、赤が混ざったのだ。紅葉のような強い赤ではなく、桜のような淡い紅色。ひらひらりと落ちてくる葉は階段を桜色の絨毯に変え、どこまでも続いている。

 花ではなく、木の葉自体がこの色らしい。花びらにしては大きなそれは、拾えば一応インベントリに収納出来た。


 相変わらずどこから降っているかも分からない柔らかな木漏れ日に混じって、ふわりと甘い香りが頬を撫でる。

 やがて、桜色が視界を埋め尽くした。


 言葉が出てこない。

 桜ではないけれど、桜を思わせるこの光景は、胸の辺りにじんわりとした熱を生む。

 かと思えばぞくぞくするような……何とも言えない不思議な心地に包まれた。熱いとも冷たいとも思える矛盾した心地なのに、何故だか抜け出したくないような。


 ふと、この『感動』を伝えようと横を見れば、先生がふわりと笑う。


『気に入ったようですね。それは良かった』

「っ、はい。綺麗です」

『ふふっ。学園にあるダンジョンにはそれぞれ四季の名を冠した別名がありまして、ここは常春の庭と呼ばれているのです。その所以は── 見ての通りですね』


 納得せざるを得ない。

 それだけこの光景は美しいのだ。

 一階には無かった暖かな風が吹き、舞い上がった薄紅色の葉が桜吹雪を思わせる。

 あぁ、美しい。


『……さぁ、もうすぐ二階です。感動はそこそこにしなければ』

「あ……はい、先生」

『!』


 僕が何気無く『先生』と呼んだ瞬間。透けた頬には、確かに赤みがさしていた。






 二階も、静かだった。

 途中までは。


 やはりと言うべきか、モンスターは軒並み倒された後で現れない。それでもスライムの時のような目にはあまり逢いたくないので、僕はいつでも魔法が使えるよう、杖を構えていた。


 ひどく静かなこの場所は、道の上に葉が敷き詰められたいることもあって、奇襲をかけるには不便だ。歩く度にしゃくしゃく音がして、気配に疎いビギナーな僕でも自分以外に誰かいるのか分かってしまうから。

 逆に言えば、敵が近付いたらこちらが気付ける可能性が高いんだけどね。一長一短である。


 あ、そうそう。

 このダンジョンの三階には、空を飛ぶモンスターが出るんだってさ。物理攻撃一辺倒の生徒は、必ずどこかの階層で躓くわけだ。

 同じように、魔法が効き難いモンスターもしっかりいるという。


 学園のダンジョンを誰が作ったかは知らないけど、良いシステムだよね!

 このダンジョンをきちんと攻略するためには、自分とは違う戦い方をする人が必要で、連携が必要不可欠なのだ。

 チュートリアル用のダンジョンだし、本来はそういった戦法を学ぶための場所なのだろう。僕が特殊すぎるだけで。


 そんな事を考えながら周囲を確認しつつ、進んでいた時だ。

 しゃくり、と進行方向から音がして、小さな唸り声も聞こえて。

 僕は反射的にそちらへ振り返った。


「ワウ! グルル……」

「………………犬?」


 犬だ。

 それもシベリアン・ハスキーを子犬にしたような、かわいらしい犬だ。


 桜色と、そこに混じる純白でもふもふの毛並み。小さめの、少し丸みを帯びた牙に爪。このダンジョンの様相とピッタリな見た目をしたモンスターだった。

 スライムの時は慌てていて出来なかったけど、今度は落ち着いて鑑定してみる。




ブロッサム・ウルフ・パピー

 Race

  獣 Lv.1




 ウルフ、って事は狼? え、このもふもふって狼なの??

 確かにグルグル唸ってるし、顔がこの上なく歪んでるけど、どう見ても仔犬だよ? しかもパピーって付いてるし……。パピーって仔犬の事だよね?


「……でも、モンスターなんだよなぁ」

『はい、残念ながら。それも、既に警戒中なのでバトルは避けられません』


 つまり、さっきのスライムと同じで、本来は大人しいんですね。

 うぅ、可愛いのに……。


 まぁ、僕犬よりは猫派で、猫よりも兎派だから、別に倒すこと自体に否やは無いんだけど……楓雅が可愛がってる愛犬が、ハスキーなんだよ。

 僕にもね、なついてるんだ。お手とかおかわりとかも出来るし、お散歩でも急に走り出さないお利口さんだし。


 何が言いたいかって?

 超! やりにくいんだよ!!


『えっと、出来ますか?』

「……出来ます」


 杖先が僅かに震えたのを見逃さなかった先生が、心配そうに聞いてきた。それに涙声で答える。情けない事に、会敵数秒で情が沸いたようだ。

 

 ごめんなさい、と心の中で謝る。


 スライムのような、モンスター然としたモンスターではなく、こちらはモロに生物の形だからね。

 ダメージが入っても赤いエフェクトが飛び散るだけで血とかは流れないし、どうやってもR-18G案件にはならない、はず。


 スライムと同じように『フレアスフィア』で倒そう。教わった二つの魔法の中で、一番攻撃力が高いのはこっちなんだ。

 杖先をパピーにしっかりと合わせて向け、さっきと同じように魔法の名を紡ぐ。そうすれば同じように炎の球が現れ、パピーに飛んでいった。


 熱風で周囲の葉が舞い上がり、土煙と葉吹雪で視界が塞がれる。


「キャウン!」


 倒される直前、パピーの悲しげな鳴き声が聞こえた気がしたけど……これは、ゲーム。君は倒される運命なんだ!!


 うー……心臓に悪い。


 倒されたら、少しの煙を残してそこに何も残らないのが救いかな……。


 バサバサと舞い上がったものが落ちていく中、倒しきれたのを確認して息をつく。

 触ったらちゃんともふもふしてそうだたったな、パピー。

 ……あ、そういえば何故か【従魔術】が手に入ってたよね。多分【テイマー】用の、モンスターを従わせるための魔法だろう。今度余裕があったら、それで従魔にしてから触ってみたいな。


 こうして、案外アッサリと二度目の戦闘を終えた僕。


 なの、だけれど。

 何だろう、この、胸の内がもやもやするのは。生物型のモンスターを倒した事で、倒すことに忌避感でも持ったのかな。自覚が全く無いけど。


 うーん……?


「── う、しろ?」


 無意識に呟いた言葉。

 無意識に振り向く身体。




「── グルァッ!」


「あ」




 それを視界に入れた瞬間、もやもやしたものが霧散して、どこか納得する自分がいた。これのせいだったのか、と。

 まるで他人事のように。

 まるで現実的ではない感覚で。


 刹那の内に、膨大な思考が流れていく。


 パピーだった。

 既に攻撃に移っているパピーが、僕に襲いかかってきたのだ。


 咄嗟の事で魔法を放つ余裕なんて無くて。痛いだろうけど、まだHPはあるから、なんて考えて。せめて防御くらいは、と杖を構えようと腕を動かす。


 牙が光っていた。

 パピーの瞳が僕を捉えていた。

 鋭い瞳が、僕の首を、狙っている。


 クリティカル判定とかあるのだろうか。

 現実では、首を狙われるのは致命傷にしかならないと思うけど。


 なんて。

 不謹慎に、悠長に考えて。


 牙の並びが、赤黒い口の奥が、見えた、その瞬間。




「── でやあぁあああああ!!!」




 一閃。

 白く描かれる、真っ白な光の線。


 次いで飛び散る赤いエフェクト。


 それは僕からではなく、目前まで迫っていたはずのパピーから溢れ出る。

 パピーは弾かれたように吹き飛び、何度か地面をバウンドしてから、少しの煙を出して消える。


 僕は倒されたらしいそれを呆然と見つめる……よりも前に、襟首を掴まれてしまった。

 って、え?


「何やってんだお前は?!」


 途端、鼓膜が破れそうなほどの大声が目の前から放たれた。


 彼は険しい形相で、僕を睨み付けていた。


 どうやら、パピーからは攻撃されずに済んだらしい。

 しかし、僕の目の前で怒鳴った男の子は、胸を撫で下ろす暇もなく説教する気満々で。


 男の子だ。僕よりもほんの少し背の高い男の子。目線がやや高めの彼が、黒い髪を振り乱して僕に詰め寄っていた。

 彼が、僕よりも前にこのダンジョンに入っていた生徒だろう。

 ただ、ここまで怒っている彼に協力なんて頼めるのだろうか? 十中八九僕が油断していたから怒ってるんだよね。あまりダメージが無いはず、とはいえ、パピーの攻撃は別に受けて良いやとか考えてたしね!


「えっと、その」

「危ないだろ! 一体倒したからって、次が無いとは限らないんだぞ?!」

「ひぇ、あ、えっと……ごめんなさい」

「謝って済むか!! 下手したら死んでたんだぞ?!」


 どうしよう、この人話聞いてくれない!




「あ、あのー、話を」




「だ、ま、れ。お前にはじっくりとダンジョンの恐ろしさを懇切丁寧に教え込む必要が」

「? あの、今の僕じゃないんですけど」

「……んぁ?」


 あれ、じゃあ今の声は誰のものだろう。

 先生にしては声が高かったし。

 このダンジョンって、僕以外は先生と彼だけのはず、だよね? あれ?


 僕と男の子は、恐る恐る声のした方へ振り返った。


「あのぅ。一旦落ち着きませんか? お二人とも、事情がおありのようですし。そちらはもうダンジョンの恐ろしさが理解出来ているようですし。ね?」


 ……女の子が、いる。


 いないはずの二人目が、そこにいた。

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