梅雨色ピンク

 このタイトルがまず面白い。


梅雨って、ピンク?

梅雨色のピンク?


頭を捻りつつ読み始めると、なるほど……



ずっと好きだった。

ずっと、ずっと!


それは恋する思いが、ひたすらピュアな時代のお話です。


自分への折り合いの付け方も、そして大好きな相手への思いやりもまだ不器用で、そしてそれ故に気持ちが空回りしたり、すれ違ったり。


誰も悪くないのに、お互い心が傷ついてしまうお年頃。

そんな傷つき方が許されて、その痛みが心の糧になっていく、柔らかな心のお年頃。


読んでると、へへへっと思わずにやけてしまうのは、あの頃の自分が思い出されるせいでしょうか。


まるでピンク色の炭酸が弾けるような、可愛くて、こそばゆい恋の話。

梅雨が明けたら、きっと突き抜けるような青空が広がって、青春!って感じの夏の物語が始まるのでしょう。


いや、こんなふうにキュルン♡ってなれるのは、若さの特権ですなって、みんなでニヤニヤしませんか?


著者 結羽


「梅雨色ピンク」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054913214461/episodes/1177354054913214545

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