猫って泳ぐんですね……! きく姫!!
てっきり周が助けてくれるのかと思ったのでまさかの内藤さんでした。周はどこに。
そして、左手のくだりが素晴らしいです。他人任せでない宙。
溺れる描写もリアリティがありますねえ。翡翠色というのも的確だなあと。
あとだいぶ前の回になりますが、当時の日本ではお誕生日を祝う習慣がなかった、というのも意外な豆知識でした。
作者からの返信
猫が泳ぐかは、ネットで調べましたよーだからたぶん泳ぐはず(笑)わたし猫かってないもので……
本当は内藤ではなく、周を登場させようかと思ったのですが、あまりにできすぎてるなーと思って。
誕生日はよほどの偉人じゃないと記録にも残ってませんでした。
だから誕生日という概念はきっとなかったはず!
日本人は、生まれた日ではなく、七五三のように、節目節目をお祝いしてきました。
なんで七五三かというと、七歳(数え)までの子どもは神の内といいまして、乳幼児の死亡率が高かった世では、いつ亡くなるかわからない。つまり神に連れていかれてもおかしくない存在だったのです。
だから、3歳5歳7歳を通過した時によく生きてこれたという意味でお祝いしたのでした。
緊迫の水の中でのシーンうまいです。
そして、助かってからの「命を懸けなければ、この何物にも縛られない自由な空を~」のくだり、いいですね! タイトルのあまねく空をってこれのことですか?
作者からの返信
ありがとうございます。
「あまねく空を~」の後は「飛ぶ」でも「知る」でも「見る」でもなんでいいのです。読んだ方が好きな言葉を入れてくれたらと思って「を」でとめてます。
宙が水落ちするのは、朝ドラあるあるです。なぜ朝ドラかは、あとがき読んでみてください(笑)
「歓声が沸き起こり、みなの労苦が結実した白い紙は、国家の公益とならんため旅立っていった。」の「国家の公益」というのが時代を表わしていて上手い表現だなと思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。
ほめていただいたのですが、たしか国家の公益は参考文献から引っ張ってきた記憶が……
この時代、私益よりも国のために動くのが美徳でしたからね。
今では絶滅した考え方ですけど(笑)