劉懐粛2 猛将猛攻す
そして
「あなたさまのお力が無ければ、
私は帰るべき先を失うところでした」
だが、
まだまだ諦めない。
かれらが
劉懐粛、さっそく出陣、粉砕。
樂志らを晒し首とした。
守備総督とし、
それから間もなくして、
このエリアは
なので劉懐粛は劉毅の副官に抜擢。
あわせて
桓玄残党はしぶとい。
今度は
劉懐粛、彼らも打ち破る。
更に
桓玄残党と手を組み、暴れ回った。
ここにも劉懐粛は志願し出陣したが、
打ち破ることができなかった。
さて、劉懐粛。
劉懐粛の武勲は間接的に
劉裕の発言力向上につながる。
なので劉毅、
劉懐粛が失敗したのを狙い、
罷免を奏上。受理されてしまう。
407年、劉懐粛は病死した。41歳。
子がいなかったので、弟の
自らの子の
劉懐粛の爵位を継がせた。
江陵既平,休之反鎮,執懷肅手曰:「微子之力,吾無所歸矣。」偽輔國將軍符嗣、馬孫、偽龍驤將軍金符青、樂志等屯結江夏,懷肅又討之,梟樂志等。道規加懷肅督江夏九郡,權鎮夏口。除通直郎。仍為輔國將軍、淮南、歷陽二郡太守。二年,又領劉毅撫軍司馬,軍、郡如故。以義功封東興縣侯,食邑千戶。其冬,桓石綏、司馬國璠、陳襲於胡桃山聚眾為寇,懷肅率步騎討破之。江淮間群蠻及桓氏餘黨為亂,自請出討,既行失旨,毅上表免懷肅官。三年,卒,時年四十一。追贈左將軍。無子,弟懷慎以子蔚祖嗣封。
江陵の既にして平ぐるに、休之は鎮に反り、懷肅が手を執りて曰く:「子の力微からば、吾れ、歸す所無からん」と。偽の輔國將軍の符嗣、馬孫、偽の龍驤將軍の金符青、樂志らは江夏に屯結し、懷肅は又た之を討たば、樂志らを梟す。道規は懷肅に督江夏九郡を加え、權に夏口に鎮ぜしむ。通直郎を除せらる。仍いで輔國將軍、淮南、歷陽二郡太守と為る。二年,又た劉毅が撫軍司馬を領し、軍、郡は故の如し。義功を以て東興縣侯,食邑千戶に封ぜらる。其の冬、桓石綏、司馬國璠、陳襲は胡桃山に眾を聚め寇を為し、懷肅は步騎を率いて討ち之を破る。江淮の間の群蠻、及び桓氏の餘黨の亂を為したるに、自ら出討を請い、既にして行けど旨を失わば、毅は上表し懷肅が官を免ず。三年に卒す、時に年四十一なり。左將軍を追贈さる。子無く、弟の懷慎は子の蔚祖を以て封を嗣がしむ。
(宋書47-2_暁壮)
桓玄残党がしつこい! なんなんだこいつら。いったいどうしてそうもしつこく食い下がったんでしょうか、まぁ今さら降伏したところで先もないだろうけどさ。しかし劉懐粛と劉毅とか、すっげえ緊張感あったろうなぁ。晋書とかではさらっと「劉毅は配下の劉懐粛に敵を討たせた」って書かせてるけど、こっちで見るとすっげえヒリヒリ来ますぞ……。
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