第3話

いよいよ名前が呼ばれ、診察台に座た祐樹は恐怖と緊張で一杯だった。

取り敢えず歯を見せる事になった祐樹は仕方なく口を開けた。

「右上から行きます。7番c1、6番c2、5番〜反対5番斜線、6番は…遠心面にc1、7番もそれが繋がってるね。左下7番斜線、6番○、5番〜反対7番斜線。虫歯は4本ですね。歯科検診では小さい虫歯を見落としてたみたいですね。」

祐樹は落胆した。虫歯が4本もあったなんて…

祐樹は恐る恐る聞いた

「あの…これって銀歯になっちゃうんですか」

「まあ、恐らくは3本ぐらいが銀歯になるでしょうね」

この言葉に祐樹は更に落胆し、泣きたくなった。

「取り敢えず今日は小さい虫歯だけ削って治そうか。治療には何回か来てもらわないとね。」

祐樹はかなり身構えたが、小さい虫歯だからか痛くはなかった。レジンを詰められて「はい、お終い。今日は帰って良いですよ。」と言われて祐樹は驚いた。

意外と治療は痛くないのではないかと希望も見えた。

しかし、祐樹はトイレにかけこみ、今治療された歯を見た。上の奥だから見にくいが、どうやら銀歯ではなさそうだった。祐樹は安心した。

祐樹は次の歯医者を一週間後にすると祐樹は家に帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

祐樹の歯 @awawawawawaw

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る