61. 知己


 ヴァシリーと別れてから二日。


 ブラーチヤ街道を南下し、ケイたちは無事、要塞都市ウルヴァーンへと辿り着いた。


「やっぱり街中はホッとするな」

「だなー」


 城門をくぐり、肩の力を抜いて笑い合う。


 時刻は昼過ぎ。表通りの石畳を、買い物客や商人、旅人たちがゆったりとした足取りで行き交っている。馬の手綱を引いて往来を歩くケイとアイリーンは、やはり衆目を集めていた。片や、朱色の複合弓を手にした重武装の精悍な戦士。片や、サーベルで武装した雪原の民の見目麗しい少女。


 草原の民に似た顔つきのケイに対し、若干刺々しい目を向ける者もいたが、北の大地やディランニレンで経験した強烈な敵意に比べれば可愛いものだ。初めてウルヴァーンに来たときは、この程度の疎外感でも随分と辛く感じたものだな、とケイは苦笑する。ここ一ヶ月の旅で、随分と精神面メンタルが鍛えられたらしい。


 足早にメインストリートを抜けたケイたちは、迷うことなく脇道へ逸れる。通りの向こう側に、デフォルメされた甲虫がエールのジョッキを片手に首吊りした、ユニークな看板が見えてくる。"HangedBug"亭――ウルヴァーンでのケイたちの定宿だ。


 小間使いにサスケたちの世話を任せ、見慣れた緑色のドアを開ける。からんからん、というドアベルの音。受付で帳簿を開いていた若い女が、顔を上げて目を見開いた。


「あら! ケイじゃない、戻ってきたの!?」


 "HangedBug"亭の看板娘こと、ジェイミーだ。健康的に日焼けした小麦色の肌に、バンダナでまとめた亜麻色の髪。以前は肩までの長さに伸ばしていたが、ケイたちが旅している間に切ったのか、今はさっぱりとしたショートカットだ。好奇心の強そうな、くりくりとした黒色の瞳は相変わらずだった。


「やあ、久しぶりだなジェイミー」


 外套マントを脱ぎながらケイは微笑む。その背後からひょっこりと顔を出し「やっほー」と手を振るアイリーン。ジェイミーがケイに色仕掛けを試みた件で、アイリーンは彼女に対し思うところがあったようだが、ここ一ヶ月の旅でどうでもよくなったのだろう。


「二人とも! 心配したのよ、無事だったのね!」

「ああ、何とかな……部屋を頼めるかな?」

「もちろん。何日?」

「とりあえずは一週間まとめて」


 ちゃりん、と受付に小銀貨を纏めて置く。


「ウチの客がよく話してたけど、北の大地って今、色々と物騒らしいじゃない。大丈夫だったの? 街道沿いに馬賊が出て暴れ回ってるって聞いたけど」


 帳簿に書き込みながら、ジェイミーは興味津々の様子だ。当たり前だが、距離が離れているので噂は少し遅れているらしい。ケイたちは顔を見合わせた。


「……馬賊には襲われたが、まあ何とかなったよ」

「まあっ、襲われたの? でも無事だったのね、さすが公国一の弓使い……! 馬賊も百だか二百だか、とにかく凄い数だって話じゃない」

「そうだな、百はいたと思う」

「へぇー! 話半分に聞いてたんだけど、本当にそんなにいたの? 危なくて北の大地には近づけないわねー。本当に良かったわよ、二人が無事に切り抜けられて」

「そうだな、あんな目に遭うのはもう懲り懲りだ」


 肩をすくめるケイ。ジェイミーは二人の無事を喜んでいたが、まさか目の前の人物が件の馬賊を壊滅させたとまでは思っていないようだった。


 あとで詳しい話を聞かせてね~、という声を背に、一旦部屋に引っ込む。旅の疲れはあったが、ここでのんびりすると動けなくなってしまいそうだったので、荷物を置くが早いかすぐに図書館へと向かった。


「おう、『弓』の」

「嬢ちゃんも、久しぶりだな」

「やあ、久しぶり」

「元気だった~?」


 顔馴染みの衛兵たちと挨拶を交わしながら、第一城壁を抜ける。たった一ヶ月かそこらしか経っていないはずなのに、上品な館が建ち並ぶ一級市街の街並みは、どこか懐かしく感じられた。そこを抜けたあとにそびえる、豪奢な図書館も。


 一ヶ月ぶりに姿を現したケイたちに、普段は無表情を崩さない図書館の門番二人組も「おや」という顔をしていた。尤も、ケイの視力があって気づけただけで、近づく頃にはいつもどおりの鉄仮面に戻っていたが。


「お久しぶりです、ケイさん、アイリーンさん」


 中に入ると、片眼鏡モノクルをかけた背の高い女が、受付のカウンターから二人の姿を認めて声をかけてくる。ケイたちが初めて図書館を訪れたときから、何かと世話になっている受付嬢だ。久々なのでケイは一瞬迷ったが、何とか彼女の名前を思い出した。


「やあ、アリッサ。久しぶりだな」

「お戻りになられたのですね」


 アリッサの返しに、ケイもアイリーンも「ほう」と感心した風を見せる。顔見知りではあるが、それほど親しくもない彼女アリッサには、『北の大地へと赴く』と事前に伝えていなかったのだ。それなのに『戻った』という表現が出てくるということは――


「早速で悪いが、頼めるかな」


 声を潜めて、懐から取り出した封筒をカウンターに置くケイ。元銀色キノコヘアことヴァルグレン=クレムラート氏宛の手紙だ。これで、ヴァルグレンが次回図書館を訪ねた際、ケイたちの帰還を知らせてもらえる手筈となっている。


「承ります」


 慇懃に頭を下げるアリッサ。その旨はきちんと彼女にも通達されていたらしい。その後は何事もなかったかのように、近況や最近の出来事など、軽く世間話をしてからケイたちは図書館を後にした。


「……もう図書館にも、ほとんど用がないなー」


 しばらく歩いてから、遠くそびえ立つ叡智の城を見やり、アイリーンは言った。


「そうだな。知りたいことは概ね知れたし……」


 ケイも頷く。暇つぶし、という点では図書館には膨大な詩集や小説なども所蔵されているが、英語なのでイマイチ読む気が起きず、ケイたち『現代人』とは価値観が違いすぎてあまり面白く感じられない。転移に関連する情報収集、という当初の目標は達成してしまった。取り立てて、他に調べたいことがあるわけでもない。


 今一度、ケイは図書館を振り返る。


 物言わぬ彫像の数々が、静かにこちらを見下ろしていた。知恵と、制御された力を象徴する偉丈夫の石像や、巻物を抱えた賢者、羽衣を纏った精霊たち。


「…………」


 記憶に焼き付けるようにじっくりと眺めてから、ケイは背を向けて歩き出した。


 なんとなく、もうここに来ることはないんじゃないか、という気がした。



          †††



 続いて、ケイたちが向かったのは、コーンウェル商会のウルヴァーン支部だ。


 幸いなことに、折よく馴染みの行商人ホランドがいた。サティナからウルヴァーンへ行商の旅を終えたばかりだそうだ。ホランドも北の大地の事変については風の噂で聞き及んでいたらしく、いたく心配していたようで、三人はしばし無事の再会を喜んだ。


「それで、どうだった? 北の大地は。目的の賢者には巡り会えたのかい」


 商館の小部屋に通されて、ゆったりと椅子に腰掛け話し合う。


「結論から言うと、賢者はいた。……俺たちの故郷は遠すぎて、もはや帰還は難しいとのことだったよ」


 かいつまんで、事の顛末を話す。魔の森こと、霧の中の怪物、そしてそこに居を構える奇抜な赤衣を纏った賢者――異世界という概念に関しては、面倒を避けるために省略しておいた。


「そうか……」


 いずれにせよもう帰れない、という結論に、ホランドは瞑目する。心優しい生真面目な商人は、若い二人の境遇を気の毒に思ったようだった。


「故郷に戻れないのは、悲しいことだと思う。……ただ、私個人としては、無事に二人ともう一度会えて嬉しいよ」

「そうだな……ありがとう。幸い、気持ちの整理はできているよ」

「ありがとな、旦那」


 しかしそのことについては、もう納得できているので大丈夫だ。顔を見合わせて笑った二人は、言外に、気にする必要はないと態度で伝えた。


 と、そのとき、小部屋の扉がキィーと音を立てて開く。


「お茶がはいりました~」


 お盆トレーを手に姿を現したのは、ホランドの養女エッダだ。褐色の肌を持つ幼い少女は、ケイを見てパッと顔を輝かせる。


「お兄ちゃん、久しぶり!!」

「やあ、エッダ。ちょっと背が伸びたか?」

「もう、あんまり変わってないよ! あとお姉ちゃんも、久しぶり!」

「おー、エッダも元気してた?」


 以前と変わらず元気溌剌な少女に、柔らかく微笑むケイとアイリーン。皆の前、テーブルにそれぞれのマグカップを置いたエッダは、そのまま当然のようにケイの膝の上にやってこようとした。が、ソファに並んで、ごく自然に、寄り添うようにして座る二人に何かただならぬ気配を感じたらしく、その場でがくりと膝をつく。


「もう入り込めないよ……」

「なにをやってるんだエッダ」


 ハーブティーを口にしながら、呆れ顔のホランド。エッダはすごすごとお盆を手に下がり、再び戻ってきて、仕方なくホランドの隣にちょこんと腰掛けた。


「しかし、賢者か。実在したとは驚きだなぁ」


 話を戻して、ホランド。


「ああ、俺たちも驚いたよ」

「本人曰く、精霊のような存在らしいぜ。確かに強大な力の持ち主だった」

「……お近づきになりたいところだが、商売っ気はなさそうだね。何より、その魔の森とやらを私では突破できる気がしない」


 ケイたちが話して聞かせた化け物を想像したのか、ぶるりと太っちょな体を震わせるホランド。エッダは「?」という顔で首を傾げていたが、幼い彼女が話を聞いていなかったのは幸いというべきか。確かエッダは、年相応に怖がりだったはずだ。


「ところで、馬賊はどうだった? かなりの規模らしいと聞いたけれども」

「ああ、それなら壊滅した。もう問題はないと思う」


 事も無げに答えたケイに、意表を突かれて目を瞬かせるホランド。


 商人であるホランドには何か益があるかもしれないので、ケイは率直に馬賊が『壊滅させられた』旨を伝えた。街道沿いの治安が回復すれば、再び北の大地では交易が活発化するだろう。コーンウェル商会には直接関係はないが、その余波は何かしらの影響を及ぼすかもしれない――ホランドはケイのもたらした『速報』に感謝していた。


「ほうほう、良いことを聞いた。ディランニレンで商品のやり取りが滞っていたらしいからね、それが解消されるとなると……それなりに準備が必要だろう。事前に知らせてもらえて良かったよ、ありがとうケイ」

「でも、お兄ちゃんたち、よく馬賊に襲われて無事だったね?」


 心なしかワクワクとした様子で、エッダが言う。恐ろしい北の大地、暴れ回る馬賊、そしてそんな土地を旅して戻ってきたケイたちに、ある種の冒険譚のような憧れを抱いているのだろう。実際の、血生臭い現場を目にした立場からすれば、そんなにきらきらと輝く目を向けられても――困ってしまうのだが。


「……そうだな、大変だったよ」


 かいつまんで、そして直接的な表現は避けて、ケイは北の大地での旅を語った。隊商に合流して街道を北上したこと、斥候の任務を言い渡され、仲良くなった雪原の民の男と共に馬に乗って広大な平野を駆け回ったこと、そして馬賊の襲撃――『殺す』という言葉を使わないようにするのには骨が折れた。


 時折、ケイが言葉に詰まったときは、アイリーンがそれとなく助け舟を出して、より優しい言葉で上手く情景を言い表してくれた。『悪い馬賊をやっつける』ケイを想像し、エッダはしきりに感心したり無邪気に喜んだりしていたが、ホランドはしかし、若干険しい表情をしていた。


 ケイが大袈裟に話を盛る人間ではなく、そして何より、"大熊グランドゥルス"さえ一撃で絶命させる強弓の使い手であることを知っているだけに、ケイたちが巻き込まれた戦いの規模に圧倒されていたのだろう。同じ行商人として、賊の襲撃には思うところもあったらしい。そしてその影響や、北の大地の今後についても、思いを馳せているようだった。


「……それで、二人とも、今後はどうするつもりなんだい?」


 北の大地の話が一段落したところで、おもむろに、ホランドが尋ねてくる。


 ケイとアイリーンは、ぴったり息の合った仕草でほぼ同時に腕組みをし、「うーん」と唸った。


「そうだな……まだはっきりとは決めてないんだが」

「とりあえず、オレたちとしてはサティナに落ち着こうかなって思ってる」


 ケイはウルヴァーンの名誉市民だが、税金の支払い義務はあれど、必ずしもウルヴァーンに住む必要があるわけではない。自由民としてサティナに居着くか、あるいはウルヴァーンの市民権をとっかかりにサティナで市民権を取得するという手もある。市民権取得は容易ではないが、相応のコネと『利』があれば不可能ではないはずだ――


「それで、折り入って、ホランドの旦那に相談したいことがあるんだ」


 ニヤリと笑って、アイリーンが口を開く。意味深な口ぶりに、何かを察したのか、ホランドは「ほう」と笑みを浮かべて身を乗り出した。


「実は、例の"警報機アラーム"、ぼちぼち商品化を目指そうと思うんだ」

「待っていたよ。その言葉を」


 ばしん、と膝を打ってホランド。


「あれが売り出せるならば莫大な利益が見込めるだろう。個人向けに売ってもいいし、ある程度実績ができたら貴族にも売り込みをかけてもいい」

「おお、協力してくれる? あれ材料費とか結構かかるし、試作もしてみたいからさ」

「もちろんだとも、それならば全面的に支援できると思うよ。……ただ、あの魔道具はかなり有用だから、逆に君の身を縛ることにもなりかねない。……その覚悟はある、と見てもいいのだね」

「程度によるけどな。オレはケイと一緒に暮らせるなら、あとはなんでも良いよ」


 潔く言い切るアイリーンに、ホランドはわざとらしく眉を上げてケイを見やり、ケイははにかんだ笑みを浮かべて照れた。エッダは遠い目をしていた。


「まあ、……なんだ。詳しい話はサティナですることにしよう」


 話を進めようとするアイリーンを、ホランドは手で制する。


「……ココじゃない方がいい?」

「道中でもいいよ」

「なるほど。旦那が言うならそうしよう」


 ここはコーンウェル商会の『ウルヴァーン支部』だ。多分、支部やら本部やらで人間関係や実績に関して色々あるのだろうな、と即座に察したアイリーンは、すんなりと引き下がる。


「……私ももう歳だからね。そろそろ行商も身に堪えるな、と思っていたところだったんだよ。母さんや、エッダのこともある」


 傍らに腰掛けた養女の頭を撫でながら、ホランドは静かにそう言った。


「そろそろ身を落ち着けたいわけだが、そうするにはやはり、それ相応の手柄が、ね」


 ぱちん、とウィンクするホランド。「まあ、軌道に乗れば私自身がまた駆けずり回ることになるかもしれないが」と笑う彼は、紛れもなく商人の顔をしていた。


「ところで、二人とも、夕食について何か予定は?」

「特に考えてないけど?」

「それだったら、一緒にどうかな。『Le Donjon』でディナーでも」


『Le Donjon』といえば、ホランドと同じ高原の民フランセが経営するレストランだ。身内向けの高級志向、といった風情の店で、少々割高だが味は素晴らしく、ウルヴァーン滞在中ケイたちも度々訪れては舌鼓を打ったものだ。


「おっ、いいな!」


 ぼちぼち空腹を覚えつつあったケイは、一も二もなく飛びつく。


「じゃあ、ちょっと着替える必要がありそうだ」


 ほとんど着たきり雀の旅装を指で摘んで、苦笑いするアイリーン。


 その後、商館を辞した二人は、宿屋に飛んで帰って身支度を整えた。アイリーンは水色のワンピース。ケイはカジュアルな麻のシャツと革のベストに着替える。ラフな格好をしていると、腰に括り付けた弓のケースだけがやたらと無骨に見えるが、これは仕方がない。


 日が沈んで夕方の鐘が鳴るなり、二人はうきうきと連れ立って宿を出た。一応、財布は持っていくが、この流れならホランドの奢りになりそうだ。久々すぎてレストランの場所を忘れてしまい、しばし道に迷ったのは誤算だったが、ホランドはそもそも時計を持っていないこともあって、待ち合わせの時間には寛容なのが救いだった。


 ル・ドンジョンの前では、エプロンドレスでおめかししたエッダに加え、ホランドの母のハイデマリーと、幼馴染みにして護衛のまとめ役でもあるダグマルまでやってきていた。ダグマルもケイたちのことは心配していたらしく、二人を熱い抱擁で出迎えた。


 夕食は素晴らしいものとなった。


 キャンドルの灯りに照らされながら、ベリー類の甘酸っぱい爽やかな食前酒で乾杯。エッダはお酒の代わりにレモンのジュースを供されていた。前菜は淡水エビと旬の野菜のコンソメゼリー、メインは仔牛のカツレツ。デザートにはバニラに似た香料が使われたクリームブリュレ。どれも『こちら』の世界で作るには恐ろしく手間のかかるもので、ボリュームたっぷりの上質な料理にケイもアイリーンも大満足だった。


 ハイデマリーがゼリーを飲み込み損ねてむせたり、早々に酔っ払ったダグマルが下品なジョークを飛ばし他の客のひんしゅくを買ったりと、些細なトラブルはあったものの、つつがなく優雅で楽しい時間を過ごし、その日は解散となった。


 ホランドによると、二週間もすれば、再び行商でサティナ方面へ出発するらしい。次の日は旅の疲れを取るように宿屋でのんびりと過ごし、その後もウルヴァーン近郊へピクニックに出かけたり、川沿いの村に足を運んで地ワインを味わったりと、存分に羽を伸ばしたが、それでも二人の頭の片隅にはいつも図書館に残した手紙のことがあった。



 ――平服に騎士を無理やり押し込めたような男、『カジミール』が、ヴァルグレンの使いとして"HangedBug"亭を訪れたのは、その数日後のことだった。



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