第8話 侵入は毒のように早く鋭く
それから時が少し流れ…拘束を解き装備を返却してもらうと同時にコボルトとの戦闘を考え根城や行動周期を細かくデータを集めたエルフのフィンという青年が連れて来られ村長の命で呼ばれたと言うから何事かと思えば目に飛び込んできたのはピッタリと張り付き体のラインが浮かんだ服を着こむエルフ族でもなければコボルト族でもない謎のマキナが見た事もない武器の調整をして座っており。
村長はまずフィンにマキナを紹介するとさっそくフィンに持ってこさせた根城の位置や周期がメモされた紙をマキナに見せ説明するようにと言うがフィンは他の連中はいないのかと村長に問うと……
「あいてッ!?何すんだよ村長ぅ!?急に杖で叩くことないだろ??」
「つべこべ言わずマキナさんにこれまで調べたコボルトたちの情報を見せろと言っておろう!!このマキナさんこそ我ら難民エルフ族の救世主になられるやもしれぬのだ、だからもう一度ワシの一撃をこれ以上喰らいとうなければとっととその情報を伝えるのじゃ。」
「と、言うわけだが別にこのエルフ族を取って食おうとかどうかしようと思っていない…ただこのエルフ族の村を俺の拠点にしようとしているだけの事であって互いに利のあるように交渉し話が決まったと言うわけ、OK?」
OKという言葉はイマイチな反応でスルーされたが村長はノリノリでOKOKと連呼し話が進まないからと静かにするよう伝えフィンは杖を喰らうのもコリゴリとため息をついてから懐に忍ばせていた手書きの地図とコボルト族がよく狩りをするポイントに動き出す時刻とライフサイクルが事細かく書かれており。
族長を倒したものが強いリーダーとして迎え入れられるなどと言った情報よりもマキナが注目したのは族長のコボルトには複数の異種族の妻がおり貪欲なのか盛んなのかどの時代でも男と言うのは変わりはしないという事がわかりマキナはフィンに地図を見せてもらいドローンにインプットするとこれからそのコボルトの根城へ向かいコボルトを片付けると言い村長の家を出るとそこにはエルフのニコが耳をピコピコとさせて待っていた。
「これからコボルト退治に行くんでしょ!だったら私にも手伝わせてくれないかな!!マキナ…ううんマキナさんはわたしよりも強いかもしんないけどさ…このまま恥をかいて生きて行くのは私のプライドが許さないんだよね!!
だからどうか手伝わせて!!」
「やーだね、今回は俺が1人でやる仕事であってニコの出る幕はもう終わったんだからここで待ってな。
仕事が済んでここに戻ってきたら俺に村を案内してくれると助かる。」
一方的に頼んだこともあってかニコはそれ以上何も言う事ができずただマキナに次ぎこそは連れて行くようにと約束させマキナも場合によるとだけ言って言い返すがニコの表情が良くなく…なるべく連れて行くに変更すると表情は少しだけ緩みそれで納得したようでマキナはドローンにインプットした目的地への案内を起動させ移動を開始した。
30分後…マキナはドローンの案内で辿り着いたそこには材質が木と粘土で作られた壁と建造物に見張り台と…材料が著しく調達し辛いこの状況でここまでの攻防一体の建築ができていることに驚きながらもこれから考えた侵入を行うためドローンから得たスーツやドローンの機能を使い男を引き寄せ魅せるセクシーなドレスに換装するとマキナはコボルトが見張る道のど真ん中をワザと見つかる様に歩いていくと計画通りにコボルトがマキナを止め何様かと詰め寄ってきた。
「私、ここのコボルトの長に夜の相手をしにやってきたの。
そこのコボルトさん…通してくださらない??」
「ゴクリ…長は本当にとっかえひっかえ好き勝手にしやが…わかったすぐに開くから待ってろよ。あと美人のアンタだから教えておいてやるが族長の行為は乱暴とか色々と文句は聞くし自分がイッたら終わるとかも数知れずだつまり飽きられないよう頑張れよってことだ遅れるとマズイほらとっとと行きな。」
門番のコボルトは族長に対して不満でもあるかのようにグチを吐き捨てるようにして呟きながらマキナを門の中へ通すと中は中で想像以上にしっかりと警備もされており油断できないと覚悟し族長コボルトのいる大きな建物へと踏み入ると中からは女と獣の声が混じりベッドか何かが軋む音も響き行為の真っ最中だと知るとマキナは音のする方へと音を殺して進み辿り着く頃には絶頂に至ったのか両者の大きな声は無くなり部屋の中からはハァハァと疲れたと言わんばかりの吐息がこぼれていた。
壊レ狂ウ世界でマキナは哂ウ 天乃宇宙(アマノソラ) @amanosora
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