第10話・S.P.O.E!
「S.P.O.E!親愛なる市民のみなさま、ならびに敬愛する元老院議員のみなさま!そして、愛する我らが王!本日も始まりました、あたくし梔・ルディ二十四姫・アンジェリカ・ハビムト護民官の政見放送のお時間ですわ!イェーイ!」
週の終わりともなると、このキンキンと高い作った声で頭痛に苦しめられる元老院議員は多い。イェーイて。
その一人に、小尾・セガシエル・ノーマがいた。
最高級の柔らかなソファと、最高級のブランデーは、このひどい頭痛に何一つ役に立っていない。
政見放送。
それは元老院の議員であるエルフ達が始めた、魔術的ネットワークである。
元老院の権力基盤というものは、王の継承法よりもとんでもない爆弾を抱えていた。
王の承認を、受けていないのだ。
何故なら我らが王は、そのような些事にこだわりになられない。
元々、王のお世話をしてきた小さな村の寄り合い所帯での長老会議の延長であり、そこに集まってきたエルフがなんとなくそんな感じで運営してきたものを整備しただけであり、「何故、元老院の法に従わねばならないのか」という部分が一切、誰にも、何の保証もされていないのだ。
一応、その保証になるのはこれまで長年に渡り、王をお世話してきた実績、ということになるのだろうが、それだっていつ吹き飛ぶかわからない頼りない保証である。
これが人間の国であれば神に、宗教に承認され王冠を授けられた王(まぁこれもエルフ的にはよくわからないのだが。何故、ここで神が出てくるのだ?)により、各地の力ある貴族たちの領地を保証し、その権利を保証している。
そういったものが、元老院には、まったくない。
何があっても、政争の具にすることすら絶対に許されない。
王の妨げに、元老院がなるわけにはいかなかった。
そんなわけで各地にいる有志の元老院派エルフが魔術的ネットワークで一方通行ながら音声を繋ぎ、「元老院はこういうことをしていて、議員はこんな考えを持っています」という細やかな支持稼ぎを行なっているのであった。
たった百五十年ほどの浅い歴史しかないが、元老院議員達の間では一定の評価を受けている活動である。
とはいえ、市井の民はその内容までは評価していたわけではないのだが。
控え目に言って退屈な、まぁ思索の妨げにならない程度の雑音がどうしても欲しいという時は聞くか、という程度の扱いである。
必要性は理解出来るが、ジジイババアが小難しいことを喋っている退屈なラジオ。
それが元老院政見放送の一般的な見解だった。
そこに新風を吹き込んだのが、梔・ルディ・アンジェリカ・ハビムトだった。
「おお、神よ……」
さほど敬虔ではないセガシエルも思わず十字を切る。
アンジェリカのキンキンと高い声に軽やかな語り口は、背筋に氷柱を叩き込まれたかのように恐ろしい。
議場の片隅で、薄ら笑いを浮かべながら沈黙を守るあの『元老院最大の敵』が、こんな声を出すだなんて!
退屈な政見放送を、彼女は乗っ取った。
そう、乗っ取ったのだ。議員であるのならば、誰もが利用出来る政見放送、もちろん民衆に自分の正当性を伝える必要がある護民官にだって解放されている。
しかし、護民官が伝えるべき必要とは、元老院への拒否権の正当性のみであるはずだ。
それまで護民官が政見放送を使うのは、拒否権を発動し、民衆に語りかける時のみであったのだ、慣習では。
彼女は慣習法として成立したとまではいえない政見放送の歴史の浅さを利用した。
はるか昔、蛮族そのものであったエルフの中に英雄がいた。
彼の最も偉大なる業績として、当時の詩人に絶賛された行いがある。
『彼は酒場で酔った勢いで誰かを殺したりはしなかった。武勲譚と他者への侮辱が何よりも好まれていた、あの酒場で!』
いや、現代ならば法律に書かれてなくてもやめろよ、と思うだろう。
しかし、当時はそれが正しかった。
己の法に賭けて、他者を侮辱し酒場で喧嘩をすることが正しい行いとみなされていたのだ。
しかし、現代でいちいちしかめっ面を浮かべた誰かに「酒を飲んだ時、だれかを殺してはいけません、何故ならこの法律の第何条にこうやって書かれているからです」などと説教をされたら鼻で笑うか、よほどの間抜けだと思われているに違いないと多大に気分を損ねるだろう。
酒場で刃物を抜いた誰かがいれば、自分でなんとかするか、衛兵を呼ぶ。そんなことはいちいち法律として書く必要があるとは思えない。
そういう人々の間に根付いた当然の常識が、慣習法である。
盗みを働いた者は、盗みを働いた腕を落とす。そんなことをいちいち文字にする?みんなわかっているのに?何故、そんな必要が?みっともない!
他者と共有すべき新たな法のみを書き記せばいいのではないか?
しかし、法というものはどうやらすべて紙に書く必要があるようだ、と議員たちが気付いた時には遅かった。
あの恐るべし魔女は、それが紙に書かれていない成文法ではないという部分に目を付け、誰かにはばかることなく堂々と利用し、何を話すべきかは定められてはいない政見放送で(当然だ。何を話すか決められていては自由に自らの政策を知らせることが出来ないのだから)、静の国で起きた出来事を面白おかしく民衆に語りかけた。
これがたちまち大きな反響を生んだのである。
遠隔地の話題に餓えたエルフたちの間に、流行を作り上げたのだ。
それでいて余すことなく政策の意義を民衆に伝える、そして退屈な、誠実な議員たちの言葉はもはや届かず、軽薄なアンジェリカの声のみが聞くべき価値のあるものだと、国家の運営に責任感を持たぬ民衆は考えている。
この薄っぺらいラジオから流れる薄っぺらいテレパスから耳を塞ぎたい議員は多い。もちろん歴史と伝統ある二十三期二百三十年議員を務めているセガシエルもその一人だ。
スイッチを切り替えれば、いつだってオフに出来る。この寒々しい愉快なトークから逃れられる。
しかし、アンブリアの大疑獄。あの元老院の五分の一が獄に繋がれた大事件の発端は、この政見放送だった。
死んでも聞きたくないが、聞かずにはいられない。
それが、このアンジェリカの政見放送である。
もちろん恥を忍んで、真似をしようとした議員もいた。
「みなさまはご存知かしら。あたくしには妹がいますの。とても可愛らしい妹がおりますのよ」
しかし、だ。
ほぼ毎回、聞くに耐えないしょうもない内容である。
アンジェリカの支持者が各地から集めたゴシップをだらだらと小一時間ほど垂れ流すのだが、そのネタがない時は歌を歌う。
あの我らが怨敵殿が、歌を歌って場を繋ぐのだ、キャピキャピと。キツイ。
寒気がする。これを真似するのは、いい大人にはキツすぎる。
しかし、ウケている。
それはいつしか、アンジェリカの力となっていた。
狡猾に、それでいて出来うる限り合法に事を進めるやり方は、敵ながら見事と言うしかない。
そして、自分のプライドも平然とドブに叩き込む姿勢も、末恐ろしさを感じる。イェーイは、セガシエルには出来ない。
だが、さすがに今回はそのようなことはなかったらしい。
話題はつい最近、市井に降りた二十六姫殿だ。
ふとした目にした瞬間、枯れたセガシエルでもぞっとするほど異様な熱を持ってしまう美しい少女の話だ。
もっとも熱を持った瞬間に二十四姫殿のあのぞっとする冷たい目で見られたトラウマも同時に思い出してしまうのだが。
もし、それに気付かず、あれ以上よからぬことをセガシエルが考えたのであれば、二十四姫殿の、『冷酷姫』の頭の中の一部を理解させられたに違いない。
あの二十四姫殿が、愉快でない出来事に向ける考えを、だ。
「……そして、あたくしの可愛い妹クランは悲しい悲しい別れをしました。『恥知らず』から放たれた不意打ちが、旅の相棒の誇り高き決闘を汚したのです……。しかし、否の声を上げる者は一人としておらず。ただ、かの者だけが声を上げた」
セガシエルは、しょんぼりした。
議員として、男として、不名誉で不道徳な真似をしたわけではない。
しかし、頭の中で美しい少女を少しばかり愛でたって——ほんの少しだけ、ほんの少しだけだ!あの可愛らしい少女におじさまと呼ばれただけだ!それも空想の中で!——構わないではないか。
だというのに、頭の片隅に住み着いたアンジェリカは、とてつもない目をする。光を宿さぬ深淵のような目だ。地獄のような目だ。
それを思い出すたびにセガシエルは、しょんぼりする。
議員としては別な、男としてのセガシエルは、すっかりアンジェリカに敗北していた。
「さあ、立ち上がれ、恥と名誉を知るエルフたちよ!諸君らの前に立つのは『担い手』たるクランであるぞ!王の恩寵は我が手にあり!我が誇りたる姉にして『法と正義の担い手』護民官アンジェリカ、我はその法と正義を知る者なり!』
アンジェリカの七色に演じ分ける声色は、我らが怨敵殿であると知らなければ有名な劇団員としてもやっていける見事なものだ。元老院辞めればいいのに、と心から思う。
しかも、脚色もひどい。
セガシエルが所属する党の情報網では、二十六姫殿が倒したのは、その『恥知らず』一人だ。
それが四十人の暗殺集団『恥知らず』になっている。いくらなんでも増やしすぎではないか。
その上、『担い手』。ひどすぎる。
(青春よくばりセットの)『担い手』という意味だろう。
今日この放送を聞いた民衆は、『担い手』とはどういう意味か考えるに違いない。
静の国中でこの話題で持ちきりになるだろう。
そして、どうにかして辿り着くわけだ、『青春よくばりセットの担い手』たるクランの名に。
人の心があるのなら、こんなことは出来ないはずだった。
「うっ……!」
セガシエルの心臓も、痛んだ。
過去が、痛んだ。
青春よくばりセットの弱点は多々あるが、最も大きな弱点は一撃目である。
炎を広範囲に広げ、敵の動きを余すことなく捉え、精密な反撃に繋げる。
理屈では悪くはないのだが、薄い炎では先手を取られると相手を押し留められず、絶対に先手を取らねばならない割に大した効果がない。
先手を取るための装備が必要となり、その重量や魔力コストも馬鹿にならない。なくても出来るのであれば、その時点で大体勝てる差がある。
そして、そうやって先手を取る装備構成にするのであれば、いちいち相手の動きに合わせて対応するよりも、先に大きな一撃をぶち込める構成にしたほうが絶対にマシなのであった。
しかし、考えついた時には、とびきりクールな、たった一つの冴えたやり方に思えてしまう。
「可哀想に……」
セガシエルは一人、乾杯した。
哀れな哀れなクランの将来に、大いなる幸を。
『担い手』の名が、もっと別な意味を持ちますように、とセガシエルは祈った。
「やあ、我が友よ!聞いたかね、あの我らが若き誇りのアンジェリカの声を!」
「夜の時間の友は、昼の怨敵たる酒のみなのだ。すまないが、この頭痛を沈めるためにその口を閉じてはくれないか、我が友よ」
「我らが花束殿は、着飾ることに随分と熱心らしいぞ、我が友よ!こんなにもきらびやかな武勲で己を飾るとは!」
「なあ、我が友よ。我が友と呼ぶ割に、私の声はちっとも聞こえていないのではないか?おい、おかしいだろ、おい」
「素晴らしい!素晴らしいなあ、我が友よ!我らが手に入れるべき花束殿は、己でその価値を高めようとしている。高めてくれる!それでこそ、それでこそ我々が手に入れるべき高貴なる花束だ!」
「なあ、我が友よ。そろそろ俺はこのげんこつを使うべきではないか?」
「そう、我々が!この『双璧』が手に入れるべき花束殿!我らが愛を、君に捧げよう!クラン!クラン!『担い手』たるクランに祝福を!」
「……くそっ!うるせえな、ちくしょう!ああ、そうだな!我らが『双璧』の名の意味を存分にわかっていただこうではないか、花束殿に!」
「そうだとも、我が友よ!いやだがしかし」
男は暑苦しい満面の笑みの熱量を、すこしばかり落としてこう言った。
困ったように苦笑い、その男の名は『双璧』鴻・リウス・マシュウ・セビアン。
「『双璧』たる理由とはつまり二人がかりで戦うということではないか?それは淑女への礼を逸している。すまないが、我が友。本気で言っているのではないと理解しているが、君の冗談は少しばかり、その……よろしくないと思うのだが」
「お前の遺言は、それでいいんだな?」
額に浮いた十字の怒り。
その男の名は『双璧』水馳・オーギュスト・スパロウ。別名『マシュウの保護者』。
「聞いたか、おい」
「聞いたともさ、あいつの話だろう?『担い手』たるクランの話だろう?」
ざわざわとざわめく酒場の中、言葉がいくつも交わされる。
その中で、クランの名がいくつも飛び交う。
「勝っちまったらしいじゃないか、ちびっこい若鳥が!」
「スカッとする話さ、そうだろう!さあ、二人の姫さまに乾杯だ!『ば、ばかな!こんなにも傷を負って立てるはずがない!』あれなー!」
「『我は担い手。希望と護民官アンジェリカの教えを担う者。その我がこの程度で膝をつくものか!』それなー!」
「アンジェリカ様の教えがクランを導くところなんて、ぐっときちまったぜ!」
「ああ、素晴らしきルディ王と、その『王の後継者』へ!」
「冗談きついぜ、一回勝ったくらいじゃまぐれさ」
などと、誰も本気にしていないくだらないジョークとして、どこの酒場でもその名を、『王の後継者』が叫ばれていた。
ただ、この場には、
「『王の後継者』……?」
この男がいた。
先崎・クリップ・インザード。
「き、君はその」
後頭部を掴んだ。
くだらないジョークを垂れ流した男の後頭部を、だ。
楽しく酒を飲んでいた所にやってきた、突然の乱入者に気を飲まれた人々はなにがなんだかわからない。
「今、とてつもない不敬を働いたのがわからないのかね?」
がつん、と力一杯テーブルに叩き込まれる顔面。
「なあ、君。僕にお、教えてくれないか?聞いただけで耳が穢れるような暴言を!?こ、こここここここの頭のどこから出した!?」
がつん。
「な、なああああああああっ、僕は聞いているんだ!?」
がつん。
「なあ、君!?あの我らの頭上に輝く星よりも偉大なルディ王に、後継者が存在する!?そんなものはありえない!?」
がつん!
「君はイカれている!!!」
がつん!!!
「ひ、ひぃ!?狂犬派!?」
「や、やめてくれ、冗談だったんだ!?許して!」
がつん!!!!!
王の後継者など永遠に存在せず。
あの『輝ける』ルディと同価値を示せる者はどこにもいない。
そう固く信じるのが、この狂犬派。自らを忠誠派と呼ぶ原理主義者たちだ。
上から下まで、漆黒の制服に身を包む彼らが歩けば誰もが道を空ける。
「許せ?冗談だって!?こいつはめちゃ許せん言い草じゃないかァァァァァァァ!」
がつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつんがつん……。
何度打ち付けられたかわからない、ぐちゃぐちゃになったエルフの顔面を投げ捨て、クリップはもう一人のエルフに向き直る。
「や、やめてくれ!?俺はあんた達に逆らうつもりなんてないんだ!頼む、許してくれ!」
「僕だって許しを乞いたかったさ、あの偉大なる王に!あっ、あああああああまりに許されない暴言に耳を強姦されてしまったのだぞ!?なあ、わかってるのかてめェェェェェェェ!僕は僕僕は僕は強姦されてしまったのだぞ!?」
クリップが、残った男の後頭部を荒々しく掴む。
「こ、このくそったれの『王の犬』!てめえにとびきりの災いを!」
そこでぴたりと、止まった。クリップの動きが。
「なあ、君」
「ひっ!?ち、違うんです!?つい!?」
「怯えることはないよ、君。僕はその素晴らしい名で僕を呼んだ人を、僕は親友だと思ってるんだ」
狂相から一転。にこやかで、朗らかな、心からの言葉。
肩に触れる、異様にねっとりとした手指。
「……へっ?」
「なあ、親友。君は素晴らしい人だね。僕たちはわかり合える。君は付き合う友人を間違えただけなんだね」
「へっ?」
「そう、おともだちは、選ばなきゃいけない。今日、これから、君が王の素晴らしさを、理解するまで、話をし続けよう。対話を続けよう。君が魂から理解出来るまで、ずっと」
「ひっ!?や、やめてくれぇ!?誰か助けてくれえ!?いっそ殺してくれ、頼む!?やめて、やめて!やめてくれ!?助けて、誰か!?」
「対話だけが、理解に繋がるんだよ、おともだち」
先崎・クリップ・インザード。
「連れていけ、親衛隊!そう、丁重に、だ。我らを『王の犬』と呼ぶ、素晴らしきおともだちとの出会いを祝福せよ!」
『忠誠派一番隊隊長』『王の犬』『狂犬』『あのイカれ』先崎・クリップ・インザード。それが男の名。
「それにしてもクラン……クラン、クラン。『担い手』たるクラン。我が王の道の隅に転がる汚らしい糞か、それとも僕たちのおともだちか。あなたはどちらだろうね、クラン」
「あー、その……失礼、
ふん、と流れる鼻血を鼻息で吹き飛ばし、女は言った。
「
『ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ』。
オーク、それは列強五種族から、溢れ落ちた愚かな生き物である。
協調を知らず、文化を知らず、ひたすらに共食いのような争いを続けるどうしようもない生き物だ。
だが、単一個体として見た時、彼らは竜にすら届く。
その中でもとびっきり愚かな女、『ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ』ステイシー・ジョイ。それが彼女の名だ。
誰もがその名を聞いた。その誇張された武勲を。軽薄な声で、酔漢のがなり声で、井戸端で。
平原で、森で、山で、雪原で、ジャングルで。
受け取った感情は様々。だが、誰もがその名を知った。
その名はクラン。王の娘。
『白百合姫』クランの名は一つもなく、『担い手』たるクランとして、アンジェリカの『教えを知る者』クランとして、『王の後継者』クランをジョークとしながら。
真実に気付いた者もいる。『青春よくばりセットの担い手』のクランの名を。
しかし、その名を知らぬ者は、もうどこにもいない。
だが、その名を知る者はまだどこにもいない。
『星を斬る』クラン。
その名を誰もが知るのは、ずっとずっと先の未来の出来事だった。
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