第10話 第65期王位戦七番勝負第4局

 伊藤園お〜いお茶杯第65期王位戦七番勝負第4局は、藤井聡太王位の完勝でした。

 第3局までは、途中まで渡辺明九段の方が優勢だったと思うんだけれど、本局では藤井聡太王位が不利な局面というのは、ほとんどなかったみたい。

 渡辺明九段としては、先手番で落としたのが痛いと思うんだけれど、過ぎてしまったことは仕方がないです。

 今から出来ることをやるしかない。

 相手はなんといっても七冠王ですから、弱いはずがない。

 念入りに作戦を立てて、局面をリードして優勢な状態で終盤に突入して、それでも勝ち切るのは難しい相手なのです。


 ただ、本局の91手目で見せた☗2二角という角のただ捨ての勝負手は、もし藤井聡太王位に持ち歩がなかったのであれば、逆転していたかもしれないということで、渡辺明九段が最後まで諦めない姿勢を持ち続けていたということでしょう。


 渡辺明九段が第7局まで持ち込んで、逆転しての王位奪取を期待します。

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将棋界の話――ご主人さま、王手です❤―― 魔女っ子★ゆきちゃん @majokkoyukichan

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