ごきげんよう、蓮司くんの葛藤と闘いの物語、ありがとうございます。
蓮司くんの葛藤が読んでいて苦しくなりますね。
心理描写が判り易く的確で、すんなり彼の葛藤が胸に入り込んできました。
会長、凄いですね。
「由樹、今回はギャグじゃなくて、シリアスなのに……」
シリアスの中にあるユーモアは読んでいてほっとしますね。最初から1話丸ごと張りつめるのではなく、途中であえて緩めるというのは、書き手としてはなかなか勇気の要ることだったのではないかと思います。ザンブンさん、さすがです。
そして、蓮司です。男前になってきましたね。葛藤の中で覚悟を決める姿は、素直にカッコイイと思います。
以下、細かい点です。
今回は改善点として挙げた根拠を上手く説明できない(こう言ってはなんですが違和感の域を出ない)ものが複数ありますが、一応指摘させていただくことにしました。「何言ってんだ、こいつ」と思ったらスルーしてください。
第21話
・「これまでにも扉の設置を試みたが、このような現象は現れなかった」→「現象は起こらなかった」。
第22話
・「数度交わした短い言葉が、何度も俺の頭の中を反芻していた」→「数度交わした短い言葉が、何度も俺の頭の中を反響していた」あるいは「数度交わした短い言葉を、俺は何度も頭の中で反芻していた」。
・「なんでも自分中心で回ってるかの振る舞いが嫌いだ」→「回ってるかのような振る舞いが」。
・「天幕の外から声をかけれて、確かめればこのようなことはなかったのに」→「声をかけて確かめれば、こんなことにはならなかったのに」。
・「やはり自ら負担を勝手出たことを自覚しているのか」→「買って出たことを」。
・「スカイボードの軌道力を活かせるし、地上の魔獣相手ならば空中に退避できる強みがある」→「機動力を」。
・「昼のベヒモスの時もそうだが、戦闘中に他の魔獣の乱入が1番混乱をきたす」→「昼のベヒモスの時もそうだったらしいが」。また、「戦闘中に他の魔獣が乱入してくることが一番厄介だ」あるいは「新たな魔獣の乱入は戦闘に著しい混乱をもたらす」。蓮司は昼のベヒモス戦を見ていないので、伝聞の表現にした方が正確だと思います。「混乱をきたす」は「混乱をもたらす」と「支障をきたす」の混同と判断し、前者を採用しましたが、これに「1番」を付けるのは(上手く説明できなくてすみません)違和感があるので、修正案では別の表現を試みました。
・「俺たちは作戦通りに初戦を勝利で納めたのだった」→「初戦で勝利を収めたのだった」あるいは「初戦を勝利で飾ったのだった」。
・「しかし彼女からは、学生証を介して一方的に指示があるだけで、こちらから救援を送れない」→「救援要請を送れない」。
・「オーガが次の攻勢に出ようとしていた」→「次の攻撃に」。
・「そこからは凄まじい連撃が終わるのを、俺たちは茫然と眺めるしかできなかった」→「眺めることしか」。
・「胡桃ちゃんの方は、式神の多様で疲労が見えたが、大事はなさそうだ」→「多用で」。
・「しかし安心は束の間だった」→「安心したのも束の間だった」。これも根拠を説明できませんが、おそらく、慣用句みたいなものだと思います。
・「本来、魔法銃は軽量化するのがセオリーだが、俺にとって軽過ぎると照準を合わせ難いので、デザートイーグル本来の重さにカスタムしたため頑丈にできている」→「俺としては軽過ぎると照準を合わせ難いので」。また、「デザートイーグル本来の重さにカスタムし、その分頑丈に仕上げている」あるいは「デザートイーグル本来の重さにカスタムした。その分、頑丈にできている」。「照準を合わせづらいので」の主語は魔法銃ですが、「カスタムした」で主語が語り手(蓮司)に切り換わるので、文を区切らないのであれば、最後の頑丈云々も主語は語り手になります。最後に、カスタムしたことと頑丈であることを論理的につなげるために、「その分」を入れています。
・「それはオーガも同じて、次々と消されていく同胞と彼女のプレッシャーに押し潰されて、残された者たちは泣き叫びながら失禁していた」→「オーガも同じで」。
長文失礼しました。
作者からの返信
あじさい様
いつもコメントありがとうございます。
シリアスシーンで由樹くんがコメディをやる展開は、ずっと書きたかったです。
GS美神や銀魂をとてもリスペクトしているので、毎回ではありませんがシリアスの中で唐突なコメディを入れていきたいです。
実は蓮司は1体も魔獣を倒していませんし、能力が向上したわけでもありません。
しかし行動次第で一気にカッコよくなりますね。
彼自身の魅力もありますが、そのきっかけを与えたのは主人公とヒロインの2人でした。
残念ながら彼はまだトラウマを乗り越えておりません。
まだ芙蓉くんと肩を並べるのは先のことになりそうです。
いつもたくさんのご指摘ありがとうございます。
単純なミスもあれば、誤った表現などにも気づかされております。
全て確認させていただきます。
ぜひ今後もお付き合いください。
蓮司くんの芙蓉くんへの『俺に彼を友と呼ぶ資格があるのか』という台詞に胸を抉られました。
エージェントと一般男子。その溝を突き付けられた気がします。
いつか蓮司くんにも胸を張って芙蓉くんの友人だと言える日が訪れればいいなと思います。
戦いに恐怖を覚える蓮司くん。
少年としては当然の感情だと思います。
芙蓉くんに憧れて強くなりたいと願った蓮司くん。
彼の今後の成長に期待しています。
蓮司くんの言う『あの頃』とは一体……?
芙蓉くんと自分を比べる蓮司くんがあまりにも辛い。
周りとの差を意識するのがもう……。
彼の目的が明かされる日が楽しみです。
蓮司くんの居た業界とは……?
そこに現れた紫苑ちゃん。シリアスモードの紫苑ちゃんを見ると状況が切迫しているのだと思わされます。
蓮司くんの紫苑ちゃんへの複雑な嫌悪感が読んでいて辛かったですね。蓮司くんのメンタル面での弱さが理解できるだけに。
紫苑ちゃんでも責任に押し潰されそうになることがある……彼女が本当に潰されかけた時、その時芙蓉くんは彼女を守ることができるのでしょうか……?
『私がいるから』。紫苑ちゃんが今までで一番好きになれたシーンのように思えます。
彼女こそ心強い味方はいませんよね……。
女子四人にボコボコにされる由樹くん、哀れ。
こんなシリアスモードでもひどい扱いを受ける由樹くんが大好きです。
芽衣ちゃんが一番荒れていたとは……好きな男の子に着替えを覗かれたんですものね、冷静さを失うのもわかります。
リズちゃんの蓮司くんへの激励が凄くいいなって思いました。
弱いなりに精神的支柱になろうとする蓮司くん。
頑張ってほしいです。
順調かと思いきや9班に降りかかるピンチ。
強力な魔獣・オーガ相手に彼らは勝てるのか……。
芽衣ちゃんを抱えて離脱した由樹くんのシーンでめちゃくちゃテンションが上がりました。
由樹くん、芽衣ちゃんの王子様じゃないですか……! かっこいいですよ……!
その後顔面から激突したのは安定でしたが。
オーガに一人立ち向かう蓮司くんがかっこよかったです……凄くはらはらしながら読ませていただきました。
俺の役割はみんなの柱になること。
蓮司くんのプライドと責任感に痺れましたね……これは確かに第三の主人公。
そしてやはり紫苑ちゃんは絶対強者。本当に頼りになります。
蓮司くんのヒロイン候補多いですね!? しれっと芙蓉くんが居て笑いました。
蓮司くんのヒロインが明かされる時が楽しみでなりません。
芙蓉くん×リズちゃんも推せるんですよね……。お、蓮司くん×紫苑ちゃんですか。これまた意外な組み合わせが。分岐ルートの可能性も楽しみにしています。
はらからは由樹くん×芽衣ちゃんさえ結ばれてくれれば何も言うことはありません(過激派カップリング厨)
これからも追いかけさせていただきたいと思いますね!
では失礼しました!
作者からの返信
小金井はらから様
いつもコメントありがとうございます。
蓮司くんの視点でも楽しんでいただけたようで嬉しいです。
芙蓉くんの視点では語られない秘められた彼の胸中を描写させていただきました。
頼りになるアニキ分ですが、内心は精一杯でした。
紫苑ちゃんに対する印象も、理不尽を笑って流す芙蓉くんと違って、辛辣でした。
それでも覚悟を決めて、周りが見えるようになってくると、持ち前のリーダーシップを発揮してくれました。
そんな中でも安定力抜群の由樹くんとリズちゃんは、彼にとって頼りになったことでしょう。
実力よりも責任感やプライドというキャラ性は古臭いかもしれませんが、筆者としては気に入っております。
そしていつもやりたい放題の紫苑ちゃんでしが、評価が見直されていることでしょう。
蓮司くんのお相手はまだ知られるわけにはいきません。
楽しみにお待ちください。
分岐の方は、芙蓉×紫苑ルートを完結させてから書くのか、途中でIfストーリーで書くのか未定ですが、よろしくお願いします。
由樹くんと芽衣ちゃんには幸せになってもらいたいですね。
ぜひこれからもよろしくお願いします。
芙蓉以外の視点となる今回。会長のいつになく真面目な面が見れる貴重な瞬間でしたね!
男子二人の活躍が光りますね。自分の実力をわきまえて冷静にリーダーたらんとする、普段ザンネンでもここぞという場面で女の子を助ける……それぞれの長所が発揮されています
作者からの返信
地崎守晶さま
いつもコメントありがとうございます。
会長さまは遊ぶときも戦うときも全力です。
しっかりしているからこそ、反動で普段が残念なのかもしれません。
蓮司くんは戦力としては頼りなくても、みんなを導きました。
由樹くんの活躍にも触れていただいてありがとうございます。
こんな感じで、芽衣ちゃんの好感度が上がっていきます。
次は芙蓉くんの番です。
ぜひ今度もよろしくお願いいたします。
やはり蓮司がカッコよすぎる……
見ただけのものを実戦ににぶっつけで活かす。そして重傷こそ負ったものの仲間を守ることができる。
実力は一番下と言ってますけど、何だかんだで彼も相当な才能と勇気の持ち主では……?
そして会長様が頼りになり過ぎる件。
しかし、彼女がもし来ていなかったらと考えるとゾッとしますね……。
芙蓉たちの方はどうなるんでしょうか。楽しみです。
作者からの返信
NkYさま
いつもコメントありがとうございます。
イケメンと書くことは簡単ですが、蓮司くんの場合はセリフや行動、思考のあらゆるところがカッコいいですね。
芙蓉視点だとスマートな彼ですが、様々な感情が交錯しております。
臆病な姿すらもカッコよくしてしまうズルい奴です。
魔法戦闘では1番下ですが、彼なりのアドバンテージがあります。
詳しくは3章までお待ちください。
会長が頼もし過ぎますね。
本来ならば、主人公がヒロインのピンチを助ける場面のはずが、二枚目キャラがヒロインに助けられてしまいました。
こんな時に芙蓉くんは何をしているのでしょうね。
もちろんオーガ以上の脅威が待ち構えております。
ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
今は軽いケガをした学生を見つけので、野々村が手当てをしている間、しばしの休憩をとっていた。
→見つけたので
デザートイーグル本来の重さにカスタムしたせいで頑丈にできている。
→せいだと欠点のことになるかと、ため、とか?
コメント欄で何度かお答えしていますが、筆者の中ではすで決めてあります。
まだまだまだ秘密です。
→すでに
番外より
蓮司は面倒見がいいから、取り巻きのグイグイ来る女子よりも、放っておけないタイプに弱いのさ
→これほぼ答えでは?現状当てはまるキャラ一人しかいないような・・・
作者からの返信
クロン様
いつも誤字の指摘ありがとうございます。
さっそく訂正させていただきます。
蓮司の相手について、ご指摘の『現状』というのがポイントで、パズルのピースがまだ足りておりません。
読者の方々の想像力で補う必要があります。
もう1つヒントを付け加えるならば、筆者が彼を第3の主人公として推す理由も関わってきます。
まずは長編短編共に中間突破おめでとうございます‼️🎉
両方とも通るだろうなあ。と思っていましたが、やはり通っていましたね。お流石です‼️
今回は蓮司くんの葛藤と成長等々がしっかり書かれているんですね。
この回は、かおるんが大喜びしますね。
そして、会長様は変わらずお強い……。
最終のおまけに蓮司くんのヒロイン候補が出ていましたが……予兆のあった人物の中に男子が二人いるのは……💦
次回も楽しみにしています!
作者からの返信
森園珠子さま
いつもコメントありがとうございます。
中間突破のお祝いまでしていただけるとは、嬉しい限りです。
森園珠子さまも、在野陰陽師の中間突破おめでとうございます。
蓮司くんが格好いいばかりの話でした。
実は魔獣を倒したのは、リゼットと会長ということは秘密です。
会長さまは安定の最強っぷりを魅せてくれました。
さてさて蓮司✕芙蓉ルートはあるのか?
ぜひ今度もよろしくお願いいたします。
やはり自ら負担を勝手出たことを
買って出たことを
でしょうか。
会長が、かっこいいなんて!
作者からの返信
y_oku2005様
たくさんの誤字の指摘ありがとうございます。
とても助かります。
全て訂正させていただきました。
会長だって真面目になれます。
普段は芙蓉や凛花といったツッコミに甘えているところがあります。
ぜひ今後もお楽しみください。