→二章『匣庭の月』篇へ



https://kakuyomu.jp/works/1177354054896228892


それこそが、赤い満月へと至るのだろうか――


『満ち足りた暮らし』をコンセプトとして発展を遂げてきたニュータウン、満生台。

更なる発展を掲げ、電波塔計画が進められ……そして二〇一二年の八月、地図から消えた街。

鬼の伝承に浸食されていく混沌の街で、再び二週間の物語は幕を開ける。

古くより伝えられてきた、赤い満月が昇るその夜まで。


オートマティスム、鬼封じの池、『八〇二』の数字。

ムーンスパロー、周波数帯、デリンジャー現象。

ブラッドムーン、潮汐力、盈虧院……。


ほら、また頭の中に響いてくる鬼の声。

逃れられない惨劇へ向けて、私たちはただ日々を重ねていく――。

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この満ち足りた匣庭の中で 一章―Demon of miniature garden― 【ゴーストサーガ】 至堂文斗 @burityann

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