てっきりこういう事情は徐々に明らかになっていくものと思っていましたが、急に凛花の視点を入れて語ってしまうとは大胆ですね(肝心なところは隠されたままですが)。
読者には明かされた今回の話、芙蓉くんが知る日は来るのでしょうか……。
・「パパはサラリーマンで年相応に稼ぎ、まだ若かったけど会社の紹介のローンで建てた家に、親子3人で暮らしていたらしい」→「パパはまだ若いサラリーマンで、年相応に稼ぎ、会社の紹介の」(この時点でパパは若い)あるいは「パパはサラリーマンで年相応に稼ぎ、まだ若いときに会社の紹介の」(パパが若いのは家を建てた時点)。
・「もともとは鉄工業で成り上がった工藤家だったが、当初はニホンの経済界の末席でしかなかった」→「鉄鋼業」(粗鋼等を生産する産業のこと。製造業の一つ)あるいは「重工業」(製鉄業・造船業のように、重量の大きいもの、主として生産財を生産する基礎的工業部門)。鉄工業をネット検索しましたが、「大鉄工業」という企業名が真っ先にヒットするので、「鉄鋼業」の可能性があると思い、指摘させていただきました。この後、「重工業」という語にも触れたのは、軍需産業で躍進したという話が出てくるからです。
・「一族の長は、通例で直系の中から選ばれるが、現役の長は血族の中から1人だけ後継者候補として、養子に迎えることができた」→「一族の長は、直系の中から選ばれるのが習わしだが、現役の長は血族の中から後継者候補を1人だけ、養子に迎えることができた」。
・「僅かであるが、男子や直系でなくとも工藤家の血脈であれば、後継者の可能性が残されていたが、彼の眼鏡に敵う人物はいなかった」→「眼鏡にかなう」。この場合の「かなう」は、紙の辞書ではひらがな表記、ネット検索では「適う」でした。
・「もう今では前の家族のことは、記憶の中で薄れてしまった」→「記憶の彼方に」。
・「そして父様は私より上であることを、当たり前だと考えていたのだ」→「父様は自分が私より」。
・「別におかしなことではないが、工藤財閥の中ではルール違反だった」→「世間的には別に」あるいは「常識的には別に」。
・「私と父様は後継者候補のライバルなのだから」→「私と父様は後継者の座を競うライバルなのだから」あるいは「私と父様は同じ後継者候補であり、ライバルなのだから」。
・「源十郎の考えはわからなかったが、父様は私を飼い殺しにするつもりだったようだ」とありますが、これ以前に「なぜ源十郎が私を選んだのかわからないが、その子供たちは私を歓迎していなかった」とあり、源十郎のくだりが内容も表現もよく似ているので、どちらかあるいは両方を削るのが良いと思います。
・「親友と呼べるような特別に仲のいい友達がいたわけではないけど、その日初めて会った子でもすぐに溶け込んで遊ぶこができた」→「初めて会った子たちにもすぐにとけこんで」あるいは「初めて会った子たちともすぐに仲良くなって」。また、「遊ぶことが」。子供同士が仲良くなるときに「溶け込む」という漢字を使うのか少し自信がないので、修正案を提示させていただきます。
・「1日の中でやることが少ない私は自室でたくさんのお人形さんに囲まれていた」→「1日を通してやることが少ない」。ただ、後の記述から考えると座学でも体育でもそれなりの教育を受けていたようなので、「1日を通してやることが少ない」という情報は削って良いと思います。
・「私のことをとても心配してくれていて、最後に一緒に動きたいと言い残した」→「心配してくれて、一緒に動きたいと言ってくれた」。後に人形たちは悲惨な目に遭いますが、この時点で「最後に~言い残した」という表現を使うのは少し早い気がします。
・「もちろん家庭教師たちにも知られないように」→「知られてはならない」。知られないように、だと後に何かが省略された形になると思いますが、対応する語が見当たらないので、修正案のようにしたほうが読みやすいと思います。
・「もちろんお人形さんにどのように動きたいのか聞いて、その通りにスクリプトを1つずつ組んで行った」→「組んでいった」。
・「その日は予定外のことに、早く仕事を終えた源十郎が屋敷に帰ってきていた」→「その日は珍しく、早く仕事を終えた源十郎が屋敷に帰ってきていた」あるいは「その日は、源十郎が予定より早く仕事を終えて屋敷に帰ってきた」。
・「源十郎は帰宅するなりすぐに、私の様子を見に来たのだ」→「帰宅するなり、私の」あるいは「帰宅するとすぐに、私の」。~するなりの「なり」は「~するとすぐ。~するやいなや」という意味の接続助詞なので、その後に「すぐに」を重ねる必要はないと思います。
・「自分が普通ではないことには薄々感じていたが、源十郎の驚いた顔を見てそれを確信した」→「自分が普通でないことは薄々感じていたが」あるいは「自分は普通ではないと薄々感じていたが」。
・「というよりも、たとえ当主に指名されたとしても、お人形でしかない私にとって、どこまでが冗談で済んで、どこからが訴えるべきなのかわからなかった」→「というよりも、次期当主に指名されたとはいえ、お人形でしかない私には、どこまでが冗談で済んで、どこからが源十郎に訴えるべきことなのかわからなかった」。次期当主に指名されてしまった後なので、そこは確定した情報として書いて良いと思います。「訴えるべき」の意味するところはよく分かりませんでしたが、修正案ではこちらで勝手に「源十郎に」を補わせていただきました。どこまでがA、どこからがBという話なので、Aが名詞ならBも名詞か「~すべきこと」の形に持っていった方が良いと思います。
・「それは叫んだり、喚いたりするものではなく、嗚咽を漏らしながらただ涙を流した」→(「それは」を削り)「叫ぶでも喚くでもなく」。最初に「それは」と言ってしまうと「~ただ涙を流すというものだった」の形に持っていく必要が生じ、それだと少し変だなと思ったので、修正案では「それは」を削ることにさせていただきました。
・「そして帰ってきたお人形さんに記録された冒険の映像を鑑賞した」→「観賞した」。鑑賞は「芸術作品などに接して、その芸術的価値を理解し味わうこと」、観賞は「見てほめること。見て楽しむこと」です。
・「お外の世界には学校というものが、私くらいの子供がみんなで勉強したり、運動したり、遊んだりしていた」→「学校というものがあり、私くらいの」。
・不良女子の台詞「子供相手にみっともないことを止めな」→「みっともないことは」
・「学校で煙たがれて、私と同じ行き場のない放蕩者」→「煙たがられて」。
・「言葉遣いは荒くても、その手はとても暖かかった」→「温かった」。
・「しかしこの関係性が年単位で長く続いたのは、奇跡みたいなもので、ちょっとしたきっかけで崩れてしまう」→「この関係(彼女たちとの関係)は奇跡的に年単位で続いたが、ちょっとしたきっかけで崩れてしまった」。「崩れた」の主語が「関係(性)は」なので、文全体の主語がそれになるように調整しました。気にしすぎかもしれませんが、個人的には、「年単位で」ではなく「1年余り」や「数年に渡って」と書いた方が良いように思います。
・「工藤家で教育を受けた私は、効率良く鍛え上げられた肉体を有していた」→「工藤家で教育を受けた私の体は、効率よく鍛え上げられていた」あるいは「私の体は、工藤家の教育によって効率よく鍛え上げられていた」。肉体を有していた、という言い方だと不自然に硬くなるように思いました。
・「しかし屋敷に戻れば、お人形の生活が逆戻りだった」→「生活に」。
・「再びたくさんの糸に絡みと取られて、不自由になっていった」→「絡み取られて」。
・「免許を持たない人間が魔法を使ってはいけないことを知っていたが、軽い運動補助なので少し魔力が多い程度にしか見えない」→「使ってはいけないと知っていたが」あるいは「使ってはいけないことは知っていたが」。
・「今にして思えば、警察や魔法公社の手が回らなかったのは、源十郎が暗躍していたのだろう」→「暗躍していたからだろう」。
・「東高への進学は、ほとんど厄介払いみたいのなものだったが、源十郎は私を後継者から外さなかった」→「厄介払いみたいなもの」。
・「しかし後者の方は、魔法が思うように開花せず、東高において落ちこぼれが多い」→「しかし後者には、魔法を思うように開花できなかった落ちこぼれが多い」。「東高の部活には」と限定した文脈なので、改めて「東高において」という情報を入れる必要はないと思います。
・「そんな中、私は入試2位の順位で入学して、さらには部活動では魔法とは関係なく活躍をしていた」→「さらに部活動でも」。
・「特に寮でルームメイトだったが、夜になるとベッドの中でめそめそと泣いているのが1番ムカついた」とありますが、「特に」は削って良いと思います。
・「この物語に主役がいるならば、それは私で、彼女は名もなきキャストに過ぎないと思っていた」→「(名もなき)エキストラに」。
・「なのにいつも私の次回の中を彷徨いていた」→「視界の」。
・「どうやらランキング戦で倒した上級生が1枚噛んでいたようだが、今になってはそんなことどうでもいい」→「一枚噛んで」。一枚噛むとはいっても二枚噛む、三枚噛むとは言わないので、ここはアラビア数字ではなく漢数字だと思います。
・「東高のOBだが精神的に不適切とされて、魔法公社のライセンスを得られなかった者たちだ」→「不適格」あるいは「不適合」。
・「プロ相手ではないと安心などできない」→「プロではないからと油断はできない」。
・「奴らの言葉が嘘ではなく、依頼主は本当に父様だったのだろう」→「奴らの言葉に嘘はなく」。
・「彼は私が東高を卒業して再び工藤家に戻ってきたら、手に負えないと考えて、その前に決着をつけようとしたのだ」とありますが、「戻ってきたら、」の「、」はない方が文意が通りやすくなると思います。
・「幸いなことに父様は私の最後を自分の目で見届けようとして、殺しではなく誘拐の依頼をした」→「私の最期を」。
・「しかし奴らは知らなかった、私が当時すでに暗詠唱を身につけていることを」→「身につけていたことを」。
・「1度の魔法でプロ相手に勝負を決められるほど、自惚れてはいなかった」→「決められると思うほど」。
・「考えられる作戦として、まず地形破壊魔法を使って動揺を誘い、その隙に手足の拘束を解くことだ」→「考えうる作戦は、まず地形魔法を(略)拘束を解くというものだ」。
・「せめて片方の注意が離れた隙を探ろうと、タイミングを謀っていたが、意外な方向に進展した」→「注意が逸れた隙を狙おうと」。また、「タイミングを計っていたが」。「はかる」にはいろいろな字がありますが、辞書によると「計る」は「ひとまとめにして数える意で、主として数量や時間に関して数えるほか、考えや心に関することに用いられ、『温度を計る』『ストップウォッチで計る』『人の心を計る』などと使われる」とのことなので、これかなと思いました。
・「1番欲しかったものを手に入れていたなら、この状況も打破できていたかもしれない」とありますが、すみません、このエピソードを最後まで読んでも、この1文の意味するところが分かりませんでした。
・「様子を身に行った方の声が聞こえてくると、東高の制服を来た女子生徒が現れたのだ」→「見に行った」。また、文末の「のだ」は削って良いと思います。
・「助けに来たつもりかもしれないけど、ピンチのままだし、むしろ切迫した状態になってしまったのだ」→「より切迫した」。ここも、文末の「のだ」は削って良いと思います。
・「奴らが泣きじゃくる彼女の後ろへと迫ってきたのだ」→「彼女の背後へと」あるいは「彼女の後ろから」。我ながらここは少し考えすぎという気もしますが。また、ここも、文末の「のだ」は削って良いと思います。
・凜花の台詞「あんがとな。ここからは私が蹴りをつける」→「けりをつける」。辞書によると、「けり(物事の結末。終わり。しめくくり。決着)」の由来は、和歌・語り物などに助動詞「けり」で終わるものが多いことだそうです。
・「戦いが終わり振り返ると、再び彼女が飛びついてきたのだ」とありますが、しつこくてすみません、ここも文末の「のだ」は削って良いと思います。
・「“このとき人形に自分というものが芽生え始めた”」→「芽生えた」。
・「まだ泣くのが治まってない声で返ってきた」→「声が」。
・「そう言って、紫苑はまだ泣き続けたのだった」→「(また)泣き続けたのだった」。
・「東高に来てからも、私は上辺だけの人間関係しか作れなかった人形だったが、彼女の前では自分をさらけ出すことができた」→「作れない」。
・「彼女は私の弱いところも、醜ところも、全て等しく受け入れてくれた」→「醜いところも」。
・「私のときもそうだったが、紫苑は普段大人しい癖に大胆な行動をするときがあった」→「することがあった」。
・「修行があまりにも厳しいので、3人で不意を突いたら返り討ちにされた」→「あまりにも厳しいので3人で不意を突いたら、返り討ちにされた」。ここは「、」の位置の問題ですね。修業が厳しいから返り討ちにしたのではなく、修業が厳しいから不意を突いたはずなので、ここが対応するように点を打つ必要があるでしょう。
・「押収した効果不明の魔法薬が便秘の薬だったことを後で知ったときは落胆した」とありますが、「後で」は削って良いと思います。
・「それは生きることを諦めているような自己犠牲に感じてならない」→「感じられてならない」。
・「No. I(最古参)のガウェインですら、自身の目的のために彼女のそばにいる」→「彼女のそばにいるのは自身の目的のためだ」。
・「なにがあっても私だけは、紫苑の味方であることを決意した」→「味方でいる」。
・「土の精霊王との戦いは、私たちの負けと言っても間違いでないだろう」→「間違いでは」。
・「完全に顕現してない状態でもとてつもなかったのに、それが他に3柱もある」→「顕現していない」。
・「それでも、安全なところから引っ掻きまわす卑怯者の奴らを道連れにしなければ、私の気が納まらない」→「卑怯者どもを」。この直後の分に「奴らを排除すれば」と出てくるのでなおのこと、ここに「奴ら」と書く必要はないと思います。
・「それから紫苑は以前にも増してより明るくなったが、私の目には無理をしているようにしか見えてならない」→「無理をしているようにしか見えない」あるいは「無理をしているように見えてならない」。
・「しかしもう1年もしないうちに、最後の時がやってきてしまう」→「あと1年も」。
・「なぜなら……/「紫苑を守る指輪の騎士No.VII、工藤凛花だ」」→「なぜなら……私は」。台詞の部分に対応する主語があった方が読みやすくなると思います。
『あとがき』
・「今回の話の中に何度も忍ばさせていただきました」→「忍ばせて」。「ら抜き言葉」ならぬ「さ入れ言葉」ですね。こういう場合、使役の形にするのがコツです。「忍ばせる」とは言いますが、「忍ばさせる」とは言わないので、ここも「忍ばせる」で大丈夫です。
長文失礼しました。
作者からの返信
あじさい様
いつもコメントありがとうございます。
謎を残したまま工藤凛花の過去を書かせていただきました。
そのうち会長の過去を書く時の、ロードマップになると考えております。
たくさんのご指摘ありがとうございました。
2章の完結を急いだので、粗がバレてしまいました。
現在、冒頭から修正作業をしているので、少し後になるかもしれませんが、参考にさせていただきます。
ぜひこれからもよろしくお願いします。
編集済
まさかあのボーイッシュな副会長にそんな過去があったとは。
次回答え合わせとのことでしたが、ゴーレムのスクリプトはあくまで再現であり、人形自体が初めから持っていた意思を読み取っていたことが本質なんでしょうか。
しかし、会長も最初からあんな感じという訳ではなかったんですね。
途中で「その日初めて会って子でも」「動きたい言い残した」「時間が増えいった」「辛気臭い顔をを」「誘拐の依頼した」「材料に触れられないは」「当時すで暗詠唱」「私がここまで探しに来るような」という表記がありました。
作者からの返信
アクリル板様
コメントありがとうございます。
人形の件からの考察は素晴らしいと思います。
多彩な彼女ですが、全ての始まりはここからでした。
芙蓉の前では破天荒な会長ですが、どうやら単純なヒロインではないようです。
凛花さんの軌跡。
彼女の掘り下げ回ですね。
初登場時から凛花さんを推している身としてはついに来たかと……!
お父様とお母様との温かい記憶。
『パパ』、『ママ』呼びが結構意外で可愛かったです。
『前の家族』。不穏な言葉です。
愛する両親から引き離されて工藤家の養女にされていたとは……。
幸せだった女の子。その頃にはもう戻れないのでしょうか。辛い。
厄介者扱いされてきた凛花さんの過去を思うと胸が苦しくなります。
まだ5歳のほんの子どもだっだと言うのに……。
一体源十郎さんは何故凛花さんを選んだのでしょうか。
彼の目には幼い凛花さんはどう映っていたのでしょうか。
お人形さん扱いされる凛花さん……しんどい……当たり前の愛情すら注がれなかったなんて……。
外に出て遊ぶことも、子どもが子どもらしく過ごすことも許されない。
なんと息が詰まる世界でしょう。
自分というものがわからなくなる。恐ろしいことです。
そんな中、人形使いとなっていく凛花さん。
こういう経緯でスクリプトやら何やらを身に着けたのですね。
そしてとうとう源十郎さんに次期当主に指名されてしまう凛花さん。人形使いの才に目をつけられたのでしょうか。
兄と姉に手ひどく扱われる凛花さん……なんてことでしょう。抱き締めたい……助け出したい……。
お人形さんたちを切り刻まれて嗚咽を洩らす凛花さんの姿がもう見ていられなくて……過去編しんどい……。
不良女子と交流する凛花さん。
外で荒んだ生活を送っていたとは……。
殴る時、殴られる時にしか自分自身を実感できないのが、もう言葉になりません。
そんな彼女が東高で一応は更生。
それでも虚しさを覚える凛花さん。
眼鏡で猫背でおどおどしたルームメイト……彼女がかつての紫苑ちゃん!?
ひっくり返る勢いで驚きました。
今の破天荒な影が微塵もありません。
紫苑ちゃんにもこんな時代があったとは……一体紫苑ちゃんの過去に何が……。
紫苑ちゃんに色々な意味で救われたことで、紫苑ちゃんの存在で自分を見つけた凛花さん。
紫苑ちゃんとの出会いによって彼女の物語は本当の意味で始まったのですね……。
静流さんの幽閉事件も気になりますね。
ガウェインさん……本編の本格登場が楽しみです。
紫苑ちゃんの存在が厄災……? 彼女は本当に何者なのでしょうか。
命を絶つつもりでいる程の覚悟。何がそこまで紫苑ちゃんを追い詰めているのでしょう。
色々と明らかになった物があったり、先の展開が気になったり、興味深い回でした。
何より凛花さんがもっともっと愛しくなった回でもあります。
彼女が紫苑ちゃんを想う気持ちは本物なのですね。
みんな幸せになってほしい。
これからも追いかけさせていただきたいと思いますね!
では失礼しました!
作者からの返信
小金井はらから様
いつもコメントありがとうございます。
今回の話を投稿してから、小金井はらから様の来訪を楽しみにしておりました。
本作の登場人物は個性派揃いですが、それぞれが何かしらの事情を抱えております。
工藤凛花はボーイッシュなスポーツ少女なのに、ゴーレム使いというアンバランスな設定の理由に納得がいったと思います。
彼女は自己に悩み、愛に飢えた少女でした。
多くの伏線を明らかにしながらも、新たな謎を植え付ける回になりました。
彼女の過去編は大方明らかにしましたが、東高に入学以降のエピソードはまた今度にお預けです。
0年生編(芙蓉くんから見て)のエピソードを凛花さん視点で書くのか、紫苑ちゃん視点で書くのかはまだ未定です。
源十郎の目的についてもすでに決着がついておりますが、0年生編の話なので回収は諦めました。
0年生編は静流さんを連れ戻すところからですかね。
とりあえず1年生編の執筆が優先なので、当分書く予定はありません。
ガウェインさんの本編に登場もまだ先です。
さてさて紫苑ちゃんが最後に美味しいところを持っていきました。
泣き虫で、将来は破天荒になる彼女ですが、凛花さんにとっては、自身をまっすぐと見てくれる相手でした。
彼女の秘密は未だに謎のままですが、その傍には凛花さんがいます。
さてさて、芙蓉くんが入り込み余地はあるのでしょうか。
みんなが幸せになる結末は訪れるのでしょうか。
ぜひ今後もよろしくお願いします。
シリアスな雰囲気の中に唐突なgmailは卑怯過ぎやしませんかね紫苑さん。
紫苑がかなり大人しかったというのは中々衝撃ですが、そんな時代でも何だかんだでギャグ適正の片鱗はあったのか……。
凛花の過去が明らかになったようでむしろ謎が増えた感じがします。特に最近なればなるほどなんか大事な所を飛ばされてる感じがしてモヤモヤしますね。
とりあえず、紫苑はチート過ぎるからほっとくと人類滅びるよ、ということですかね……?
今後の展開が楽しみです。
作者からの返信
NkYさま
いつもコメントありがとうございます。
gmailに送っても届きません。
シリアスシーンをギャグに変えてしまうことこそ、最大のチートかもしれません。
現在の紫苑の片鱗も過去編に出す予定です。
泣き虫な紫苑も、破天荒な紫苑も彼女の一部です。
結果として落ち着きのないキャラになってしまい、主人公が振り回されるわけです。
東高入学後のエピソードは今後書きたいので、大分隠させていただきました。
チートな会長さまですが、まだ発展途上です。
彼女のチートを止めるのは、やはり彼でしょうか。
ぜひ今後もよろしくお願いします。
『大分、おてんばになってしまった』
そんな一行モノローグで収められるレベルではないですよ工藤姐さん。
まさかの孤高の女番長キャラが判明しましたが、紫苑の泣き虫キャラの方がびっくりです。成長というには、泣かなくなった代わりに犠牲になったものが多すぎる気がしますが、まぁ、成長なのでしょうかね。
作者からの返信
祖父江直人さま
いつもコメントありがとうございます。
思春期の成長や変化はあっという間ですね。
工藤姐さんは一緒にいたので、そんなに気にならなかったと。
『少々おてんば』ではなく、『大分、おてんば』なので、多めに見てあげてください。
筆者としましては、紫苑ちゃんの1年生編を書くときに、どのように成長の段階を見せるのか悩みです。
それとも夏休みデビューですかね。
はたまた、生徒会長になった途端に独裁者になるのも面白いかと。
ぜひ今後もよろしくお願いします。
い、色々と意外な過去が明かされましたね!
生徒会長様の性格は……やはり、凛花お姉様の影響なのか。それとも、無理をしているのか?
芙蓉くんと生徒会長様がどのように絡んで行くのか楽しみです。(勿論凛花お姉様も、他のメンバーもです)
読者選考なしの賞に応募する為、連載始めてしまいましたので、読みに伺うことが遅れるかもですが、引き続き拝読させて頂きます。
作者からの返信
森園珠子さま
いつもコメントありがとうございます。
様々なことが明らかになりましたが、物語の全貌はまだまだです。
会長さまの性格はどうなのでしょうね。
芙蓉くんの前でのキャラは素であって欲しいものです。
新作の連載を始められたのですね。
お互いに創作優先なので、お気遣いなく。
頑張ってください。
私も後日読みに行きます。
ぜひ今後もよろしくお願いします。
凛花先輩がゴーレム魔法を操るのってそういうことだったんですね…
そしておどおどしてた女の子が会長だったことにビックリです!
作者からの返信
ヒトデマン様
いつもコメントありがとうございます。
凛花先輩がゴーレム使いなのは筆者の趣味ではなく、しっかりとした定めがありました。
そして彼女の魔法の本質は、ゴーレム創成ではありません。
読み解けましたか。
次回、答え合わせを行います。
おどおどしていた女の子の正体に驚いていただけて嬉しいです。
簡単にバレてしまうのではと思っておりました。
会長さまは芙蓉くんと同じく入試最下位の設定で、やりたい放題な性格はここ最近芽生えたものでした。
ぜひ今後もお楽しみください。
工藤財閥の次期党首にして、紫苑を守る騎士。その本質は類まれなる順応性。どんな技も全てを身に付ける適応能力。彼女の前で行った技は二度と使えない。かな?
九重紫苑が目覚めた時に、人類は終わるのか。彼女の中にいる「アレ」があふれだるのに残された時間はもうわずか。
芙蓉は、その時にどうするのか?
ああ、興味は尽きないですねー。
作者からの返信
ぬまちゃん様
コメントありがとうございます。
波乱万丈な工藤凛花の過去編でした。
その能力の真髄は1つに収束します。
そして紫苑に残された時間は残り僅か。
その結末を変えられるのは芙蓉なのか。
ぜひ今後もお楽しみください。