第53話 曾孫VS曾祖父さん

あくる年


一番先に穂花が男子を産んだ

次に佳代が男子を産んだ

そして陽和も続けとばかりに男子を

産んだ。


オジジイ達は大盛り上がり

曾孫フイバーで毎日曾孫の自慢大会に

あけくれた。


「うちの曾孫が寝返りをうった。

立った。

歩いた

喋った。」


それは賢い、賢いと、嫁が賢いとも

知らず、孫を見ていればわかるものを・・・曾孫まで孫に似たら大変

なんせオジジ達の性格を

丸取りしているのだから・・・

そんな事をオババ様たちが、

はなしているのを

オジジ達はしらないのか?



それから曾孫が4歳の頃

三人、オジジイが曾孫を前にして

大事な話しをした。


右から 西之坊鷹路

雅楽代慶之助

武蔵野寛太


「いいかな、お前達は長子だ。

ワシらはもう長くて20年、短くて

5年じゃ 、死ぬ前には言えないから今

言っておくぞ‼


「世の中には男と、女がおる。

しかしだ、女は金、ブランド品に弱い、今の世の中、何でも金で解決するのは80%然しお前達は跡取りじゃ」


何万と言う社員の生活を預かる身だ

『なんまんて何?』-

小声で慶之助が寛太にきいた。

『饅頭』

『寛太は物知りだな!』

『図鑑見た。食べロ〇』

あぁ、そうか、三人は納得した。

この辺りでジジイ様のDNAが強く

混入しているのが判明


「だから女を知る為30まではあそぶの

だ。」

『エエッ、30まで遊べるの?』

『爺ちゃんが言っているんだから

あそべるよ。Yay! ᐢ ᵕ ᐢ

『え凄いー。』


「そしたら30までに、先祖がいい嫁を連れてくる。


三十までじゃ、お前らの父親達は

勘違いしておってな‼


三十過ぎて来ると思っておってな、

バッカじゃよ。

お前らはシッカリ覚えとけよ。


“三十までには嫁が来る、じゃ。“


浮気も出来ない様な、いい嫁が来る

ぞ ー‼ えーか‼

女の善し悪しをしっかり学べ‼」


「然しだ、バズーカの使いすぎは行か んぞ、お前達は父親譲りのイケメン だからな、用心しろよ。

お前らの父親はヤバかったから

な‼」


3人の子供は同時にパッ、パッ、パッ

と頭に父親の顔を浮かべた!


『うん?』頭をクネクネ

『ヤバイ?』頭をクネクネ

『何が?』頭をクネクネ

三人の男子は頭を寄せて

『パパ達、バズーカ持ってるんだ』

『ずるい‼』

『ママに聞いて探して俺達も

遊ぼー』

『うん、賛成‼』


クルリと、向きを変え、また爺の

話しを正座で聞く。長々と1時間。


その日の夕食の前、慶一道が風呂場へ行くのを確認すると、慶之助は陽和にきいた、『ママ、ママ』

陽和も思わず小声になる。

『なーに?慶之助』

『大おじいちゃんから聞いたんだけパパ、バズーカ持ってるらしい

よ。ずるい‼』


「 エエッ、バ、バズーカ?」


「うん、凄く凄いんだって

パパのバズーカ凄いって

バンバン、

大おじいちゃんが言ってた。


『何処にあるの?』」

陽和には思い当たるのはアレしか

ない。

オジジ達は何を教えているのか?

とりあえず誤魔化さねばと



「エッ(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…ないよ

無い‼そんな危ないもの、

ひいお爺ちゃんふざけたの

よ。」



しばらく考えて、考えて、かんがえた。

それ以上の説明はどうするのか!


そうこうしているうちに慶一道がお風呂から上がってきた。

バスタオルで腰をくるみ

フエイスタオルで頭を拭き拭き笑い

ながら言った。


「おい‼ 陽和、俺のバズーカに

ほれるなよ。」と腰をグルグル

回してみせた。ゲッ!!


ハラリ、桜の花びらが落ちるように

はたまた、紅葉の葉っぱが堕ちるように、バスタオルが落ちたと同時に、


ボロン‼Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!


現れたのは、お珍〇


慶之助はじっと慶一道の〇を見た。

(⚭-⚭)じー

慶之助バンバン バンバン

と二回腰を振り慶之助を追い回し

始めた 。

٩(๑>∀<๑)۶♡パパ〜

「まてぇい慶之助バンバン」

ε=ε=(۶⊙︎∀︎⊙︎)۶ ヒャッハー!!


ゴルァ!!慶一道‼

「せっかく、誤魔化したのになんじゃ い、

《エッ、オッ、何なに?ふざけた、だ けたろー 》パンツはけ!」


母親の陽和が慶一道を見て不機嫌に

なったので、慶之助は大じいちゃんの言葉を思いだした。


「お前らの父親はヤバかった

用心するんだぞ‼」


それ以来バズーカの話はしなかった

母親が豹変するのが分かったから。

\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/



ドン、デン、ボーン

三人は合わせたかのように第2子を

妊娠していた。

佳代、陽和、穂花は、お互いのお腹を撫でる。


今日は慶一道の実家で鍋をする

曾祖父さん達はもうノコノコやって来た。

佳代も陽和も穂花も、爺さん達には

頭を悩ませていた。

佳代が最近のオジジの話しをしてきた。


「おじいちゃん達、言っている事は

さながら間違いでは無いけどね!」

教育上良くないよね!」


陽和は諦めたように言った。

「それとなく注意しても、直ぐボケた ふりする し

話になりませんよ。」


「そうですよ!長くて20年、短くて5

年なんて言っているけど

死ぬの忘れるくらい元気なんですも

ん、 死なねーよ。」

穂花も呆れてしまっている。


ブツクサブツクサ嘆く嫁を後目に

旦那達が夕食時に顔をそろえた。


今日は、カニ鍋。

三家が集まりナベパーティ。


慶一道を頭にどやどやと入って来た。


開口一番 慶一道が



グツグツと煮えたぎる鍋をみて

それから


嫁達の体型を見て大声で笑った。


次に、

横綱、臨月佳代 のやああぁまぁ

佳代のぉやああぁまぁ

ドスコイ、ドン、ピョンピョン

ドスコイ、ドン 、ピョンピョン


大関、陽和のぉやああぁまぁ

はちかああぁげええぇつぅ

はちぃかああぁげえぇつう

慶一道と颯太が向き合いパンパンパン


関脇、穂花のおおやぁまぁ

ななかぁげええっう

ななかぁげええっう。

颯太と慶一道は、塩をふる動作をする。ポンポーーン

自分の腹を叩く慶一道と蒼太

相撲独特の言い回しで紹介するようにうたうのは鷹斗。

鷹斗が読み上げている中、慶一道と

蒼太もドスコイ、ドスコイとしこを

ふむ。

》》》


・`Д´・ム━ヵ!!

`ーωー´イラッ

キィィィ!!((ヾ(≧皿≦メ)ノ))キィィィ!!


三嫁はいらついた。

相撲〇りにした本人が言うな‼



=͟͟͞͞ァホ━━ァホ━━


3嫁は、お爺の鬱憤から

帰りの遅い事、子供の面倒をたまには見ろ‼産ませっきりのそれっきり

あと、関係ない事など思いだして


たまには子供の面倒見ろよ。

ジジイ様に預けっぱなし

大事な息子は

🐙の足を咥えてジジイ様と遊ん

でいた。


花を並べては美人はどうのこうの


ちょっと水族館に行ってて来ると言いながら沖縄まで行っていた、

近所のラーメン食べに行くと出掛けて北海道迄行っていた。


ムカつく事を口、口、口が止まらない。


スッカリ小さくなった三人は

反省した。顔を見上げ正座して、

デンと踏ん張った3嫁に

明日のスケージュールを、差し出す。


次に携帯電話をあずける。次の朝まで、まだまだ嫁達は信用して居ない

然し慶一道、鷹斗、蒼太はしっている。

嫁のバックの中には離婚届が

御守りの様に入っていることを、


この鍋パーティーが裏切り一つで

消えて無くなる事を、

浮気の定義はどこからどこまでかは

分からない。

体の関係を持っても、あそび、こんなはずでは無かった。

然し浮気して最後に行き着くのは

孤独、息を引き取る時に沢山の家族や、仲間に楽しかった。と

言えることが幸せの定義ではなかろうか。



一時の気の迷いには気を付けて‼

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🌼浮気男のシンデレラ ルミン @rumiko35211

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